秋の明け方
貴方を思いながら部屋を飛び出した
逢いたくて逢いたくて
堪らなかったから
寒さ何て感じなかった
今すぐ抱き締めて?
君が最後に口元を動かして言った言葉


―愛してる―


君は確かにそう言った


僕にも妻はいて

君にも夫がいて


許されない恋だった

けれど恋い焦がれ ....
ねぇ
貴方は私の写真ばかり撮っていて


ねぇ
貴方も私と写真に記憶を残そう?


ねぇ
夢ばかり追いかける貴方


だんだんとすれ違って…


いつから?

 ....
電話を切った...


まるで、さよならみたいに...


メールを止めた...


まるで、さよならみたいに...


別れを告げた...


永遠のさよならを ....
揺らいでいた炎はほんのりと灯り照らし


部屋中にはふんわりと甘い香りが漂って


なんだか安心して


ぼんやりとした灯りを見つめ


月に映えるような色をして

 ....
ねぇ 覚えてますか?


初めて逢ったあの時を


風が涼しい秋の頃だった


貴方が席一つ開けた所で腰掛け


熱いブラックコ―ヒ―で火傷


少し可笑しくて笑 ....
(6)
タイトル カテゴリ Point 日付
秋空携帯写真+ ...109/10/13 13:21
愛故に自由詩009/10/3 21:12
自由詩009/10/3 20:43
さよなら自由詩009/9/25 0:34
灯火自由詩109/9/20 14:29
記憶自由詩109/9/19 23:41

Home
0.04sec.