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時間は無いと考えている?

でも時間はいっぱいあるのだ

日頃の所作の大半は無駄な時間潰しで
大事なものは何も無いのだ
マネキンが ....
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サラリーマンとして
骨を埋めるところを探していた
降り積もった雪の中から
首を出す古木のように
少しの隙間を残して
雪に埋まり
冷 ....
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その人の手は
ほっそりとして
冷たい手だった


いや冷やかな手だった


上手く想いが伝わらないが
こちらの熱を冷ましてくれ ....
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丸い小さな石が転がった。

その時なにかが動いた気がした。


ほんの小さなことが
世界を動かしている。
宇宙を動かしている。

 ....
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ぼくはズンズン身長が伸びて来て
視界が俯瞰して行くんだ。

小さな町の煙突を抜け
東京スカイツリーを抜け
視野が120度、180度、、、、3 ....
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都会の一角に寄り添って
おまえは小さき声を上げていた

1月の薄い陽射しを浴びて
身体には輝く黒石の毛皮をまとい
丸まり
鞠のように丸まり ....
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人はみな心の中に
自分の花園を持っていて
色々な花を育てている

私は一つの花壇に飽き足らず
ネットを彷徨い
この花園を見つけた
私 ....
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遠くから聞こえてくる音楽
幾つものの輪が拡がって
自分の心のどこかで繋がっている

初めてスキップをした時、
いつだったんだろう?
 ....
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小学生になった子供の頃
よく新聞に挟まれてくるチラシの裏に地下世界を書いた。

それは壮大な地図で
地上世界の下にもう一つの世界が ....
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遠くに星が見えているように
人には遠く目指すものがあるのだと
その男は言った
目は漆黒の闇の奥の奥の
遠い輝きを見詰めていた



 ....
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ベランダから花火に興じる親子が見えた

遠くで見る花火は寂しい

家族で花火をすると必ず
兄弟で取り合いになる花火があった
必ず最後に ....
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BF1に深く息するぼくら
階段を降りて行くと
下界は白く霧が架かって
謎の大陸に降りて行くみたい

色々な生き物が
棲息する謎の大陸で ....
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風の音がとまった
日の光が強く押え付けてくる
ガラス窓のこちら側は醒めた水の中だ
連れ立った女学生が口をパクパク動かしている
子供を連れた ....
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喫茶店を出て目を上げるとポプラ並木が

今日も朝の熱気が
夏の日の予感を感じさせる
今日も暑い一日が始まるよ

朝一番のぼくはとて ....
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一つ忘れることは
一つ自由になることかも知れない
我々は過去に囚われ
過去に生きているように思うが
想いは日々新しい記憶に塗り替えられてい ....
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夏の朝は
牡蠣殻がプッと息を吐き
bulletが恋しい季節です

秋には死んでいるだろう
冬には死んでいるだろう

夏の朝は
牡蠣 ....
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曇り空が雨になった
今日も外はたっぷりの湿気と
喉を締め付ける暑さだ
雨滴が大きくなって硝子を叩く

雫が流れていく
交差点は水煙 ....
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陽の当たるところ


その建物は言いました
都会には幾つも建物があるけれど
そのなかでもぼくが一番さ

ぼくは一番大きな建物 ....
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小さい頃の僕は
捜している物はいつも
手の届くところにあって
幸せだった


それが一段背が伸びた頃から
少しづつ遠くなった で ....
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突然の雨に読みかけの新聞を掲げ
歩き出すと
ポタポタ
新聞紙に残る雨痕は
不思議に一定方向に跳ねが伸びて
跳んで
僕は誘われて歩いて行 ....
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季節はなんて早く
通り過ぎて行くのだろう
もう春だと思ったら
陽の光は力いっぱいの強さで
もう初夏のようだ


