君の誕生石の指輪と
赤いバラの花束を持って

必ず迎えに行く

信じて欲しい

送ってくれて
ありがとう

金曜日
君の部屋を訪れて

日曜日
こうして帰る

ロミオと ....
まるで私のような人でした

色が白くて
小柄で
可憐な人

あなたは彼女の誕生日に
私を贈ってくれました

鉢植えになった私に
青いリボンが眩しい

彼女はにっこりと微笑んで
 ....
今日も
夜の街を
あてもなく彷徨う姿が見えます

ぶっそうです

見下ろしていて
いつもそう思います

負けたくなくても
負けてしまうことはあります

勝ち続けることは
ない ....
三ケ月が出てきて
チクチクとちょっかいをだすけれど

あなたが気になる

過ちなんていくつもある

今は無垢な子供でも

いつかは

いくつもの

過ちを犯す

そして
 ....
高層ビルが突き刺さって痛い

あなたの胸のように

弱くて
みじめな自分

赤ん坊のころは
大切にされて

大人になるにつれて
自分を見失っていった

あの頃に戻りたいかい
 ....
見てくれてありがとう
仲間とお辞儀をしています

ここは神社なのです

あなたは
何をお祈りにきたのでしょうか

去年
あなたが来てくれたのは
覚えています

私達と
同じ色 ....
薄いピンクの花びらが
はらはらと散るように

あなたの
夢も散るのでしょうか

忙しい彼

なかなか会えないのですね

庭に咲く私を見る
あなたはとても寂しそう

いつか
 ....
私は
もうすぐ散っていきますが

公園で
真っ赤に真っ赤に咲いています

愛おしそうに
私を見つめ
携帯電話で写真を撮ってくれている
若いカップル

その
はじけそうな笑顔を忘 ....
静かな部屋の中

マドラーでかき混ぜて
カラコロと氷の音

黒と白のモノトーンの部屋で
琥珀色だけが鮮やか

めずらしいじゃないか

あなたがウイスキーなんて

あまり飲まない ....
いつも優しそうに

見つめてくれる瞳

いつも

愛しそうに

水をくれる彼女

庭に咲く黄色いタンポポ

いつも一緒だった人はどうしたの

そうか

また旅に出たんだ ....
「ピンクの紙で包んで
ピンクのリボンをかけて」

照れくさそうに言った

かすみ草だけの花束なんてめずらしい

ちょっと驚いた

心の声を聞いてみた

好きだから
似合うと思う ....
誰かにおやすみと言って欲しいのですね

そうじゃないと

また眠れないのですか

せっかく作ったゆりかごから

落ちてしまうでしょう

1本だけ寂しげに咲く

赤い椿

は ....
病院に送られてきたスーツケース

しくしく泣いている

一人の荷造り

一人での入院

お見舞いに来なくていいと頼んだのに
やはり顔を見せた

傷つけず
サヨナラができるだろう ....
真ん中に
青いターコイスの入った
銀の十字架

ペンダントになっている

もらったプレゼント

自分が十字架を
しょってるのが
やっとわかった

十字架はふたつもいらないと
 ....
午前1時の暗闇の中

部屋の窓から

教会が見える

十字架がネオンになっているんだ

あの教会の前の十字路で

「サヨナラ」と言った

子供が学校の帰りに言う

「皆さん ....
「お前ひとりくらい入れるぜ」

急に降ってきた雨

折りたたみの傘が
小さくてごめんねと言う

持っていなかった
多分
雨は大丈夫だろうと思ってた

帰り道
何も話さないかもし ....
ロミオとジュリエット
誰でも知っている
悲しい愛の話

僕と君は
ロミオとジュリエット

会いたい時に会えなくて

電話したい時に電話できなくて

メールしたい時にメールできなく ....
僕の初恋は
とてもとても遅かった

僕は口下手で
人付き合いも下手で
不器用だった

そんな僕に
君は笑いかけてくれた
隣に座ってくれた

思い切って食事に誘った
君はきてくれ ....
ふと君のことを思う人がいます
椅子にすわりながら
悲しい目で

僕は病院の待合室

病人の自分と付き合うのは大変だろう
その人は思います

君は
頑張れとは言わない
ただ
見守 ....
今日は雨

