クリストファー・ロビンはいつも女の子のように思えるのだった

ちいさな胸にはメルヘンを抱いていた

肩をおとすようにも祈るようにも描かれていた

世界は居心地のいいところではないようだった

100エ ....
プーさんはだれだったのか

おとなのぼくが思い出す

こどもの頃のぼくは

プーさんの頃のぼくだった

ロビンとぼくをプーさんが見つめていた


ぼくはロビンではなかった

プーさんだった

心象風景 ....
ロビンはいつもさびしそうだった

プーさんをひきずって世界を往復していた

世界に居心地のいいところなんかなかった

おとうさんの声のなかにあらわれた100エーカーの森

そこにはロビンを頼りにするも ....
幼稚園では門にはいるやいなや

くさいくさいと石を投げつけられていた

そういう姿を親に見られたくなくて

いつもひとりで歩いて通った

幼稚園の図書館でよく借りていたクマのプーさん

ふつうの絵本は ....
総理!ぼくはあのとき

民主党には入れなかった

でも、応援している

ぼくはあなたたちの

ハシゴを外すようなことはしない

時間をかけてしか

変わらないものがある

 ....
こだまでしょうか

いいえ、だれでも

せつない

かなしい

ないている

あいする

うそつき

ほんとつき

こだまでしょうか

いいえ、だれでも
関わっている仕事が

いまの福島第一のようになったとき

ぼくのチームはどんなふうになっているだろう

おさえこむことが出来るだろうか

おさえこむまで諦めずに考え抜けるだろうか

 ....
アングラ・ファンタジーをまだ異性に濡らされたことのない性器で歌っている

社内でよくものがなくなる

ふつうのときは入院している

アングラ・ファンタジーをまだ異性に濡らされたことのない性 ....
ぼくは弱いにんげんだ

だからこころをあたまで処理する

でもそれは

フタをしているだけのお話だ

加圧しているだけのお話だ

300℃でも沸騰しない見せかけの

ぼくは水にすぎないのだ


最愛を ....
今すぐ結婚しないひとの

いのちの心配をしてはいけない

花びらがすき放題に散っている

桜木も見あたらないのに

どこからか来て巻きあげられている

雨のあとの曇った朝だった
 ....
寒村にも桜が咲いている

老婆が田んぼをととのえている

大飯原発に向かっている

福島第一のまわりにも

かつて静かな時間がながれていた

田んぼのつぎの担い手は

いまどこ ....
取り残されたみたいになって

みじめになって

ずっとひとりだった

そんな気持ちを

久しぶりに忙しなく味わっていた

こころの恐慌は

津波のように水位をあげて

無責任にふくれあがっていった

 ....
さびしいよさびしいよ

ひゃっかいとなえたら

ちがうさびしさに

かえれるだろうか

ごせんかいとなえたら

あなたの腕の中に

もどれるだろうか

なんかいとなえたって

さびしいよさびしいよ
長崎に着くと雨に降られた

道に迷い倒れ込むようにして部屋に入った

さっき居酒屋で着信があった

もう五年会わない東京の女からだった

再会をやくそくして電話をきった

つぎの日仕事を済ませそれから ....
地震や原発の心配や不安より

育った町や仕事への帰属意識に

人は大義名分を感じてしまうようだ

人生で得てきた引き出しなど

育った町や仕事とくらべたら

まるで信用されていない ....
行きたくないのにそこに行った

行かなくちゃならなかったからだ

ずっとこわかった

心配するだけではいられなかった

そのあとの

こころの恐慌は覚悟していた

はずだった
 ....
枯れ葉剤より

放射性物質のほうが有害だといいのだが

じゃがいもは芽をとるのが大変なのだそうだ

だからじゃがいもは

人手とくらべてコストのかからない

枯れ葉剤で芽を落とすん ....
東京について朝の電車にのった

なにか貼られたような顔つき

考えている

見つめている

お堀にみどりが映っている

黄いろを嗅いだらなつかしくなる

さくらの白が群れていた ....
時がうごいているんかな

時ってたんなる単位なんかな

かたちやいろが

季節を見せてくれているんかな

それともそれってその逆なんかな

街道の木々が

あたらしい緑をふさふ ....
この世で楽しむ

それが生きている本質であることは

間違いなさそうだ

では

なにを楽しむ?

