潮の香り
なつかしさを覚える
海よ
俺たちは互いに
人の手によって汚れちまっているけれど
いつか俺がお前と同じ濃度に
なれたなら
汚れたなかに美しさを見つけられたら
俺 ....
君は僕よりも3歳年上で
僕がどんなキザなセリフのたまってみても
喜んでみせるけど心は動かない
ガードが堅いわけじゃないけど見透かされてるようだ
おどけたジョークでペースとろうとして ....
何もかもを壊してしまいたいこんな夜は
お前の胸の中でただ眠りたい
生きていることだけで傷つけ合ってしまうなら
互いに傷をえぐり合って満足しようか
Why not? It's cri ....
通り雨に濡れたふたり今同じ
痛み疲れ感じて寄り添い歩く
とめどなく流れる人波の中に
つながりを求めた君は乾いていた
“寂しいからずっと離れないでいてね”
うつむく君の肩がそっとふ ....
行きつけのBarには俺に相応しい安酒が
所狭しと置いてあり
夜だけが
俺にすべてを忘れさせてくれる
ひとり、酒を浴びる俺に話しかけてくるのは
惰性を信条に生きるサラリーマンか
....
やわらかな光に照らされて
水平線の向こうにはどこまでも空
今見えている景色もやがては見えなくなってしまうのか
これまでずっとそうだったように
汚れてしまったものから目をそらすために ....
これからこの街を出てゆく君へ
僕の歌を贈ろう
あなたは雨にうたれてずぶぬれの
僕の心にカサをさして
雨宿りさせてくれた
とても感謝してる
僕にとってはとても
大事な理解者 ....
冷たい光にあてられて
影さえ消えて行きそうだ
夢のかけらが漂って
沈みかけてるこの場所で
いまある意味が無駄になってる
けして無意味じゃないけれど
僕がどんな形なのかも
忘れ去っ ....
毎日違う風が吹くこの場所で
僕たちはすべてのことをやりつくそうとする
だがいつも吹く風の違いを知らないままでは
どんな努力もすべては無に帰すだろう
すべてのことを知ろうとするその態 ....
いつも部屋の明かりは全開にして
心の闇を照らそうとしていた
俺の姿を映してくれるものを好んで
例えば鏡とか特に求めていた
包まれるのが怖くて
包みこむのは好きだった
魅せられる ....
まるで嫌いなものすべてにとりかこまれているような気分だ
欲しいものなどなにもないただここから逃げだしたい
俺にこわせるものすべてをこわしてしまいたい
けだるい青いけむりに包まれてそうさけ ....
穴が開いている俺の心には
絶え間なくおしよせる波が
少しずつ削っていくようだ
君のためだけに生きてみたいけど
俺の中にうごめく残酷さが
こわくて何もできないんだ
俺のこのよ ....
どこへ行ってどこへ帰るのか
俺らの居場所はどこにもありはしない
今生きているのかあるいは死んでいるのか
それさえも俺は知ることができない
まるで黒い海にのみこまれてしまいそうに ....
どこからきてどこへ行くのか
その存在さえも危うくなる
あまりに似たものが多すぎて
自分自身がわからなくなる
まるでグラフィックの1{ルビ点=ドット}でしかないように思えて
空を飛 ....
地球の端を見つめて歩く
犬を連れた二人がいる
灰色の砂は僕らの罪を表しているようで
青い海は僕らを許してくれているようだ
僕らの傲慢さで
この地球がモノクロへと変わっていく
そ ....
君を思い出す
僕は橋の下で佇んでいる
新しい息吹が生まれつつある今
この川は悲しみとともに流れていく
時間が止まっているような錯覚の中で
君は僕の思い出になりつつある
なつかし ....
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