「言葉以上に陳腐なものはない」
そう言ってボクはキミに
ちゅう
右の頬と左の頬がすでに熱くて
ばしん
これが初キスの味かぁ
なんて思う暇もなかった
うたれた方は
さ ....
空と一体になれたなら
一人ぼっちで宙に浮いている感覚
呼吸することの苦しさ忘れられたけれど
空を飛ぶ高揚感知らずにいたでしょ
浮遊してるとちっぽけな人の悩みなんて
涙するほど笑えるのに
....
背伸びした 装飾だけの 言葉達
空
....
初めましてを交わした瞬間から
さようならへのタイムリミットが正しく始めましてをするんだ
いつがお別れかは解らないけれど
確実にさようならへと近付いてゆく僕ら
今この瞬間もどこかで誰かの ....
スプーンで掬った 自由を口に
レッドワインは 如何と問うわ
血みたいな色って安易過ぎない
我慢が私出来なくなりそうだわ
痛みを知らない人なのねきっと
お皿の上のお魚になるといいわ
....
暑ければじっとりと汗をかいて
寒ければ{ルビ霜焼け=しもやけ}を作る
水の冷たさを知っているし
風の柔らかさも知っている
鈍感さばかりみせるけど
ささくれ立った指が
....
0.08sec.