綺麗事はいい
この場合のいいは もういいのいいでなくて
よいの いいなのだ そういっているそばから
よくないことが起きる

私の恨みは凍らせる

君の隣があいているね 座っていいかな
 ....
満天のような雪の舞いに
魅せられてひとり
またひとりみあげてる
夜のはじまりのとき

雪は
意志をもって降るのです
挑むようにわたしたちを
飲み込もうとする

生まれた頃が懐かしく ....
雲は
おおいそぎで手をつないでゆく
下では子供が
ゆっくりと転がしている/雪を

だるまになるまでそばにいたいよ
雲の塊
待っておくれよ

冬は
想いをカタチにできる季節
二段重 ....
いろんな言葉を
吸収して咲く花になる
その花は
黄緑色の呼吸をするの
太陽をいっぱい浴びて
かえすため
蟻の憩いの場になればいいな
小さな安らぎになりたいな
鳥は二足歩行です

足跡てんてん
小さくて
羽ある君の小さな跡に
視線だけでついてくいつまでも

てんてんの跡は
命を知らせ
自分のたってる場所にふいに
鼓動が響く
真っ暗な空の日
堪だけを頼りに歩く
とんとつきあたりにあるマンションの
あかりは空へ 突き刺さるように生えている

仕方がないので上へ
上へ歩きました
戻ることなどしたくなくて

空 ....
私たちは
許すことも
憎むことも
忘れるほどの雪をみる

抗いきれない風に
ぜんぶ持っていかれて
あきらめにも似た
今を得るけれど

私たちは
もう一度 もう一度と鳴く鳥の声をき ....
待つ心は
次第に凍ってゆきました
次に覚めたら
乾いているでしょうか
ドライフラワーのみる夢は
草原の太陽
君の優しさ
嫌いなことだけはっきり言える
なのにすきがわからない
私のすきはどこですか

朝日が当たっているところ
ほのかな温もり 愛ですか
ききたい君がいないので
私は空をあおぎます

夕日が ....
嘘を
重ねてゆくとホントウになります
嘘を
ついてゆくと少し苦しい
嘘を
つかねばならないと嘘をつきます
嘘を
つくと楽になります

ホントは嫌いだから
嘘をつくのです
ホントに ....
私の 両手の平だけの
大きさでいいのです
少しわけてください
星のあたたかさを

池にうつりこんだ私の
姿なんてみたくない
後ろ影でいいから
そっと押してください

昨日が終わって ....
勇気の貯蔵庫は心の
一番奥にある
琥珀の飲み物のような深い香り
だれにもある良心もそこに眠る

欺きたくなるよな夜に
手の先から悪事をする
謝罪は果てまで遠いので
夢を先に食す

 ....
変われるんじゃないかと思って


君はいろんなことを
小さないろんなことを
試してはうつむく

できないからだめなの
君は自分のカラダを
消そうとでもするように
小さく小さくなる ....
光りにむかって飛んでゆく

カラスを綺麗と思ったの

黒い背が

ひかるひかる

橋の上の

私を置いて真っ直ぐに

飛ぶ君は汚れてなんかない
信じるひとの上にも
信じないひとの上にも
雪はつもっているのです

きらきらと
反射しているのはこの雪が
またかえろうとするからです
せかいへ

わたしのまわりで
せかいは生きるめ ....
朝日は希望とは限らない
なのに僕ら見つけるんだ
生きる意味
何度も裏切られたはずなのに

僕が僕でそのままでいいなんて
だれかが言うわけでなくて
僕がそう思うことが大事だって
それは本 ....
おじさんのかわいがってる子犬
ふわふわパタパタ部屋の中
触れてみたいけど
触れられないと思ってた

おばさんのかわいい子犬
くるりの目できょろり
私をみないのは
当り前だと思ってた
 ....
居場所づくりの雪をかく
道路わきに寄せられた雪 黒くなってる
汚れてる
優しい小鳥は踏んでゆく
もう融けておしまいと

空に持ち帰るのは
だれの願いでもありません

タイヤの跡は
 ....
雪の上にみんな立てば
ひとりの重さの跡になる
とがったお口でなにを言うかは
厚着しているカラダの都合

さむいね
さむいね

オウム返しに君が言う
言葉がふいに温度をあげる
私の手 ....
自由ってなに?

