目をひらきさがす肺の場所
つめたくもなく、つまり日も透かさない
ビー玉が
降らせられるだけ
速度がひとしい
先へ先へと
いけません
珈琲に角砂糖を溶かすようにひらがなにしてあまえていたい
うつくしいせかい あい そら すなのしろが わたしの中で代謝してゆく
しにたいとあいしあいたいのさかいめにおいてきているわたしの ....
菜のはな畑に踏みいっていっせいに はぜた視界はぬりつぶされてきいろ 爆竹だった この手をすりぬけていったキミの髪の毛のひかりはドーピングによるものだったんだ ね 網膜がひぃと悲鳴をあげてただの細胞にか ....
誕生日に友にもらった筆入れから上目づかいでムーミンが見てる
数式の行間からのささやきを待ってるだけよ解けないんじゃなく
「棘抜きで魚の骨を残さずにとってあげたい」そんな恋文
....
幼さをテトラポッドの棘とげに爪先立ちで残してきた夏
木漏れ日から乱調の秋降り注ぐ エンブレムなんて破り捨てよう
遠き日に屋根へと投げた乳歯が今落ちてきたよう昼の初雪
ふく ....
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