「まなざし」
                木の若芽



強さ弱さは千差万別

だから いのち思いやらなければ


人の表情の変わりぐあいを見るより

花のつぼみがひらいて ....
「最果てに」
           木の若芽



雨を降らせない雲におおわれたまま

今日は暮れてゆく

漂泊の旅について考えてしまう こんなとき

旅に自分を探したり 美を求 ....
「静かな鐘」
               木の若芽


からーん カラーン

どこか宇宙の彼方で鐘が鳴っているのが

わたしだけに聞こえる 胸に響いてる

なんと言っていいかわか ....
「こまやかな心は」
                 木の若芽


ふってる雨は細くこまかく

草木は気持ちよさそうにぬれている

がまんしているふうでなく

ほんとに感謝にみちた ....
「できるかぎり」
                 木の若芽


できないことはいっぱいあるけど、できるだけのことをしよう

やさしくあろう

なにを見てもそう思う

今うれしい
 ....
「微笑める」
              木の若芽


機械や書類の前では微笑めない

いのちあるものの前ではじめて微笑めるのだ

人を見て微笑みましょう

木を見て微笑みましょう ....
「気づき」
                 木の若芽


きのうとはちがう今日が始まり
ああ 風がふく
きのうとはちがう風が
 
明るい空を吹き渡り
晴れやかな世界を吹き払う
風 ....
「宇宙の信号」
              木の若芽


宇宙が信号を送ってきている
開いてみよう
心をすまして
心で聞いてみよう

信号はメロディーだ
なんて美しい調べだ
光っ ....
「わたしの森で」
              木の若芽


どこに行こうとしていたのかわからなくなってしまって
どうしても?わたしの森?の入り口にきてしまう
何べんためしてみても同じこと
 ....
「ろうそくを見つめて」
             木の若芽


らせんをひもとく中に
火の遺伝子はあるのだろうか
清らかな水とやさしい気と豊かな大地の
きらめく遺伝子たちの中に
 
 ....
「大きなもみじ」
              木の若芽


いろんな木の葉が散り交じる
大きい葉 小さい葉 ぎざぎざの まるいの
一面にふりまかれた気取りない木の衣装の端切れ

  * ....
「風が来るところ」
           木の若芽


雲ひとつない空に
しばらくしてひとつだけ見つけた雲は
空に浮かんだ理想郷の島に見えた
ああ でも今日はここが理想郷だ
あの雲まで ....
「未来の語り部」
           木の若芽

小さな草たちがかすかな声で歌い始めた
わたしも声に出すことを見つけよう
歌うこと語ることを 掘り起こし練り上げよう

肌を光で包んで風 ....
「恵み」
                木の若芽


草紅葉の土手に腰掛けて
草の中 空の下 花のそば 川の横
この風景は
小っぽけなやせっぽちの しょうもないぱっとしない
わたしだ ....
「この声を」
            木の若芽



毎晩の眠りを
和やかな瞑想と等しくさせたい
かろやかになって
秋から冬へ
いのちと宇宙の調和を守りたい


わたしだけしか ....
「幸いの色」
             木の若芽


心の宇宙に耳をすます生活を
島の人のように
山の人のように
湖の人のように
森の人のように
川の人のように
心の宇宙を通って大 ....
「不安が消える時」
                木の若芽



斬新でいる必要はない
ありのままでいつづける そのほうがいい
空にちょっと同意を求めたら
にこっと光ってみせてくれた ....
「サーカスに行こう」
                木の若芽


世界という名のサーカス
さあ始まり始まり
天球の円蓋に星の明るいライト
玉乗り 道化 ジャグラー 一輪車 空中ブランコ ....
「一人遊びしながら」
              木の若芽



休んでいるあなたのそばで
静かになわとびをする
とぶたびに足もとからしゃぼん玉がわいて
虹色に夢ことばのせて飛んでいく ....
「からだの言葉」
                木の若芽