あんたそんなこと言ってるからいけないの

言わなかったらすとんと降ってくる?
くればいいなの星みたいにさ

愛ってなに?

あんたはだからだめなの

知っていた ....
雪の夜道に
て と く になって続いてる
だれかの足跡に希望を重ねる

あったらいいのにな
私の理想
あなたならいいのにな
この道の先にいるだれか

星空みあげると
望遠鏡さかさに ....
かたい 真っ黒な空を切り裂いて
星を落とせ

きらきら きらきら
私の夢は
きっとそこにある

一日を終えてみあげる
私はここです と
告げる空 真っ黒だけど

向こう側にある星 ....
うらんでうらんで
狭い部屋の中で
泥の中のへびみたいに
うねうねぐろぐろ暴れていた

思い切って出た外で
えい と手を伸ばした先が

あおい 空にいきあたる

静かに広がる薄い雲は ....
目覚めると雪だった
こんもりと雪だった
綺麗事の通じない相手に
ただ立ち尽くした

計算も練習もまだしていなかったのに
うかつな私をみずに降り続いた

山肌は黒白く
うろこのようだっ ....
雪の上に乗って
あなたのところまでいったんだ
あなたはやっぱり泣いていた
泣いてない
泣いちゃいけないっていったのに

どうして私たちは
泣くことしかいつもできないんだろう

あなた ....
雪は
どこからはじまりますか

ふる
ふる
振る
震わせるように

空はびくともしない
どこにもはじまりも終わりもみえない

今日が終わることを悲しめない
明日がくることを祝え ....
あるいていれば出会うだろうけど
あるくことは時にしんどい
しんどいな

生きるあるく ことは
めまいのするよな光りのときも
凍る湖のようなときもある

鴨浮かぶ
冬の湖は蒼白だ
岸 ....
そっけなく見えるのは
人々が未来しか見ていないから
白くそびえる壁も木々も
今 生きていると上を向く

雨は下におちる
雪に変わりながら
地面が覆われてゆくのを
塗り替えられると例えな ....
愛してるが安いよ年末だよ
買いにゆこうか自転車で

あなたがごろ寝をしてるから
畳がきしんでしょうがない
テレビが映すこの部屋は
あたたかそうでさむそうで

お前だけだと言うけれど
 ....
少しゆすってみる
星が降ってくるかもしれない
わかってるよ
ありえない話でもしないとさ
空気が悪いじゃないか

も少しあたたかくなったら
急がなくていいから
決めようか 行く先

 ....
朧月(1707)
タイトル カテゴリ Point 日付
いいひと自由詩411/1/17 9:54
雪の舞う道自由詩211/1/16 19:57
ゆきだるま自由詩411/1/16 12:31
言葉の花自由詩311/1/16 8:02
足跡自由詩311/1/15 11:13
黒い空自由詩211/1/14 23:08
豪雪自由詩311/1/13 23:28
ドライフラワー自由詩811/1/13 7:44
夜ぎらい自由詩311/1/12 15:20
うそ自由詩111/1/12 12:47
ひとり自由詩311/1/11 23:45
夜の悪事自由詩511/1/10 23:05
自由詩111/1/10 21:24
黒い光自由詩411/1/10 11:10
白銀自由詩411/1/9 17:10
意味自由詩111/1/9 11:48
おじさんの子犬自由詩311/1/8 22:52
風花の夜自由詩211/1/7 21:56
雪道自由詩311/1/7 12:50
愛のカケラ自由詩111/1/6 22:33
てくてく てくてく自由詩211/1/5 19:40
きらきら星自由詩311/1/2 23:14
みんなのばしょ自由詩211/1/2 9:40
初雪自由詩211/1/1 22:45
雪乗りうた自由詩210/12/31 22:53
ゆき自由詩110/12/31 22:43
湖の鴨自由詩310/12/30 21:06
いっぽ自由詩310/12/30 13:34
願い事自由詩210/12/29 9:47
冬眠自由詩210/12/28 22:56

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