楽しむとはなにか?

この問い掛けに

ぼくらは日々打ちのめされている
 ....
大自然に生かされているだとか

生かされていることに感謝するだとか

もう言えない

大自然がちゃんと生かしてくれないから

私たちは文明を発展させていったのだ


たまたま牙を ....
恵みの雨

酸性の雨

潤いの雨

濃縮の雨
すこしぬるい冷たい風

くるまが横をすべってく

電車のおとがつれてゆく

ふつうに夜桜さいている

コンビニ袋ちりちりちりちり

なんでこんなに悲しいのだろう


知らぬま ....
最初フットボール大の素粒子だった

それが爆発して

今日も宇宙は拡散している

宇宙の果てとはどんなだろう

果てのむこうはなんなのだろう

フットボール大の素粒子のころ

 ....
ねてしまうおまえと話しした

かわいかった

新緑みたいやった

おまえがんばりすぎてへんか
天災で死んだ三万

自殺で死んだ三万

世界で死んだ三万

宇宙でいままで生まれたいのちの数

引く

宇宙でいままで死んだいのちの数

イコール

宇宙にいま生きているい ....
被災地を救援しにゆく

偉そうなことは言えない

ビジネスで行っているのだから

商店街やホテルでも

外国の援助隊の方々をたくさん見かける

夜が寒い

うたた寝なんかしたら風邪をひく

だからお酒 ....
めったに喋らない叔父さんが神さまのまえでの作法を教えてくれた

神社にはいるときは一礼せなあかんのや、

帽子はとらなあかん、叔父さんもジャケットぬぐさかいにな、

神社は真ん中歩いたらあ ....
ぼくはなんにちに死ぬんだろう

そんなことばかり考えていた

幼稚園のころだ

久我山の町を歩きながら

大工さんになることばかりを考えていた

でもそれでは家しかつくれないから
 ....
二千何百年かまえ

私はあなたのやはり傍観者だった

それは生まれかわりの思想ではなかった

いのちに宿る追憶そのものだった


珈琲か口臭かうんこの匂いか分からなかった

その ....
吉岡ペペロ(4238)
タイトル カテゴリ Point 日付
プーさん、あなたはだれだったのか携帯写真+ ...211/4/18 14:58
プーさんだった携帯写真+ ...311/4/18 6:05
プーさんの頃( 2)携帯写真+ ...111/4/17 17:37
プーさんの頃携帯写真+ ...111/4/17 14:54
総理!自由詩311/4/17 13:01
こだま携帯写真+ ...311/4/17 1:55
唇ぎゅっと自由詩211/4/17 1:25
アングラ・ファンタジー自由詩111/4/16 19:47
見せかけの水携帯写真+ ...211/4/16 16:43
花散らしの風自由詩711/4/16 9:11
ふるさと自由詩311/4/15 11:12
水位携帯写真+ ...511/4/15 0:11
腕の中に携帯写真+ ...311/4/15 0:05
激しい桜携帯写真+ ...311/4/14 12:42
逸民自由詩111/4/13 21:02
理由自由詩111/4/13 20:41
じゃがいもの歌自由詩011/4/13 19:54
地震と自然自由詩311/4/11 12:06
あれあのしろは自由詩211/4/11 6:00
いのち自由詩311/4/10 7:37
ふりをする自由詩111/4/9 6:30
自由詩111/4/8 23:03
一晩じゅうが始まるころ自由詩1111/4/7 22:01
宇宙の果て自由詩411/4/7 12:56
がんばりすぎてへんか自由詩211/4/6 13:19
いのちの引き算自由詩411/4/6 0:18
オレも負けない携帯写真+ ...211/4/5 0:09
叔父さんと神社自由詩511/4/4 23:35
雲があるから空自由詩311/4/4 0:30
傍観者自由詩111/4/3 23:14

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