切り撮らないで
って景色がいうから

そっとかえしました
すこぉしだけ触れて
ごめんね
私がいること確かめたかった

白かぶころりん
土の上まで飛び出てる

ふたつ並んで
雪の ....
確信犯の迷子 午後十一時
考えたくないから 抜け出しています
夜は優しいなんてだれが決めましたか
黒にまぎれているって思いこんでるだけ

認められないのはこの場所でも同じ
ただ居座っている ....
人は自分に降りかからない惨事には
とても親切になれるんだよね
心配してるよなんて言えたりする

だけどそれでいいのかもしれないと思うんだ
最中の自分だったら平気で踏みつけてたかもしれない
 ....
しんしん しんしん
冷たい空気はあたたかい
どんな人も
どんなものも
わけ隔てなんかしないんだ

雪は音なく
冬は音なく

余計な言葉なんてないけれど
コーヒーの湯気みたいに
こ ....
自分に期待なんかしちゃいけないって
知ってたはずなのに学習してないの
こわごわ歩いていた氷の上は
やっぱりいつか融けてしまう

三角形のとんがりの上に
いくつも積み上げるからぐらぐらしてる ....
風が私の
すべてをかいくぐって
すべてをさらいそう

信じないって言ったから
試そうとしていたのかな
体温は
だれかに言った 寒いね
の一言で一℃あがる

ああ 寒いね
の返事で ....
焼き肉を食べました
チキンを横目でみて
ぺろりと食べました
家々のネオンがとってもきれいです

星がない空です
願いごとのせいで重そうです
私もひとつだけ
平和でありますように

 ....
心を持って
(それは綺麗な透明のビンに入って)
歩いていた
(どこにでもある街角を)
たっぷり浸したはちみつの色した
(おいしいと思うきっと)


だれにも渡してはいけないと言われて育 ....
少し疲れました
少し言い訳しました
少し泣きました
少し悩みました

私の太陽は
かくれんぼがすきで
泣いているなら
照らさないよと言いました

少し疲れました
少し泣きました
 ....
いいか悪いか
のメガネをはずす

少しぼやけた視界でいい

すきか嫌いか
の心をはずす

感じないぐらいの皮膚でいい

裸足になって
恐れず歩いてみれば
はじめてわかることの多 ....
あなたの元に
届ける言葉
心で生まれ カラダを通り
息を吐くよに 指が動いて

あのね きいて と運びます

星は静かに光っています
月は青く濡れています
黒の空はどこまでも

 ....
悲しみに
悲しみきっているふりをして
どこへゆこうかも考える
そんな風にずるいほうがいいのです

純粋って
生まれたばかりの赤ん坊だって
そうではないのですから

人は
初めから罪 ....
母の声も
父の声も 私自身の声でさえ
今の私に必要ないと
そう判断した私のからだ

冬の風の中
地面にしがみつく雑草と
同じように首をすくめて立っています

認めるって
すでにある ....
果物をむく手つきで
言葉を探る
タダシイ方向へただゆきたくて

薄いカップで淹れる飲み物のような
少し冷たい感情ももっている

私の今日も北風みたいな想いがありました
このたくさんの星 ....
夜は静かだからいいのです
夜は星がなくてもいいのです
夜は月がみえなくとも
夜は月があるのです

空のはしっこ探す旅は
空の切れ端見つけて終わる
空の切れ端ってつまり朝のこと
空のはじ ....
雲が発光している様を
みて何事か起こっている気がする
あのあわいに
この足を踏み入れればきっと
やわらかいだろう
あたたかいだろう

こわくはない
まとわりつかせた雲を
すべて脱ぎ捨 ....
ひと目星をみるために
今夜も出かけてゆくのです
雨がふってる空は濡れてはいない

窓のうちっかわには
平和があるというのに
こうして出かけるのです
まるで外にある宝物しか
受け付けない ....
神様神様神様
あたしの足の裏に
ずっと地面を 
地球をくっつけておいてください

