こわいです

うすらこわいです

蛍光灯の無機質さ

でもあるんです

あるんです

そんな無生物だけが

ぼくをなぐさめるということが
オレンジは青で汚れている

影絵のような駅舎をすぎる

夕暮れはだれかのカルテだ


西方の空が

光ではないもので

輝いている


オレンジは青で汚れている

影絵のような駅舎をすぎる

夕暮れは ....
アリバイづくりに

ドキドキと思考している夢をみた

そんとき思ったこと

?.時間帯別行動パターンってあるよなー。なかなかウソつき通すの大変だわ。

?.?をふまえて、どうせやるんな ....
ハープが奏でられる

悲しみが音をたてるようだ

ちいさな背中がふと揺れる

きみは灰色の途をゆく


とぼとぼとした音色を

にぶい光のなかに見つける

ぼくはきみを見送ろ ....
あたしが

おしっこを

もらしそうになると

あたしに

数えろと命じる

あなたは遠い毒薬だ


神様の(宇宙の意志の)

その設計思想を

知りたいんだ(物真似 ....
翌日は温かだった

陽だまりは

哀しみのひかりだ


冬の夜が

音を立てています

雪のあと

月や星ひかります


翌日は温かだった

陽だまりは

哀し ....
ぼくら凡人はよくこんなふうに思う

世界は俺がルールの方がうまくいく

そんなことひそかに深刻に思ってる


トマトを食べる

赤いものでも食べて

気持ちを入れ直す

赤い ....
もし、なんて言わないで

わがまま言う女だよなあ


きれいな石が好きです

石は貯金箱かもしれない

子供が口のなかを鳴らす

抱きしめてもください


もし、なんて言わ ....
俺を忘れてくれますか

ただ息がとまるのを

待つだけの身です

吹雪も永久ではありません

黄ばんだ夕日の

いずれ餌食になるわけですから


やさしく取り囲む

偽善 ....
かってもらえよ

さわったらとげがささる

ピッカピカのバナナ

せなかもおなかのママに

かってもらえよ


生きる気

マンマン

みづうみ

マンマン

日 ....
死に髪の匂いをまく

夭折のバイオリニスト

ひとから愛を引き出して


古いピアノたたかれている

旧ソビエトの優雅なさ迷い


死に髪の匂いをまく

夭折のバイオリニス ....
牌にさわってしまえば朝まで麻雀

好きでなくなった愛人でさえ

会えば卑怯な純情で愛してしまう


もったいぶった冷たい男さ

キースよオレを粉々にせよ


牌にさわってしまえ ....
スノーネットワーキングサービス

雪がふるふる雪がふる

さっきより大きな白片が

歩道をねっとりと濡らす

SNSが発動している

スノーネットワーキングサービス

 ....
愛を永遠という

 きみはうつくしい

ものさしで

 きみはただしい

はかるのをやめろ


海と日蝕


魂を永遠という

 きみはかなしい

いれものに

 ....
一見まっすぐ直線のこいつらも

血管みたいに蛇行しているんだ

日本中にはりめぐらされた鉄路

きょうもこいつがおいらの轍だ


なんて地球的なんだ!

なんて運命的なんだ!


