新横浜の風景を

しばらく品川と間違えていた

その風景にせつなくなっていた

品川にはきみがいるような気がした

白い光を放つビル

白い光に照らされた道

きみが歩いたかも ....
王宮からの退却

追われる者たちは

神々に俯瞰された

白い妖精のようだった


朧なひかり/

/花の香に抱かれ

性欲より/

切実な物/

/熱帯の影が解け
 ....
さいきん

女との別れはぜんぶメールだ

この世にメールがなくっても

既婚者の恋愛には

ゴールがかならずあるんだよお


なにか意味でもあるんか

その、なんだ、

 ....
ただいま 米原駅を通過。

車内に電光の文字がながれた


ただいま!ってな感じ

だれにって

米原駅を通過中さんに!ってな感じ

企業広告やらニュースが

2回ずつながれ ....
夕べ好きだと

しゃがれている

透明な

ロックンロール

心のなかで

心たちが

みっともないデモ行進


泣くなよ泣くな

オレンジの沿線を

ぽつぽつゆ ....
つめたい湯につかる

それが

湯であった痕跡は

柔肉や

匂いで感じられる

追いだきは

追憶に似ている

それが

かつて湯であったこと

エネルギーの再現 ....
ふとく

みじかく

かがやいた


夕暮れ

海に

太陽の道が


ふとく

みじかく

かがやいた
梅雨どきに疲れがでるんだなんて

あなたはやっぱり年をとったんだね

地球がうまく見えないんだなんて

ちょっと余裕なさすぎなんじゃない


かんぺきな芸術

あとだしジャンケン ....
ドラマで

そんなセリフがあったのだろう

次男が

階段ごしに質問してきた

気のきいた答えでも言えれば

良かったのだが

ぼくは

じぶんの頭のうえに手をかざして
 ....
みらいを信じる

またひとつ

永遠に近づいた


0は現象ではない

見えないものを

掴み取ろうとする

0は意思である


みらいを信じる

またひとつ

 ....
正でも負でもない0

0は虚数のようなものだ

実存から自由な

観念とは

0や虚数のようなものだ


ぼくはきょう

あるひとが美しいことを

発見したんだ


 ....
きみは暗闇を

見つめてた

かたくした枕

濡らしてた


こころは化学だ

蓋をあけよう

言葉はきみに

化学するのかな


きみは暗闇を

見つめてた
 ....
夜明けのまえで

ぼくらはくちづけた

扉もしまらぬうちに

つよくかたまる

きみを永遠つれ去れないから

普通の情事のふり

しわくちゃのシーツ

白い 波 涙 影
 ....
雨上がり

日曜日の朝

まだ薄曇りの光

そんな時間帯が好き


ピアノが雫を落としたり

ギターが疼いて泣いたり

ぼくはまだきみが好きだ

なんどか呟き嘘とわかる
 ....
胸のいたみに身をまかせ

予感のまえで肘をさすった

空がこどくを叫んでいる

あたらしい緑が燃えている

だっくだっくと坂を下る

つないでいるのは骨だった


 春にむか ....
16のころ読んだ

大江健三郎の小説を

古本屋で文庫で百円で買った

道を渡った喫茶店で

39の俺が読んだ・・・


墜落する物体を見る興奮

幻のように確かな手触り
 ....
ぼくらには

見えないことがたくさんあって

想像力で

いままでの経験で

それを

埋め合わせしたりしている

否、

じぶんの器でしか

それを

埋め合わせ ....
山のうえに

太陽がにじんでいた

アメーバのように

ちぎれそうに

ひかりがゆがんでいる


いのちは削るものなのですか

あなたは答えないかわりに

ぼくにそれを見 ....
夜の街道は

甘い匂いに充ちていた

火を付けるまえの

煙草の葉のような

甘い匂いに充ちていた


ぬくもり

ふれあい

ひこうせん


夜の街道は

甘 ....
五月の夜の街道は

緑の風の香りする

きのう遅くにつけた香水


藍の影絵に、

刹那な、微小な

罪びとまえの姿形


五月の夜の街道は

緑の風の香りする

 ....
空調の音
 がやが やしている)
誰かの寝息
 がやが やしている)
肌擦りあう音
 がやが やしている)
光に塗られた影
 がやが やしている)