季節の風は
確 ....
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何もないが降った日に


季節はもう初夏だと言うのに
空から何もないが降ってきた
何もないは初夏の街並みを埋めてしまって
僕は降り ....
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この世の中には
幕間に控えて居る役者は
いっぱいいて
人が羨む役を貰えるかは
まことに運次第なのだと思う


人は与えられた役の ....
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いつも何かが足りない気がする
いつも何か一言いい足りない
いつも何かを忘れている
いつも何か遅れている気がする


忘れてしまったもの ....
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幼い日
五月五日
かしわもちが右手の親指にからみつく
ふわふわした髪
大きな耳
口元に大きなえくぼがあった
一瞬の喜び
木の床に ....
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きらきら光る
硝子の破片
きらきら光る
小川のせせらぎ


寂しく独りで
光っている


きらきら
きらきら
光っている
 ....
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言(コトバ)が
剥がされている
という状況
あり方
それに対する思い
惜別ではなく
決別ではなく
哀悼ではなく
非難でもなく ....
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** いつものイタリアンレストランで **


今日の昼食には
初夏の香りと笑いのレシピ
笑い声を集めて作る
レシピは初夏の匂い

 ....
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おいらは鈎にぶらさがったあんこうさ
口からいっぱい水を呑まされて
ぶらさげられて
身を削ぎ落とされる

皮も
鰭も
胃も
腸も
 ....
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春に向う

眠りから覚めるがよい。
若者よ目を開けよ。
口を少しく開けたそのけだるい表情こそ
生得の感覚。
風を感じるがよい。
足の ....
beebee(262)
タイトル カテゴリ Point 日付
時間は無いと考えている / 君は時間を止めている自由詩24+*14/5/31 16:33
雪に埋れた古木のように自由詩21*14/5/26 1:51
白い手の感触 / 憧れ自由詩23*14/5/18 0:45
繋がっていくものたちへ / 小さなアリが地球を回す自由詩19*14/5/10 18:49
地球の先でノックダウン / ぼくは想像する太いモヤシだ自由詩22*14/5/6 14:15
黒猫 / 陽の当たる暗闇に消えていくもの自由詩25*14/4/25 2:30
人はみな心の中に花園を持っている自由詩27*12/11/12 0:34
スキップ自由詩30*12/10/14 17:02
地下世界の大地図 / 鉛筆を握りしめて自由詩29*12/10/1 1:32
遠くに見えるもの / わたしはいつまでも分らないのだった自由詩28*12/9/20 7:43
花 火自由詩28*12/9/11 1:07
地下帝国の住人 / いつものスターバックスは暗い洞窟に続いて ...自由詩21*12/8/27 23:07
マクドナルドから見える夏自由詩25*12/8/20 1:32
8月の空とポプラ並木自由詩1812/8/13 7:44
一つ忘れることは / 新生する自我自由詩27*12/8/5 19:51
永訣の朝自由詩25*12/7/29 11:21
夏の雨 / 浸透水自由詩27*12/7/20 7:47
陽の当たる場所で自由詩32*12/7/12 7:43
想像の手を伸ばして /   それは繋がって行く自由詩29*12/7/4 7:32
雨にあるこう自由詩25*12/6/24 18:38
通り過ぎる春に / 駅裏の空地で自由詩25*12/6/16 22:22
日本橋のイタリアンレストランで / 2012.05.27自由詩25*12/6/8 7:46
地に沁みる影が光を含むまで自由詩31+12/5/30 1:22
雲が流れていくよ自由詩2812/5/23 1:35
参観日 / 幼稚園の記憶自由詩26+*12/5/14 2:06
硝子の破片 / きらきら光る自由詩25*12/5/6 23:59
剥がされる言葉達へ自由詩21*12/4/29 3:43
幸せのレシピ / ランチのハヒフヘホ自由詩20*12/4/23 2:09
あんこう鍋 / 悪食賛歌自由詩25*12/4/16 22:57
春に向かう / 陽射しに顔を向けて自由詩19*12/4/14 15:47

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