誰もいない映画館

静寂味のポップコーンは無矛盾

映画泥棒は来ない

荒れ気味の画像に3カウント


見慣れた女性に抱かれた

地球儀のような赤ん坊が

見慣れた男性に
 ....
打ち捨てられた傘が
雨上がりに閃き

嘘になった舗道は
まだ濡れている

それらに
名前をつけないでくれ
寂しい名を



束ねてからげた未来は
生木で火も点かず

 ....
夢の中でぼくは鹿であった

そして空を飛んだ

優しい獣毛がどんどん羽に変わり

いつしかぼくは

まあるい羽毛に包まれ

風に流されていた

そして、突風

綿毛は全て飛 ....
海水の上澄みが

湯葉のように纏まり

ヒトデ型にくり貫かれ

それを渡り鳥がくわえて

南の方の国境へ

ぽとりと落としました

すると、そこからにょきにょきと

裏の ....
海水の上澄みが

湯葉のように纏まり

ヒトデ型にくり貫かれ

それを渡り鳥がくわえて

南の方の国境へ

ぽとりと落としました

すると、そこからにょきにょきと

裏の ....
雨の夕暮れは静か
魂が濡れるに任せて
ただ風は流れる
雨雲は青々と輝いて
名も知らぬ鳥の姿を溶かす

嗚呼
わたしは安心したいのに
地球が優しく泣くから
その肩をそっと抱いて
慰め ....
ヤスヒロ ハル(36)
タイトル カテゴリ Point 日付
バースデイ自由詩218/2/13 0:47
卒業自由詩1018/2/12 11:14
至福の鹿自由詩217/8/4 23:27
夏の幸福自由詩017/7/29 20:33
星の漂流自由詩017/7/28 1:13
雨鳥自由詩417/7/26 23:46

Home 戻る 最新へ
1 2 
0.05sec.