 耳鳴り )
 精神に 吹く風 ....
宇宙は生成をやめない

宇宙は忘却をやめない

生成だけではない

忘却のなかの生成

生成のなかの忘却

宇宙は

宇宙は

宇宙は生成をやめない

宇宙は忘却をやめ ....
光は緑に柔らかく

街道には

緑風が吹いている

五月の光は風なのか?


さくら散る幻の芥

街道には

柑橘系の白い香り

この国は違えたのか?


光は緑に ....
夕星の歌がきこえる

バリトンの愁い

季節はずれの鱗雲

夕方が影をつくる

生成は忘却なんだ

やっと、わかったよ


ぼくは見つけたんだね
痛みを抱えた

あいつが泣いた

優しさ抱えた

あいつが狂った


ドライブする、夕暮れ

タニマチたちの、宴か


痛みを抱えた

あいつが泣いた

優しさ抱えた

あいつが狂った
仕事をすませる

いつもよりうたぐり深い目で

ぼくはしばらく町を見つめる


SPに護られた元首は

スイートルームで

やっと一人きりになれた

元首はその役柄を

椅子にかけ、そとを眺めた


 ....
ぼくはあの日

獣のような妖精だった

獣のようなことをして

妖精のような目をして

妖精のようなことをして

獣のようなことを考えて

清濁は合わせ呑むものではないよね


黒丸のところが好き



以外の白いところは嫌い


どちらも

有限世界のお話なのさ

ぼくらは

袋の中であり外なのさ




黒丸のところは嫌い ....
男と女をこえて

きみを抱きしめたい

欧米か!

なんて言われたいぐらい

そんな気持ち、なんだ


外灯や月がさやかになる

五月の闇が深くなる

月日は軽い足取りで ....
こころのなかで

こころのなか、って

こころ、って

どこにあるんだろう

こころのなかで
吉岡ペペロ(4238)
タイトル カテゴリ Point 日付
品川自由詩608/6/13 12:31
王宮からの退却自由詩308/6/12 11:51
この世にメールがなくっても自由詩108/6/12 10:39
ただいま!自由詩008/6/12 10:36
夕べのデモ行進自由詩508/6/11 0:42
僕らはうつろう自由詩408/6/11 0:40
海に太陽の道自由詩208/6/11 0:38
地球がうまく見えないんだ自由詩908/6/4 0:32
じぶんて何処にあるの自由詩408/5/31 1:53
永遠自由詩608/5/30 19:05
美しいこと自由詩908/5/28 0:22
言葉自由詩208/5/28 0:21
優しいじかん自由詩308/5/27 13:09
そんな時間帯が好き自由詩508/5/26 21:08
バベル自由詩808/5/26 21:07
幻のように確かな手触り自由詩708/5/23 22:08
光に思う自由詩708/5/22 21:23
Nobody knows.自由詩808/5/22 0:49
ぬくもり/ふれあい/ひこうせん自由詩708/5/21 0:56
五月の香水自由詩1208/5/16 22:29
虚無の風自由詩008/5/16 0:28
生成忘却自由詩208/5/15 9:24
五月の光自由詩808/5/14 9:31
宇宙の法則携帯写真+ ...608/5/13 15:07
ドライブする、夕暮れ携帯写真+ ...408/5/13 12:03
ふしぎな町とふしぎな雲携帯写真+ ...408/5/12 12:54
獣と妖精自由詩508/5/11 12:35
自由詩108/5/11 12:32
抱きしめたい自由詩908/5/10 0:23
こころのなかで自由詩308/5/9 12:33

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