君を泣かせてしまったのは

別れが雨の日だったから


僕を持って

今度雨の日に出かけよう

僕は君の青い傘


彼ののついた嘘も

彼の我侭も

雨 ....
君と出会った頃の俺は
服にも無頓着で
流行の歌も歌えなかった

君と付き合い始めて
少し増しになった俺

喧嘩しても
寄り添いながら
たわいのない夢を話してた

今夜の風はあの時 ....
桜の花の咲く頃
僕と君は出会った

黒く流れる髪
花より紅い唇
桜の精のような君だった

僕たちは付き合うようになった
映画もいっぱい行った
ドライブもした

桜のになると
必 ....
今 君と離れている
遠く離れている
君の名前を呼んでも君の笑顔が浮かぶだけなのに
君の名前を呼んでみる

君の口から君の名前を聞くのに長くかかった気がする
僕がはじめて呼んだ君の ....
あなたはいつか私を忘れる

私を忘れたことさえ忘れてしまうかもしれない

あなたは大きな夢に向かって
羽ばたこうとしている
私には決して使わなかった翼で

さあ
もう行って
さあ
 ....
振り向かないで昨日には
精一杯のさよならを

君にもつらいことが沢山あった
僕にも苦しいことが沢山あった

二人で片寄せあい泣いたことも
言い合いになって怒鳴ったことも

振り向かな ....
空港で偶然君を見かけた

スーツケースを下げて急いでいた
思わず声をかけようと思ってやめたよ

なんだか君の姿が疲れていたから
なんだか君の顔が寂しそうだったから

一緒に暮 ....
僕は大河を夢見る

見えなくても僕の足跡が

ずっと続く

そして

また

僕の足跡は消える

僕は大河を行く

君と僕との

歩いてきた道は
 ....
僕は一度舞台を降りてしまった

僕は
なにもかも 失ったと思った

欲しいものは
永遠に手にできないけど
それは
僕が決めることじゃない

人生が舞台だとするなら ....
煙草をふかしながら思う
また君と言い争ってしまった

具合を悪くしている僕の世話は疲れるだろう

君は優しくて
君の手を握るとほっとするのに

君を放したくなくて
君をずっと抱きしめ ....
反対側のホームで君をみかけた

何年ぶりだろうか

初めての恋らしい恋
付き合いらしい付き合い

喧嘩もしたけれど
いつも寄り添っていた

譲れない所もあったけれど
分かり合って ....
貴水 水海(437)
タイトル カテゴリ Point 日付
@ロミオとジュリエット Ⅱ自由詩008/5/15 22:08
@すずらん自由詩108/5/13 20:19
@夜空 Ⅲ自由詩208/5/13 20:18
@夜空 Ⅱ自由詩108/5/13 20:16
@夜空自由詩308/5/9 20:53
@藤棚自由詩208/5/9 20:51
@ハナミズキ自由詩408/5/9 20:44
@つつじ自由詩408/5/8 19:34
@ウイスキー自由詩408/4/30 18:13
@たんぽぽ自由詩408/4/26 22:59
@かすみ草の花束自由詩208/4/25 22:30
@椿自由詩408/4/24 23:00
@スーツケース自由詩108/4/22 22:38
@ペンダント自由詩008/4/21 23:07
@教会自由詩508/4/20 23:33
@ひとりなら自由詩308/4/19 2:44
@ロミオとジュリエット自由詩108/4/14 0:19
@初恋自由詩208/4/12 10:07
@待合室自由詩3*08/4/12 1:45
@青い傘自由詩208/4/10 18:09
@風の香り自由詩008/4/5 18:01
@桜自由詩208/4/5 17:59
@名前自由詩307/1/23 11:03
@忘れても自由詩206/5/21 9:36
@振り向かないで自由詩006/5/21 9:25
@再会自由詩106/5/13 5:39
@大河自由詩106/5/13 5:24
@再演自由詩106/5/13 5:22
@煙草自由詩006/5/11 9:46
@ホーム自由詩1*06/5/9 11:58

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