い、痛くないの?

男のひとの満足げな顔って決して嫌いではないのだけど

京急立合川駅って普通電車だと運転免許試験場のある鮫洲駅からひと駅
競馬の好きな方なら大井競馬場への最寄駅で通り良いかも

翔太さんと判れたあと
自暴自棄になっていたのかも知れない

友だちの友だちから紹介されたようなひとだったのだけど
別れたひとのこと忘れられそうな気がした

はじめは普通のひとっぽ ....
太った女の子が座る
通勤電車の車両接続部
近くのシルバーシート

彼女の平面図は四角柱。
正方形二枚で蓋をした
立方体に近い六面体

車内温度は高い
弱冷車両だが、人の数は多い
円錐の叔母さんが叫ぶ

あんたその席に座っていいと思っているの

近くには特に老人もいない。
かわいそうに立方体に近い六面体は
赭ら顔で立ち上がり
僕の横の吊り革に掴まる

立方体 ....
甘えんぼな あたしは
あったかいひと
やさしいひとに
ふれると

ホワンとしたきぶんに
なってしまう

気を全開にゆるしてしまう

たまに失敗することもあるけど
猫の勘はたいがいあたる

あったかいひとは
ひとの痛みをしっている

ことばのとらえどころが
きもちいい

だから
ハグされたくなっちゃう

そんな あたしは
ひとから言わせると

とって ....
{引用=前書き: 
毎日暑い日が続きます。毛深い方、そうでもない方、弁別すれば薄い方、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
ご好評をいただきました「陰毛を考える」もいよいよ最終回となりました。
引き続き、
陰毛ファンでない方には下世話な内容に不愉快をお感じになる向きもあろうかと思われますので、読み飛ばされる事をお勧め致します。
また学識・教養を深めたいマニアの方にとっても、何ら学術的な内容 ....
 淡雪は炎のように降りつもりきみの素肌の灼熱を知る



 凍蝶の滑り落ちゆく黒髪にかかる吐息は結晶化して



 性愛の天を凌いで伸びる蔓 凌霄花は空にまみれる



 梔子の白昼夢からあふれだす途切れ途切れの白いさざ波



 三日月に腰掛け星を集めてはきみの星座を鎖骨に飾る



 月の海にあなたは果てて静かな ....
本当のかなしみを知るひとは
かなしみのあり様をあれこれと邪推せず
涙で濡れた手のひらにあたたかな眼差しを重ねてくれる



本当のかなしみを知るひとは
ひとの過ちをあれこれと論ったりせず
夜空に散らばった星屑のひとつひとつ共にひろい集めてくれる



本当のかなしみを知るひとは
ひとびとのちいさな幸せをあれこれと僻んだりせず
まるで我が事のように喜んでくれて


 ....
猿ぐつわを噛まされた
裸の青白い男が椅子に坐っているので
私はどういうわけか
ふるさとを思い出さずには
いられない

椅子の背に両手を縛りつけられ
陶器のようにつるりとした太ももに
一滴 そしてまた一滴 と垂れ下がる
男の涎よ 無言の叫びよ
――もっと聴かせてほしい

窓辺に止まった鴉の眼差しは
猿ぐつわの男の弟の反映である

遠く近く流れるファンファーレは
決して ....
大きな空の真ん中に
言葉にならない穴があって
その奥の色は群青色で
いろいろなランプが
つり下がってる。

いつでも自分は一人なのですが、

このごろますます一人なので、
言葉にならない空の穴を
一人眺めては、ため息をつき
一人眺めては ため息をついています。

ほかの人には見えないらしく
日々は何かと無駄が多すぎ
とても困った状況なのですが、
切迫観がありませ ....
※アメリカのライト・ヴァースの経緯については「ライト・ヴァース雑感2」をお読みください。→https://po-m.com/forum/showdoc.php?did=215625


こちら、「ライト・ヴァース雑感」には、はじめてアメリカのライト・ヴァースを読んだ私の、初心者ならではの感想が書いてあります。

最近、ライト・ヴ
夏休み
坂の途中の煉瓦塀
遊び疲れて帰る途

突然、夕立の中
古いモノクロフィルムの
縦縞ノイズのような雨が降る

崩れかかった煉瓦塀の
裂け目から洋風の庭に
飛び込む
そこは荒れ果てた雑草の
勝手な方向、長さ の雑草の
渦巻く中空に雲のある
野ばらの蔓の朽ちかけた
洋風の庭が広がっている。