おへそをのばそう
心ものびる
足をもみほぐそう
心もほぐれる

 

おへそと足はとってもだいじ
あっためよ ....
「憧れの錬金術」
                木の若芽



奇跡は起きているんだ
それに刻々気づけば
奇跡を起こすのと同じなんだ
今ここに奇跡がある いつも

 

真夜 ....
「不可解な調和」
               木の若芽


青空が明るく楽しければ
その夜の暗闇は深く美しいでしょう
木が輝いて見えれば
星もさんぜんとまたたくでしょう


 
 ....
「原初の姉妹」
                 木の若芽


東雲の空をわたしの原初の姉妹が舞い駆ける
紫の長い髪をなびかせて
しなやかな脚大きくひらいて
かもしかや野の馬のように
 ....
「鳥と踊る」
               木の若芽



青い朝をうれしがる 小鳥が来て
荒れた庭が園になりました
屋根の上は舞台です
光もいっぱい
伴奏は風と鳥がいつも
さあ誰 ....
「さまざまな世界を」
               木の若芽



時がたつにつれて
どんどん雨は去り雲は消え風はゆるみ
るんるん光がさし空は青くなり空気はぬくもる
それがようくわかる ....
「飛べよ 歌えよ」
              木の若芽


妙なるもおのがおどっている
あれは小鳥 その奏でる調べ
 
遠く飛び去ってしまいそうなわたしに
ここは地球よ
あなたはそ ....
「旅の果て」
              木の若芽


寒さをこらえて目覚めたら
そこは雨けむる高原
陽とともに雨音は鳥たちのさえずりに変わり
澄んだ空気はますます清澄に
いきいきと流 ....
「生きる土地」
               木の若芽



母なる大地
わたしたちの歩みをやさしく受けとめてくれる
やわらかな土に
ありがとう

いつもいつも 緑の土地がある
 ....
「里山歩き」
                 木の若芽

旅は草と親しく
心は緑に染まる
木々の山
清水の谷
快活に越え渡り
心は光に澄む
旅をつづり生きてゆきたい
先人の行を思 ....
「石の不思議」
              木の若芽


おごそかにあたたかく
さあ こちらへ来なさい
と呼びかける声が響いてくる
大きな何かがある
その方へ歩んでいって対面したのは
 ....
木の若芽(107)
タイトル カテゴリ Point 日付
まなざし自由詩212/11/30 16:14
最果てに自由詩112/11/30 16:12
静かな鐘自由詩012/11/30 16:09
こまやかな心は自由詩212/11/25 15:09
できるかぎり自由詩012/11/25 15:06
微笑める自由詩112/11/25 15:05
気づき自由詩212/11/22 15:58
宇宙の信号自由詩012/11/20 15:36
わたしの森で自由詩312/11/20 15:34
ろうそくを見つめて自由詩112/11/20 15:31
大きなもみじ自由詩412/11/15 16:01
風が来るところ自由詩112/11/15 15:59
未来の語り部自由詩612/11/15 15:46
恵み自由詩212/11/9 16:30
この声を自由詩212/11/9 16:27
幸いの色自由詩112/11/9 16:23
不安が消える時自由詩712/11/3 15:55
サーカスへ行こう自由詩312/11/3 15:47
一人遊びしながら自由詩212/11/3 15:41
からだの言葉自由詩212/10/30 15:08
憧れの錬金術自由詩112/10/30 15:06
不可解な調和自由詩212/10/30 15:04
原初の姉妹自由詩212/10/27 15:40
鳥と踊る自由詩212/10/27 15:34
さまざまな世界を自由詩112/10/25 14:03
飛べよ 歌えよ自由詩112/10/25 13:55
旅の果て自由詩112/10/22 10:10
生きる土地自由詩112/10/22 10:06
里山歩き自由詩112/10/22 10:03
石の不思議自由詩212/10/20 16:22

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