どや顔って言うより
したり顔って言う方がすきだ
僕の犬
鳥みて わん
猿みて わん
僕の嫌いな人みて
うー
いいぞ
僕の犬
いいんだ
目が見えなくなってきたね
....
人は飛べないから
歩かなければならない
羽がないから言葉がある
人の行き先は
未来なんかじゃない
人の行く先は結果という街
理由探しを立ち止まる方法にしたとて
ないものはないから ....
すきなことをかくのに
理由なんかいらないよ
君は笑うのね
ないているのに
すきなことをするから
嫌いにならないで
わがままはわかってた
だから仕方ない
すきってなんだろ
言葉 ....
すぐ泣く
その涙も空気にとけるよ
溜息も
雲がもってってくれる
だから窓あけよう
そうだね
いいことなんて
なんにもないね
天気はいいけどね
昨日は終わったんだよ
明日はま ....
しんどい
そう言って泣く君の背中は
丸い
遠くない半径にいるわたし
なにもいえないけど
しんどい
ね も の? もつけられないけど
離れない
そう思って起きている
君の ....
ちいさい荷物をおろしたら
新しいのがとどく
とどく
いきてる限り
もって
おろして
今日から明日へ
ことんことんことん
ほら
あしあとになった
ゆるすひとと
ゆるさないひとを
きめるのではないよ
ほどけてしまう
糸はむすべない
あっちからふく
風はつめたいね
こごえそうだよ
もたないから
ふせぐことばを
つなぐ ....
流された涙で時を洗えば
ひりひりと痛むでしょう/むねのおくが
だれひとり間違いたくない
みちのりは蒼いでしょう/どこまでも
じょうずではないから
みぎ ひだり
踏みつける地に生まれ ....
聡明な魚みたいならいいけど
きちんと泳げれば綺麗だけど
くたっとした雲が
山をなめるようだと
ちょっとかっこわるい
下からならなんとでも言えるでしょ
口パクしてれば終わるでしょ
....
君の割り切れない想いを空に放った
ほら 雪になった
君の涙を含んだ想いは
白い結晶になって飛んでゆく
なにもわからない
ただ消えるだけの雪も
きっと役にたっている
そう言 ....
わからないものには触れないよ
ひかれる香りがする花に
隠して毒がひそんでる
指先がまた罪犯す
迷っている割に潔い屈伸で
君がつけた傷がまた痛む
消えてほしくない理由に無視をする
....
ひとりは慣れているけど
人の中は疲れる
知らん顔できない中では
自分がすり減る気がする
優しさに
優しさでこたえることが
こんなにむずかしい
だれも振り向かないなら
前だけをみてい ....
大きなハサミで
ばっさりと切りたいいやなこと
多少の血は
涙より苦くはないよ
羽を継ぎ足して飛びたい
冬の凍った空を
あたたかい方へ
方へ
いろんな人を
星とたとえてみれば
綺麗に生きているといえるね
そこには争うこともない
無数の星しかいないね
だれかの涙しか
空に昇らないの
終わりを夢みてる
不埒な人はだれ
....
正直に生きるなんて
そんな恐ろしいことできないよ
正直になんてずっと
幼いころからできなかったよ
右といえば左であったし
上といえば下であったし
どちらでもいいといえば
はっきりしな ....
魚になって歩く街
雨の街はうみのよう
淡くなってる 昨日の約束
信号待ちの学生の列
足元の風が強すぎるから
ひきかえしたくなるよ
元の場所に
あるはずのない居場所さがして
この ....
おかあさんのような雨がふる
おとうさんのような手のひらで
覆われたい
こどもの私として
覆われたい
雨の夜に
いくつもの中のたった
ひとつの家族として
覆われたい
めんどうく ....
降り積もる今日
雨だって重なるのです
水面に映す
顔は/私の
薄くなってゆく
だれかの想いを
雨は吸収しているから
伝えようとするのです
こんな私にも
とんとん窓を叩く
....
めそめそしててもご飯ご飯
お昼は食べなきゃいけません
おはしって素敵な武器ですね
みんなこれで戦えば
胃袋戦争だけで済む
深刻なのを続けると
自然に胃炎になってしまうから
優しく ....
電気をつけなくても明るい部屋に
慰められても暗い私がいる
朝の庭に
知らない鳥とカラスがいる
春の鳥じゃないカラスは
なじみのない春の鳥と
並ばず探し物をしている
こんにちは と ....
タスケテクダサイ
水槽のイルカは言わない
こっち側の私の心の声が言った
見つめてください
演技中のイルカは確かに言った
こっち側の私は瞳でこたえる
投げた浮輪が宙を舞ってなにかをえ ....
あなたが悪いと
そう思うことで
自分は悪くないと
思うなんて
数式みたいね
コーヒーにミルクはとける
ミルクはコーヒーに消える
なんにせよ
今日は月曜の憂鬱
ありがとうございます
と自然に頭がさがるとき
心がかしこまっています
裸でいるようです
あなたに抱きつきたいです
うれしいの最上級の言葉を
早く知りたい
大人になってもまだわかってな ....
ほめられることが少ない子どもでした
目立たない子どもでした
選べない子どもでした
得られないとあきらめていました
うらやむこともたくさんありました
少し
たくさん
泣いたこともありました ....
すがりつく わずかな鎖に
おちたくないおちたくない
がんばってるでしょって
きいたら うんっていうしかないよね
人の優しさを利用して立ち上がりたくなる
みんなだれでもずるいよね?
....
あふれかえってる
私の身の回り
触れないままで今日も終わる
愛おしむなんて言葉を
飾っているくせにね
捨てることも苦手で
活かすこともできないで
まるで自身のよな
部屋 モノ すべ ....
川の水がなくなっていた
また上流のダムがせきとめられているのだろう
その上流には私のいた村がある
村人にはダムに注ぎ込まれる川の水が
どこでとめられていても関心はない
ダムの真下には友人 ....
雪が融けてあらわれた
白菜たちのポニーテール
やっぱり白いんだね
薄くなった景色の中に
にぎやかに並んでる
真ん中 大輪のように開いた
白菜/紐ほどけて
神々しいという言葉が似合 ....
小さい姉妹が
くるくる回っている
一人が回ると
もう一人も回り出した
くるくるくるくる
あなたたちのみているもの
光りは私のそれとは違うの?
問えないまま
そこにはまばゆい ....
猫の目借りて夜をみる
(今日の僕の瞳は信用ならなくて)
鬼が門前で声掛ける
(もう一人の鬼は角で待っている)
私に豆など投げられるはずもない
猫の手では豆は握れない
(そもそも猫は鬼な ....
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