すべてのおすすめ
猿達は遠い楽園に囚われる


夕日見るタイムが日々に多々あった


公園に広げたハムが穴になる


傷付いていたことに気付いて痛い


生きた日に手を合わせては拾う星
          - 自由律、因果律



 クスクスの ハリッサ良く效く 辛さ哉


 材料は、 牛乳、卵、 「白い粉」。


「プディング」 は 食べたが 「プリン」 など知 ....
           - L'impromptu 自由律



サブタレニアン護摩誰や五月雨や



因る戀は射干玉ありふれた{ルビイデア=ιδέα}



チョコを ....
          l'impromptu 自由律


帽子は本日に相應しい途惑い


偏愛(だ)チープカシオは妥協ではなく


{ルビ時計=Uhr}見る同樣に{ルビ眼鏡= ....
ことばとは 個とは をコトコト煮込む午後


至る所にうんざりするほど金木犀


あの街の三原色が原風景


カッコよく過去を書こうとして加工


足し算と掛け算の間の風車
 ....
たてがみの形に手紙宿す風


モノクロでロングなのろいモノローグ


白日の白目で自白 百日目


借り物の楽しさで悲しくなれる


アリの子とアリス アリの巣へ飛び込む
サイコロで行方不明になった空


森のなかピアノを鳴らす遭難者


感情はリズムにのって消えていく


回りながらいい言い回しで回想する
言葉が追いつかない街で笑おうか


室内

無駄に

行される



壊れたあの秋は何色だったろう


グロテスクな水槽のそこに在った声


夜の真ん中に座って ....
言葉から言葉へ向かう紙と声


たくさんの背景がある背中たち


存在が宿るのを待つチョコレート


きみの目の先には雪が降っている
誰何する声のさなかのスイカ割り


数式といっしょになったお葬式


お惣菜コーナーにある物心


思い出す泥の匂いと冷たい火
クッッッッッソ丁寧にくらしたい


広葉樹「直射日光だ~〜いすき♡♡」


花見客の中にサクラが混じってる


ダイイングメッセージまでも五七五


哀しいことを宝石として仕舞 ....
顔もわすれたのに憶えている声


その星を物語だと想ってる


言葉を知る前に聴いたモノローグ


あなたのあとがきに揺れている木陰


お話が終わってもまだそこに居る
ゴーストタウンに記憶を浮かべてる


内側のわたしの夜と星の外


グランパとグラタン食らったんだよな


生きていく その日々ではなくなっていく
永遠のほうからきみが手をふった


夕暮れは{ルビ灰色=グレー}な憂いにゆれている


きみの言葉が音楽に混ざる春


そらに浮かぶ雲を思い浮かべている
その日々が日にちのなかに埋まってる


人類か類人猿か親類か


それぞれの青 誤差の中に生きてる


眼球がカメラのように君を見る


田螺とか螺子の匂いがちょっと好き
その結露がわたしのバス停だった


生きていることは光を伴った


ちょっとした空洞にいる目をとじる


足裏にいつかの雲が乗っている
バランスがバラバラになり薔薇になる


目を瞑るようにカーテンをしめる空


自分では分からない自らのこと


言葉の裏側に眠る虫の声
蜘蛛の糸で結ばれている壁と壁


あまりにも多くを語らない余白


なんの意味もなくて涼しかった日々


理科室の水道 メダカのうたかた


日かげでは私が白く祈っていた
手から一瞬で零れていく瞬き


教科書にない感情と立ち竦む


きみの空洞に夜空が降っている


夏のひかりで優しさを透かしてた
次元を超えて夢をみる枕元


ものがたり ともに暮らした者があり


指先に入道雲を浮かべてる
パラダイムシフトが起きたパラダイス


その星はなくなっていく 繰り返す


お話は遠くはなれて詩になって
無季自由律書くムキムキな腕で

俺の冷蔵庫魂が火を吹くぜ

タ仏という時間を司る仏

血のついでに心も盗んでいく蚊

アホになることで時空を歪めたい

宇宙人でも楽しめる恐竜展
 ....
あのときの瞳と見てる鐘の音


あざやかな後悔の色 好きだった


きみの飛ばした靴に落ちていく空


知らない本の中に知らない夏がある
窓の形で幸せを切り取った


眩しくて静かな庭に眠る雨


人格が曖昧なまま見送った


空が完璧じゃないこと知っている
目が覚めるまで牛を数える

あなたではない夕焼けの犬

果物たちの輝きの果て

最終回の最後に回る

考えているふりをする脳

あっけなく開くフタの静けさ

物語が終わって ....
段落に無数の恋が落ちている


ぬるま湯に解答用紙が浮かんでる


悲しみの雨に塗り絵が濡れている


日常を綺麗と思う 思っている
おだやかな田をたおやかに耕した


綿菓子でまやかしみたいに甘やかし


降っている小雨に触れた傘を振る


生き残ったわたしが星を燃やしてる


優しい場所にひとり取り残され ....
何食わぬ顔で何かを食っていた


葉が落ちる 羽化して浮かんでいく 光


消えていく 生きていく記憶を描いて


小説を超絶饒舌に語る
ほのぼのとのほほんとした本を読む



蝶のように喋り 蜂のように出逢う



夕焼けの下で朝陽を待っている



他人事みたいに春の傘を差す
微睡みの中 よくわからない場所にいる


誰も覚えてない人の卒業式


モニュメントもにゅもにゅさわるモーメント


寒色の感触冷たいダジャレ言う
鵜飼千代子さんの川柳おすすめリスト(116)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
生き息- 水宮うみ川柳2*23-11-15
Die_Gestalt- 墨晶川柳3*23-9-23
君はエケルチを視たか- 墨晶川柳3*23-5-11
身支度- 墨晶川柳4*23-4-30
もちもちの月- 水宮うみ川柳3*21-10-20
白い時間- 水宮うみ川柳1*21-10-11
転がってった- 水宮うみ川柳2*21-10-9
空き箱に秋空- 水宮うみ川柳2*21-10-4
雪の結晶- 水宮うみ川柳2*21-9-28
物心- 水宮うみ川柳5*21-9-25
小籠包飽き飽きするほど食った秋- 水宮うみ川柳9*21-9-12
おはなし会う- 水宮うみ川柳3*21-9-11
ゴースト- 水宮うみ川柳3*21-9-6
川沿いの桜- 水宮うみ川柳2*21-9-3
青色- 水宮うみ川柳2*21-9-1
あるひかり- 水宮うみ川柳3*21-8-30
ばらばらの言葉- 水宮うみ川柳4*21-8-22
その城の白さ- 水宮うみ川柳3*21-8-11
幻と思う- 水宮うみ川柳2*21-8-10
明日のこと- 水宮うみ川柳2*21-8-4
パラレル離れる話- 水宮うみ川柳2*21-8-1
辞書はいらねえ_辞書入らねえ- 水宮うみ川柳3*21-7-25
教科書の中であなたは春だった- 水宮うみ川柳5*21-7-21
愛の味_曖昧にまた頷いて- 水宮うみ川柳3*21-7-17
フタの開く音あっけなかった- 水宮うみ川柳2*21-7-14
流るる- 水宮うみ川柳3*21-7-5
雨に触る- 水宮うみ川柳3*21-7-2
羽はない- 水宮うみ川柳6*21-7-1
いつか仄かな灰になる- 水宮うみ川柳3*21-6-7
感触- 水宮うみ川柳2*21-6-3

Home 次へ
1 2 3 4