私の中の私は
うたいたがっている
死にたがっている
なまけたがっている
甘えたがっている
泣きたがっている
ききたがっている
さけんで
さけんで
さけびくるって
それでも
両腕ふ ....
電車に乗ってどこいくの
みんなどこかをみてる
想いめぐらせている
ちいさな箱でゆられて
りんごのようね
不揃いな私たちの人生
壊さないよに歩こ
がたがた電車は進む
雪の音を
きこうと窓に耳寄せる

ふれる冷たさが
こたえのようです

あなたの怒りがおさまるときが
春かもしれない

人の足跡が消されてく
私たちのなにかがいけなかった
そんな気 ....
あきらめる
あきらめない
いくら言葉にしたって
変わることのない現実

春はまたくるよ
そう言う君

だいすきな桜の木の
並木道今は寒くて
うつむいてばかりの私も
春になれるかな ....
空をわってまっすぐに
走る飛行機雲を
まっすぐまっすぐ目で追った

ふわふわ舞う雪も綺麗だけどね

手の中の缶コーヒーの温かさも
終わりの冷たさも
冬に知る真実

私のまっすぐを
 ....
スライスしてみる
なにかあるんじゃない?
きこえた言葉
以外の気持ち

薄くめくれば
息づくあなた自身
触れられないよ
あたしのこの手

揺れ動いてる
互いの想いだけが
雨の夜 ....
雨粒ひとつでなんやのん
そんなにこわいの?
濡れたらどうなるの

無言も罪だと
いつかきいた

冬ぐらいでなんやのん
そんなに寒いの?
凍ればいいのに

地面にそっと
終わりと ....
すきな言葉は
うん
です
うなずいて
受け入れて
それができるときの
自分は
静かな海のようで
少しすきになりました
人は
手から他人になる

あなたがあなたの顔を
隠すためにその手を使う時が
私たちのはじまり/他人への

ますます遠くなる
あなたの声のでる場所を
凝視しなくなった私は

それよ ....
起き抜けのふとん
脱ぎ散らかした服
置かれたコップ
あちこちにいる君の名残は
なにも語らない
どうすればよかったかなんて
もう間に合わない
ひとつひとつ手に取り
きれいになおす
反省 ....
がんばるなんて
言葉は嫌いだという君の
背中がとても
がんばっている

ありきたりな
表現しかできないあたしの
足りない部分を
この手で補えたなら

夢としかいえない
大きな想い ....
やりきれない現実?
日本語すらあやしくなる
目の前にあるものが現実
受け入れたくなくても
すでに飲み込まれていて
ながされて
ながされて
今ここにあるなら
ひとつかみの大地を
握りし ....
挨拶のできない子供だった
人の顔色をみていた
それでもいい
そうあなたに言える
同じ目をしたあなたの
かたい背中に
小さく震える羽がある
飛んでいいよ
あたしもここまできたんだよ
冬 ....
あなたの幸せを
あたし心でねたんでる
なんてばかなんだろ
それが あたし

あなたにおめでとうと
言えてよかった
曇り空みたいな
あたしの心隠したい

幸せわけあえるなんて嘘で
 ....
逃げ出したいとおもっているのに
夜の駅はさみしくて
こわくてひとりでいられない
なぜ降りてくるひとは
みな表情がないのだろう
君がもし待っていて
くれたらいいのにと
ばかに明るい自販機が ....
生まれて消えて
星のひかりは
はるか遠くから
ここまで届きます

いつか が
今になるから
ヒトは
あきらめなくていい

あたしの手が
今なにもつかめなくても
あした って日が ....
なにか足りないもの同士
引かれあったりはなれたり
元はほんとにひとつでしたか
後悔しない
生き方なんてないわけで
よければの終わりは
今考えない
どんどんゆくだけ
まえむいて
夢みたいな
夢を語る君の
顔かがやいてる
ありがとう
生きている意味の
ほんの少しわかった朝
空から垂れるものは
何本の線ですか
すがるも はなすも
自分次第でしょうか