アオミドロの濃い
沼のような 形の崩れた池
沸々とガスが出そうな池 ....
バケツをひっくり返したようなって言われても
ピンとくるわけじない

ひところ軒先で騒がしかったツバメの巣はいつの間にやら静かになっていて
育ち盛りと餌を催促してた雛たちは
ハーメルンの笛の音に誘われたのか南の国へと旅立っていた

月島界隈で見かける取壊し間近な廃屋
昭和という時代は確実に死に絶えていくように思え

それだからこそ野良猫は野良猫らしく
時間貸し駐車場の片隅で
 ....
初出:詩と思想2010年5月号
「ネット詩の可能性」というテーマで依頼を受ける




 私自身の話から始めて恐縮だが、以前声高に叫んでい
た「ネット詩」という言葉を、何年か前から意識的に使
わないようにしている。この言葉がまだ残っていること
自体、ネット上の詩の活動がまだ何も成し得ておらず、
かつ、他の媒体がネットという「ツール」に向けて、何
らアクションを起こせていないこ ....
産まれ生き苦しみそして死んでゆく
 たった一行闘病短歌

日赤の病棟入り口掲示板
 嘆歌とあって朝顔も書く

これからは口語短歌の詩人です
 出来損ないの痛みを堪え

銀色に輝け外科の中庭の
 リハビリ用の純粋階段

くるしみを並べるうたはもうやめだ
 君の前では恥でしかない

ここからは我の屍を越えてゆけ
 街道上の怪物が問う     ※


{引用=    ....
ふぁ〜あ
Wake Up This Morning
朝だ 朝のブルース聴いとくれ


歪んだ空間に像を結んだ視線の先に
必ず潜んでいるネズミにご挨拶
ネズミの寝起きは良くない。
 
明るい庭先で尻尾を振っている
想像通りの行動様式の犬
犬の寝起きはすこぶる良い。快調だ

欠伸によって空間は
宇宙の彼方に水没し
その水中に予想通りの猫の伸身

突然パラレルに動き ....
 
お茶の水橋を医科歯科大学の方向に渡る と
すぐ聖橋の下を潜って秋葉に抜ける道へと右折する。
途中、神田明神から降りてくる坂の方向に左折し、
秋葉の方向へ右折する 
と いつもの明神下の路地が現れる。

明神下の路地を明神通りから入ってすぐ右手になじみの居酒屋Tがある。カウンターに腰掛け、「今日はムしているから 生 ちょうどぁい」と第一声
カウンター越しに「あいよ」と威勢のいい亭 ....
ダイエット目的にはじめたジョギングだったはずなのに
夢はホノルルマラソンなんて張り切っている

フルマラソンって42.195kmも走るんだよね

あの子の精神構造ってどうなっているんだろう

単に楽しんでいるだけじゃ満足できなくて
そのうち険しさとか求めるようになる
やしの木陰で日がな一日のんびり過ごすって訳にはいかなくて

これが道ってことなのかな

剣道とか柔道とかの ....
開け放たれた窓からは
初夏の高台から望む
雨上がりの小さな街が一望出来る。

マッチ箱のような小さな家には
色とりどりの屋根が
張り絵のように
斜面にへばり付いている。

空は真っ青ではあるが、
垂直の奇妙な虹のまわりに
ぽっかり白い雲が浮かんでいる。
白い雲が浮かんでいる。

雲はふわふわと漂っているはずだが
窓から見た雲は静止していて
小半時も経てばどこぞに漂っ ....



春を見て
鳥はなんて思うだろう

月を見て
蛙はなんて思うだろう

虹を見て
花はなんて思うだろう

雪を見て
雲はなんて思うだろう

空を見て
木はなんて思うだろう

川を見て
星はなんて思うだろう

光を見て
魚はなんて思うだろう

教えたくても
教えられない

知りたくても
知り得ない

僕を見て
君はなんて思うだろう
 ....
風が駅前の野原に吹いている。
野原に生えた野草の葉は
優しくうなずきながら
隣の葉にお辞儀をしている。

風が駅前に優しさを運び
優しさで満ちあふれた
空き地の前に僕は独り佇む

風を拒むように立派な駅舎はあるが、
緑の風は改札を抜け
ホームを横切り反対側の引込線の向こうの
空き地まで吹き抜ける。

その先には幽霊屋敷のように
空き部屋の目立つ
五年前には新築だった ....
昔たってそんな昔じゃない昔
筑豊とかの炭鉱では女のひとも坑内で働いていたらしい

上半身裸で乳房丸出しの腰巻き一枚
薄暗く蒸し暑いヤマの奥底で
気の荒い男衆に混じり
掘り出したばかりの石炭をトロッコで運ぶ後向きさんって呼ばれてた

あまりにも凄いよなあって思うばかしだけど
お金を貯めて何かをしようとか
欲しいものを買おうとか
自分だけのためだったらそんな仕事続けられない気がす ....
話せば判る

