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165cm
背伸びする 172cm
椅子の上に立つ 212cm
たんすの上に ひざまずく 423cm
屋上にいく 2665cm
富士山に登る 377765cm
飛行機 エコノミーに座る 1 ....
あの日から、もう何日も食べていない。
今度、目をつむったら、二度と空を見ることは無いだろう。
今思えば、カゴの中の毎日は、何も不自由な事は無かったんだ。

あの日、カゴの扉が開いてい ....
レシート01

幾重にも重なったメシュの向こうに
夏の日差しが張り付いていた

平縫いを、急げば針が人差し指を刺す。ちじれた網は広がり続け、きびなごを捕らえようとする。
日は高くなり、雲は ....
少し辛すぎる事があると
そっとベールを一枚一枚
かけていくんだ
僕の涙が見えないように
僕の悲しみが透けないように

僕が想う君との距離と
君が想う僕への距離を考えて
落ち込んで
僕 ....
もし俺が総理大臣なら
死を見世物にする
東京ドームにて夜七時
盛大なギロチンショーは
テレビにて全国中継される

今日は四歳の子供を
立体駐車場から突き落とした
十二歳の少年の処刑です ....
くるくるまわった鳥たちが
おめめをまわしてうたいます
今日のお空はもえている
あしたもきっとあえるよね
ぴーちちちちち ぴーちくぱっ

おどりにおどった鳥たちが
はねを休めてうたいます
 ....
鳥が一羽
空から落ちてくる
土に叩き付けられる
首が奇妙な向きに折れ曲がる
ぼくは死体に歩み寄り
背負っていた麻袋を下ろす
鳥自身なにが起こったのか判っていない
証拠に
丸く目を見 ....
1.
顔を洗って髭を剃ると
私の顔は鏡の中にあった

洗面所の窓
その外にはいつも外があって
夜がまだ薄っすらと残っている

貞淑なやす子は朝食の後片付けをしている
今までの毎朝 ....
いっこうにかまわないよ
赤唐辛子まるごとでも
肉厚のにんにくひとかけ
適当に刻んで
汗ばんだ体温で茹でるスパゲッティ
沸騰する茹汁の泡々
鍋に浮かぶひとかたまりの雲に
見入ってしまう
 ....
気が付けば あたり一面 光
影ができないように
四方八方から 光が監視する

光と影は ひとつの空間を共有するものなのに
影はその場を追われて
奥へ奥へと 追いやられる

光をあてなが ....
二十数年前
大量の醤油を飲んで自らの命を絶った科学者がいる
それが私の父だ
いったいどれくらいの醤油を飲んだのか
警官が説明しようとすると
母はそれを遮り
私の手を引いて長い廊下を歩き ....
にんじんの悲しみは ピュ―ラーで一枚剥けばはがされる

じゃが芋の苦しみは 包丁のかどで丹念に取り除く 
芯が残らないように  
これは ソラニンっていう猛毒なんだって

玉葱の恨みは じ ....
今日は月曜日
私 今週から恋をするって決めたから

だから とびきりのイイ女になろう
真っ白のワンピースは
ウェディングドレスにも負けない戦闘服
幸せになる香り  ベビードール
パールホ ....
底の底。最も底。黒を通り過ぎた黒。
ゆっくりとゆっくりと、青い腕は延びてくる。
血管の浮き上がる、細い腕だ。
空は鈍く、光を失う。
意気揚々と振り上げられるその腕。
空拳。
空を手応えなく ....
今日は実はジムクカマが起き
町民がみなジョハヤタレだった
キウタレマがキウヤハレでもあったので
騒ぎはイウタレタになり
しかたなしにジウヤタレ爺がコタウイアオを取り出し
オウヤタレを遠くから ....
プラトニックでも
自分に素直であれば
満たされると思っていたのに
彼に抱きしめられた瞬間
確かに 私は
物質的なものを求めていた

こんな事をしたのは
私のブラウスのボタンを
なんの ....
ハピネス。
幸せについて語ろうとすれば
それは光のように輪郭をなぞって透けていく
影はすべて
光を雄弁に語るハピネス。
流れ、を捉えることが難しいのと同じくらいに
私たちが生き残るのは ....
ふわりと風に持ち上げられて
風船はまた
地面に這いつくばる
いつの間にか
ずいぶん膨らんだ気がする

大きく息を吸って
ゴムの口に吹き込む
酸素と二酸化炭素の比率
だけが
中と ....
いわぼっけさんの自由詩おすすめリスト(48)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
等身大- 湾鶴自由詩7*03-7-28
隙間- 恭二自由詩103-7-26
レシート01。- 湾鶴自由詩303-7-22
- 玉兎自由詩303-7-22
死を見世物にせよ- 紀ノ川つ ...自由詩303-7-17
鳥とうたえば- かなりや自由詩2*03-7-14
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時代- たもつ自由詩1703-7-11
ペペロンチーノ- 野島せり ...自由詩803-7-10
- 雪井世良自由詩103-7-10
醤油- たもつ自由詩9203-7-9
ビーフシチュー- 野島せり ...自由詩303-7-7
恋愛生活- 野島せり ...自由詩103-7-7
陰影- うさぎや自由詩203-7-5
バレテイウナハのコレタヤス- 菊地静達自由詩303-7-3
プラトニックの充実なんて- 野島せり ...自由詩203-7-2
ハピネス- いとう自由詩5703-5-12
ぼくがいる証拠- アンテ自由詩15*03-4-4

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