君はゆるやかな
さかをのぼっている
私はその背中を押したいけれど

おまえはおまえの…
そうきこえるき ....
もう一度と
願う君の横顔を
遠い私はおぼえよう
海が壊れた日を
忘れない私たちの
手がどれだけよごれていようとも
互いにだきしめあいながら
私の知らないうたを
あなたが口ずさむのがくやしくて
気をひこうとしたけれど
やっぱりやめました

あなたがあなたのことで
いっぱいいっぱいになっていて
それを受け止めてくれるのが今は
 ....
おめでとう
めでたい日も今日でおしまいだ
めでたくもない
あたしの冷えた部屋は
去年のまんま

無理やりつくった笑顔みたいな
口ぱくのおめでとうは
だれの胸にも届かず
ひっそり鏡には ....
寒ければ寒いほど
昨日がかすむからいい
甘えた心が縮こまるからいい
猟犬の目のように
役に立つものを見つけよう
春かもしれない
君からの優しい言葉は
蕾になってくれている
はずの木の幹 ....
君が示してくれた方向は
それがそのまま世界であって
私が踏み出してもよいものか悩む

無資格なもの
真四角なもの
聞きちがえてそれでも
おなじものにおもえるよ

丸くなければ通れない ....
去年からやってきた水で
シャワーをあびました
私の皮膚がはじいた水は
いったいいつへゆくのでしょうか
容赦なくすぎる日は
わたしたちのあらゆるものを
減らしていきます
私たちもまた
食 ....
私の耳から
ざらざらと言葉の死骸を取り出して
先に行ってしまった今日を追いかける
こんもりと墓標のような
私の頭は枕に乗って
言葉の海を漂うのだ
その静かな海には
君からの
がある
 ....
待つことは
かなりじょうずな方だと思う
だましだまし
夢転がしながら
とて とて 歩く

キノセイなんてつぶやきも
しないことにする
風が吹く

とて とて と
窓の曇りを指先で ....
掃除機で吸っているのは
捨ててしまいたい記憶なのかな

君の横顔さえも綺麗にみえる
よそゆきの部屋になってゆく

新しいことが
そんなに素敵なことなのかと
横をむく僕の存在は
取り残 ....
人間のつくった言葉なんて全部嘘だ

そう思ったら謎がとけた
そうだったんだ
やっぱり
そうだったんだ
嘘だったんだ

嘘であるなら
信じないほうがいい
だれかのつくった嘘になんか
 ....
しょくぱんみたい
なんにも塗ってないときは
そっけないぽそぽそです

赤いジャム塗って
どきどきおしゃれでしょ

はらはらオレンジマーマレード
波打つバターは貴婦人風

そこにある ....
朧月(1707)
タイトル カテゴリ Point 日付
私のさけび自由詩212/2/3 9:33
りんご電車自由詩212/2/2 9:24
雪の音自由詩212/2/1 22:50
桜道自由詩212/1/29 11:33
飛行機雲自由詩012/1/26 16:47
なん層ですか?自由詩312/1/23 20:41
冬の終わり自由詩112/1/23 16:21
うんの海自由詩112/1/22 0:38
正直な手自由詩712/1/18 23:09
夕べのけんか自由詩112/1/15 19:57
言葉足らず自由詩212/1/14 8:28
いきているから自由詩012/1/13 8:25
冬の少女自由詩312/1/12 0:19
天秤自由詩112/1/10 20:12
夜の駅自由詩312/1/9 21:05
意志自由詩212/1/8 23:45
にんげん自由詩112/1/7 17:01
はつゆめ自由詩212/1/6 11:40
今日の空自由詩512/1/6 10:06
ともだちのかお自由詩612/1/5 7:54
かえり雪自由詩312/1/4 23:21
平日ダイヤ自由詩312/1/3 22:42
冬の大木自由詩112/1/2 16:11
泣き上戸自由詩312/1/1 23:23
流れる希望自由詩712/1/1 0:26
言葉の墓標自由詩511/12/31 0:23
とてとて と自由詩411/12/30 21:42
捨てられるもの自由詩311/12/30 14:20
嘘でできた羽自由詩211/12/29 22:00
しょくぱん自由詩911/12/28 8:16

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