保守的なフォームで癒し

好奇心と反応探している

銃声が聞こえる

聞こえたら絶命している

はずなのに

悪魔に憑かれた夢

霧のなかで

倒れてるのはだれ

そん ....
傷をつけると古びてしまう

古びさせるには傷をつけたらいい

ゴッホの絵のまえに立っている

ゴッホがいた距離のなかにいる

なんだか泣けてくる

あたまんなかで拳銃の炸裂音がする ....
あなたは春の埃のように現れた

春の埃がかたちをとって現れた

わたしは裸で存在にキスをする

女の部屋に電車の影が走った

体温は粗雑で

愛しさのふりばかりしていた

あな ....
世の中には

悪意というものが

確実に存在する

土曜日の夜

あらためて思った

わたしは白黒つけたがる

言いにくいことを言ってゆくのが

大人のビジネスだと信じてい ....
ふるさとの川というには

ここはすこし都会過ぎるかもしれない

関東大震災のあと

消えてゆく東京の面影を

ここに見つけた作家もいたことを思えば

ふるさとの川ということでいいのかも

だれもがふる ....
乳房が熱くなって

きみの鳥肌が湿っている

きのう出会ったのは

地方都市の中華屋でだった

客はふたりしかいない

そのあとカラオケに行った

十五の夜を歌う

きみは ....
あとひとつきもすればさくらがほころぶ

去年はきみと名もない小山をのぼった

ぐねぐねとした白っぽい坂道

わたしたちしかいない公園

つめたくなったマクドナルド

力のない紙袋か ....
おくではおまえの子が寝ている

いつつの子の眠りには

わたしたちの情事は聞こえていなかった

おまえの朱い下着は

すぐくしゃくしゃと棄てられる

おまえは風呂場にひざまづき
 ....
ああ

おまえはおれよりも

捨て身の位置にいやがった


セックスのあと

おれのちんぽから出る

二本のしょんべんを見て

2!、と言って喜んだ

おまえのことが好き ....
真夜中

出張さきに着いて

部屋にはいる

FMにあわせると

モーツァルトが軽くながれた

4時間まえは

海をこえたところで

会合の司会をぐだぐだやっていた

 ....
セーター越しの

女達の言葉や匂い

花粉症は

愛液で奏でる

宿命の起爆スイッチ


押されている

音の思いに

世界は切ない


セーター越しの

女達 ....
訳わかんねえ叙事に

必然をあたえて

有り難がっている豚どもに

蹴りでもいれにいくとすっかあ
オレが中二のとき生まれたおまえ

こうしていることを妻子が知ったら

いきなり難破船に乗らされるだろう


抱きしめるという行為とはいったい

戦争に引き裂かれた愛ではない

切 ....
親子であったり

夫婦であったり

友であったり

天使たちの遊戯

声のない

音のない

天使たちの遊戯


しびとになって

このよをのぞいていた


光 ....
二月の炎は

情念の

雨に濡れて

そこだけ白くさせていた

テールランプが

ひとを待つ

前かがみの傘が

きえてゆく

アスファルトから

春の香りがした
 ....
こどものころ

公園は島だった

オレにとって

公園は島そのものだった

いくつもの島を

オレは巡るのだった

そのなかでも

雨の無人島がいちばん好きだった

遊 ....
土曜日の朝

きょうはここにいる

子供たちの話す声がする

愛人とだと

土曜日の朝を

迎える場所はまちまちだ

性欲だけではないけれど

足るを知らないで

せつなくなっている

無駄な時間なの ....
駐車して

夜を見上げる

月が割れている

夜の背中が割れている

おまえも見てるんか

もうすぐ総選挙やな

おまえと別れてから

二回目の総選挙やな

遠い声また聞けるな

駐車して

夜を見上 ....
情熱はあふれているか

壊すことでしか

伝えられなかったから

もういちど

待ち伏せするほど

イカレてもいなかった

バス停までの道

ワンピース色した午後7時

月が外灯よりも明るかった

白 ....
星のひかりは

時間差の攻撃