夫婦喧嘩した際、父が母に言い放ったような

パパとママ、どちらが好きなの
そんな母の発した答えようもない問いかけに弟と私
布団のなか、ひたすら息を潜めるばかりで

話せば判る

果たして本当なのだろうか

母と娘
とことん話し合ったとしても決して判り合えるわけじゃなく
たとえ判り合えなくとも赦せる
最後には赦される
そんな根っこにあるものに辛うじて支え ....
こんな顔をして家には帰れない気がした
ヨシミは自転車で夜を町を走っていた
お母さんをさがしてパチンコ屋さんをわたり歩いていた
カゴのなんでもバッグにケイタイがのぞいていた

目からなみだがあふれていた
風をうけているのに乾かなかった
泣いてるわけではないのかも知れない
風が目にはいってでているだけのなみだなのかも知れない

外灯や町あかりがたまにケイタイのおもてにあたるたびカワバタからの着信かと思 ....
仕事に疲れた重い体を 
露天風呂に、沈めていた。 

天使みたいな女の子が 
裸のまんま駆けて来て 
けっつまづいて、膝を押えて 
半べそ、かいた 

若い父さんがやって来て 
逞しい両腕で 
小さい天使を包みこみ 
赤く腫れた膝小僧に、キスをした 

今頃、隣の女湯で 
背中を流している君の 
天使の頃を、思い浮かべる僕は 

露天風呂に沈みながら 
畳んだタ ....
えっ、ここなの?

翔太さんに背中押されるようにくぐった暖簾
彼とはじめてのデートだしお洒落なイタ飯屋さん期待してたのに

お母さん、ただいま!

彼の挨拶に笑顔で答える和服姿の女将さん
勧められるままに彼女の真向かいにふたりして陣取った

やっぱはじめはビールだよね

ぶっきらぼうに注ぐ手つきが男らしくて
めったに口をつけないビールが美味しくいただけた

新橋駅烏森 ....
 ぼくはまだいちご泥棒と眠りたい置き忘れたものばかりの園で


 衝動を積み上げていく指先に梶井のレモンわたしのオレンジ


 気だるさはインクに滲み水底の青い散文髪に絡まる


 紫陽花に傘をさし出す君の手に蝸牛ゆき軌跡が光る


 あお、みどり、むらさき、翡翠、リラ、群青、水色、そして虹の水無月


 ストロベリーチュパチャップス棒が抜けぽっかり胸に穴 ....
久かたぶりに訪れた渋谷センター街
取り壊し中の建物とかあったりして何となく余所よそしさを覚える

平日の昼間ってこともあるのだろうけど

チーマー、ガングロな人びと
そして神話の国の神話な街

ベルリンの壁が崩壊したのは二十一年も昔だっていうのに
懐かしさは何年も前の出来事をまるで昨日のように蘇生させるのか

殲滅せよ!

渋谷系と持て囃された街並みでさえも
結局のとこ ....
忘れられた小さな空がある。

初夏の風を受けて
駅に続くなだらかな坂道を
歩く途中にある
金網のフェンス越しに

名も知らない花の群生
赤紫の小さな花を
背の高い茎にたくさんつけながら
強い陽光一杯に背伸びする

太陽の光りは強いのだが
駅舎と背の高い草との間に
見える空は青く小さい

ホームにはたくさんの人が電車を待つ
そこから見上げる空も小さい
その空を見上 ....
ローテイトする空気
ツンとした金属
それが君

つい触れてしまいたくなる
そびえる金属の塔
不可思議
早巻きでみる植物のように
私は蔓を伸ばし試みる
君への動脈
ツンとした金属
相手にされない朝顔の
不様な抱擁
続きます

ローテイトする空気
ツンとした金属
それが君
 
 
あめがふると
くさがはえるのだと
こどもがおしえてくれた

わすれていただけなのだ
やくにたたないと
しってから

おとなになるために
すててきた
わたしとこどもを
つなぎとめているもの

それがいま
つちのしたから
まだまだたくさん
はえてくる
 
 
 
 
光は屈折し
やがてその先端は
壁の末期へと続いていく

何かあってはいけないので
あなたは洗面所で
数を数えている

川幅の狭い橋を渡ってきた、と
わたしは告げ
手を握り
ほんの少し
あなたのために生きた
 
 
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