あたしの足で
どこへでもゆける可能性をください
あたしの足で
ふんばる力ください

背中に羽がはえ ....
すきなうたを口ずさむ
なんの音も連れないで
絶対にはずれない
だれも合否をださない

すきなうたを口いっぱい
すきな気持ち 心いっぱい
音でなく心で 言葉で うたいたい

人前で隠し ....
山の中の切り株
風で倒れた木は切られ
まるで抜けた歯のよに
風が通るよ

私はそこに座り
下を見下ろしていた
彼が落ちて行ったのは
この場所からだった

偶然という言葉で
かたず ....
クライマックスなシーンから始まる朝
本来の姿をあらわした12月
震える木と私を抱きかかえるような風と
不安色の空

かかとをおろすと
地面がひびわれて
一面雪景色 だれもかれも白になる
 ....
私が猫だったら
人の頭より高いところに
いつも寝ることにする
間違ってもだれかの膝の上なんかで
眠ったりはしない

私が星だったら
うっかり一番に目立ったりしない
みつかってさえない
 ....
願い事を
思いつかないまま星をみる
流れても
流れなくても
いい今日の星を

私には
できないことを思い知る

泣いてないから

受け止める

そっと

どこかの国のだれ ....
自分のすきなものを
あなたにそっと教える
まるで幸せを
あなたにわけるように

いつかあなたと
わたしのすきなものを
一緒に楽しめたなら

すきなものは
大事なものになる
わすれ ....
どこかぎこちない言葉しか
出てこない気がして
まぶしい朝の光に
あわせる顔がない

ささやかであたたかい
そんな風がいいけど
おおげさすぎるしぐさみたいな
感情もてあます

青い空 ....
薄青い空を
魚のかたちの雲がとんでいる

空には魚がいる
空は生きている

海はみえないけど
生きてる波が暴れてるだろう

いきものは
どこにでもいるだろう

私の目と
脳内 ....
心の病で
眠り続ける君へ
すきなパンを届ける

細い目がパンをとらえた瞬間に
あがる口角とゆるむ頬をみた

君の肩をだきしめたくなった

外は寒いよと
話す私の顔をみないまま
頬 ....
普通ってなんだ?
私は知らない
たくさんいたら それが普通なのかな

当たり前ってなにが?
できる人が多かったら
それが当たり前かな

がんばって
がんばっても
できなかったら
 ....
母は私を
つくりたもうた それゆえに
憎んでしまって ごめんなさいね

あなたと私は別の人だと
あなたもそう 思いたかったことでしょう

あなたを否定することが
自分を肯定することに
 ....
がんばりすぎる君
そのがんばりが
むくわれないと泣かないで

小さな一歩が大きな一歩へ
たとえ今が そうでなくても
君が歩いてるってことが
当たり前じゃない
そうでしょ?

がんば ....
朧月(1707)
タイトル カテゴリ Point 日付
冬景色自由詩610/12/28 13:11
迷子自由詩110/12/27 23:09
まだ見ぬ世界自由詩210/12/27 18:11
どうぞ自由詩410/12/26 21:00
三角形の夜自由詩010/12/25 23:24
自由詩310/12/25 11:30
平和な日自由詩110/12/24 23:17
散歩自由詩310/12/22 21:30
太陽をめざす自由詩110/12/21 22:55
みる 感じる自由詩210/12/20 10:09
あなたへの文字自由詩310/12/19 23:04
ずるい歩み自由詩410/12/19 13:57
それぞれに冬自由詩210/12/18 13:59
夜の駅自由詩610/12/15 22:12
夜空を君と自由詩310/12/14 22:13
光雲自由詩210/12/14 9:40
忘れ星自由詩410/12/13 21:37
地球に乗っかって自由詩210/12/12 21:39
うたう自由詩310/12/11 22:44
さようならのうた自由詩210/12/11 20:50
クライマックスシーン自由詩210/12/7 8:15
自由詩210/12/6 21:11
自由詩210/12/5 21:18
すきなもの自由詩310/12/4 21:16
雲のしっぽ自由詩510/12/4 10:37
頭上の海自由詩310/12/3 18:42
メイプル自由詩510/12/2 17:53
輝ける星自由詩210/12/2 9:05
母娘自由詩210/12/1 8:32
がんばらないで自由詩310/11/30 19:38

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