出会ったことも

時間差の攻撃

待ち合わせ場所は

代えられるけれど

時をとめては

待つことは出来ない

だからここで

きみ ....
ぼくらにはもう

がんばりシロがなかった

夜空にはにっこり月が

ぼくらにはぽっかり傷が


独裁者の頭のなかにある

理想の平和なんて

実現できやしない

正しいこ ....
モーツァルト奏でられるスナック

ママは上客を送りに下までおりていた

カウンターでは百合が匂っている


わたくしは聴いていた

花の匂いを

モーツァルトの調べを

宇宙 ....
冬は夜になるのがはやい

電気もないから寝るしかなかった

肉を食べると

肉といってもビーフジャーキーだったが

肉を食べるとからだがあったまった

トイレの水って

尋常じ ....
繁華街の路地に迷う

わざと迷う

箱庭の冒険

夜がほんとうに唐突だ


わたくしは外灯に明るくされている

だれの姿もない

わたくしと夜光だけがそこにはいる


繁華街の路地に迷う

わざと迷う ....
大きな光、強い光

夜に入るまで

どこでなにをしてた

いちばんぼーしいみいつけたあ

闇に包まれることで

見えてくるものがある

これをだれかに伝えなくちゃ


ど ....
光を失う

こころで感じる

宇宙では皆さん

ひとりぼっちになって

つながっている


しあわせって

それを感じる

アンテナの数


光を失う

こころ ....
あしたから

わたくしは祈るのです

今夜から

わたくしは祈るのです

帰宅してすぐ

わたくしは祈るのです

帰宅してすぐ

今夜から

あしたから

わたくし ....
ここを拠点に働いていると

はじめて話をする他県の方から

かならずあのことを聞かれてしまう

住民どうしだと

傷を見てしまうのが怖くて

あのことは聞かない

はじめて話を ....
夕方から

タイ古式マッサージにゆくことを考えている

残業している社員たちに

オフィスグリコを奮発してあげる

いちにちを祈ろうと

なんどか試みたけれど

タイ古式マッサ ....
こどものしごとはなあ

勉強と

うちのお手伝いと

友達にやさしくすることやで

自転車のうしろの僕に

よくそう言っていた叔父は

定職につかず

まわりをいつも心配さ ....
吉岡ペペロ(4238)
タイトル カテゴリ Point 日付
好奇心と反応自由詩209/3/3 22:27
傷をつけると古びてしまう自由詩509/3/2 23:56
春の埃自由詩109/3/2 23:45
悪意自由詩309/3/2 22:25
ふるさとの川携帯写真+ ...409/3/1 22:57
逆算自由詩509/2/23 23:00
さくら自由詩509/2/22 15:32
愛人たち自由詩309/2/21 12:50
2!自由詩109/2/21 10:56
人生の森自由詩1009/2/20 0:41
音の思いに自由詩209/2/19 23:09
世直しの唄自由詩409/2/19 10:03
難破船自由詩609/2/17 23:40
天使たちの遊戯自由詩309/2/16 0:05
二月の炎自由詩509/2/14 1:08
雨の島自由詩409/2/13 10:07
土曜日の朝携帯写真+ ...309/2/12 15:55
夜の背中携帯写真+ ...609/2/8 23:36
樹影携帯写真+ ...109/2/8 23:29
星をささえる自由詩509/2/8 17:23
アメリカよ自由詩509/2/4 9:23
奇跡自由詩209/2/1 2:58
震災ってこんなだった自由詩609/1/30 23:20
夜光携帯写真+ ...209/1/29 13:09
この夜に自由詩809/1/27 19:34
光を失う自由詩409/1/23 23:19
あしたから自由詩509/1/20 5:39
震災について自由詩409/1/18 18:09
俺達の夢自由詩309/1/14 23:06
時は進む自由詩509/1/14 13:24

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