一見まっすぐ直線のこ ....
景色はぼくを過ぎてゆく

ぼくを残らず消しこんでゆく


集落の瓦屋根が白く輝く

いくつかトンネルを抜ける

市街地の中層ビルが白く輝く

いくつかトンネルを抜ける

山間 ....
寒いねって、つぶやいた

Fw:寒いねって、返ってきた


あなたの膝のうえで

まんまあるくなった


温かいねって、ささやく

温かいねって、返ってくる
博多ラーメンはなかなか見つからなかった

博多駅周辺はそんなにひともいなかった

まだ10時にもなってないわけだから

繁華街はほかにあるのだろう

きょうはひとりで小料理屋にはいるほどの

テンショ ....
のっぺりとした入江だった

寒風にやられながら

煙草に火をつけるがうまくいかない

生活をまえにして

異邦人の俺はカチャカチャやっていた


目的がでっかすぎると

手段が目的になってしまう

反 ....
たしかに夜の駅舎には

銀河のまえのしずけさがある

博多にもどるだけなんだけれど

銀河を思わずにはいられなくなる


商談は不調に終わった

張り切って出てきただけに

社員にあわす顔がない

そ ....
きのうは最新のマーケティング理論を勉強しに

東京のどうってことのないホテルで缶詰だった

きょうはといえば九州は博多から南下している

じぶんを焚きつけて燃やして仲間を焚きつける

 ....
ミクロになって

きみを見ている、感じている

きみが動く、おおきな風がおこる

わざとじゃなくても

ぶつかると、死んでしまう


きみは

ぼくに対して

無意識だっ ....
満月のしたで

とぼとぼとメールを見やる

いま妹と一緒にいるんだ、

月を見ていると、

顕微鏡をのぞいている気がした、

そんなことが綴られていた

月以外は夜の空だった
 ....
かじかんだ



のびてゆく

くもりの朝



のびてゆく


きみはうちへ帰る

ぼくもうちへ帰る


かじかんだ



のびてゆく

くもり ....
涙グミ

口に入れたら

腹をこわさなかった

きみを泣かせて

どうする気もなくて

涙グミ

食べるしかなかった
夜のした

橋のうえ

きみが傾く

ぼくが傾く

着心地のわるい

服がだまりこむ

逃げ場もなかった


あれはいつの日か


夜のした

橋のうえ

きみが傾く

ぼくが傾く

着心地のわるい
 ....
鋭角な影を

こころに差し込む

きみを写す

痛みを押しのけて


あの光のなかに

ぼくらはいない

あの影のなかに

ぼくらはいない


鋭角な影を

こころに差し込む

きみを写す

痛みを押 ....
ぼくはきみの

ひかりの駅でなかった

それがばれないように

セックスした

せつない言葉を言わせ

ぬくもりの中で暴れた


記憶は

愛よりも

永遠なだけだ


ぼくはきみの

ひかりの駅でな ....
好きな食べ物はと聞かれると

いちごと餃子と答えるようになって

大学のときからだからもう20年になる

それに執着している訳でもないのに


好きな女はころころ交錯すんのになあ
 ....
ひとがおいしいと言うラーメンが

じぶんにとってうまいとは限らない

これ、とてもいい詩、という感想は

ラーメンの好き嫌いに似ている気がする


ひとがおいしいと言う焼肉は

 ....
吉岡ペペロ(4238)
タイトル カテゴリ Point 日付
蛍光灯携帯写真+ ...408/2/14 19:39
夕暮れを通りすぎる携帯写真+ ...608/2/14 9:33
アリバイづくり自由詩408/2/14 0:59
ひかりの翻訳自由詩208/2/14 0:53
遠い毒薬自由詩308/2/13 17:24
陽だまり自由詩708/2/12 22:59
トマト自由詩308/2/12 20:48
きれいな石自由詩208/2/11 21:53
王国自由詩608/2/11 19:46
ピッカピカのバナナ自由詩208/2/10 20:10
優雅なさ迷い自由詩308/2/10 17:17
キース・ジャレットに告ぐ自由詩208/2/9 23:47
SNS自由詩308/2/9 20:08
海と日蝕自由詩208/2/8 21:26
きょうもこいつが携帯写真+ ...408/2/8 12:41
車窓から自由詩308/2/7 18:21
Fw:寒いね自由詩508/2/7 3:47
博多の夜携帯写真+ ...208/2/7 2:51
異邦人携帯写真+ ...308/2/7 2:50
銀河携帯写真+ ...008/2/7 2:49
幸福自由詩108/2/6 15:47
つめたい頬を自由詩208/2/5 18:55
満月のしたで自由詩308/2/2 22:20
自由詩008/2/2 22:02
涙グミ自由詩208/2/2 21:44
橋のうえ携帯写真+ ...008/2/2 21:41
光影携帯写真+ ...308/2/2 21:40
ひかりの駅携帯写真+ ...108/2/2 21:39
いちごと餃子自由詩008/2/1 22:12
詩とラーメン自由詩108/2/1 22:01

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