夜を翔け抜けろ

システムに

善きことを入力せよ

そして善きことを出力せよ

システムを強化せよ

僕等よ僕等

めげるな行くぞ


ふたりがまた会えるなら

百 ....
ぼくだけが四の段おちた

せんせいが心配した

とぼとぼと家に帰った

まえのひ四の段カードをなくしてしまった

だからお家で練習できなかった

つぎの日は九々のテストがなかった
 ....
音楽が欲しかった

それでも人生を

鼓舞する音楽が欲しかった

生の最先端で

顔がさびしい表面をしている

みんな去ってゆく

ぼくはまたひとりきりだ


くだらない ....
男のなかで一番好きだと言われたのだった

昔男に抱かれたとき

女とのあいだに起こる感情より

男とのそれは最初俯瞰できていた

男にされて嬉しかった仕種や言葉を

女に真似をして ....
いまじゃブルーや白色に

取って代わられているけれど

省エネにはならないけれど

あなたが生まれた光を愛して

今日も落ち着かない日々を過ごしている


子供のころクリスマスが近づくと

街はみどり ....
強い鳥になりたくて

わたしは強い鳥試験を受けにゆく

都では申し込みが間に合わなかったから

すこし遠いところで申し込んでいた

三日ぐらい前からどきどきして

寝れない夜が続い ....
ぴゅん ぴょぴょ ぴゅんぴゅん ぴょぴょ

美観地区の入り口の交差点が

信号がかわるたびにそう囀る

ぴゅん ぴょぴょ ぴゅんぴゅん ぴょぴょ

欠けたまま生きている

欠けてい ....
この仮説を思うたび痛快な気持ちになる

そして切なくなる

逞しくてあたたかな哀しみが広がってゆく


日本では麻婆豆腐の色と言えば赤だが

中国では麻婆豆腐の色と言えば黒だ

唐辛子の赤ではなくて山 ....
新規事業として計画しているレストランについて

既に上場を果たしているレストラン経営者に話をしたとき

素人が手を出して成功するような甘い業界ではない

僕の名刺を裏返したりしながらそう憎 ....
子供のとき、たとえば自転車に乗れるようになっただとか

じぶんの成長が素直に喜べたあの時代

どんなにいやなことがあろうと、それだけは手放さないでおこう


散歩をしていて

きょうも綺麗だったから
 ....
ぼくはずっと緊張しています

あなたからの本当の訣別の言葉に

ぼくがどうなってしまうのか


今朝、宇宙のようだった黄色い実が

夜道ではぼくのこころたちのようでした

こころたちがじっと身を潜めて ....
これからはひとりで考えなければならない

ぼくを癒すメルヘンを

ぼくはひとりで思いつかなければらない


惑星は3Dみたいに浮かんでいる

引力で引っ張りあったり

いろんな物理の法則が働いたりして ....
しっかりとした流れ星は

これまでに三回見たことがある

一回目はランニングしていたときだ

白い光の線がカッと現れて消えた

二回目はあなたと窓辺に見たあれだ

あなたも見たのか ....
新幹線の車窓が

群青の夕景に支配されている

そこにはスーツ姿のぼくが

影のようだ

目線よりしたの建物たちが

ミニチュアのように見える

目線よりしたの建物を

勝 ....
ほんとうの愛は

幸福な着地を

理屈ぬきに

切実に

一瞬のうちに

そう


きのうお尻が赤くて

全体的には白光りした黄色の

流星が夜の一角にあった

 ....
今日は朝から空が鏡のようだった

こんな日にあなたと会えたら

空を歩いたら

昼も夕方も

雑踏も並木道も歩いたら


夜空には星が散らばっていた

オリオン座を揺らしなが ....
この世とはいったいなんであろう

生きている

その一分一秒に

ぼくは置いてゆかれる

死んでゆく

その一分一秒に

じぶんを見失ってゆく

この世とはいったいなんであろう
暑かった

熱かった

悲しかった

なじられた

なにもしなかったことを


娘さんに睨まれた

奥さんに凄まれた

無気力になっていた

涙がへばりついていた
 ....
宇宙からあなたの引っ越しを見つめた

それは1ミクロンにも満たない移動だった

この1ミクロンのために

あなたは新居をさがし手続きをし

引っ越し屋さんから段ボールをもらい詰め

 ....
虫が好きだと、少年のままいられる

手塚治虫の言葉だ

虫にいろんな一字を当て嵌めてみる









まだまだ当て嵌めてみる






 ....
新横浜で降りたほうが別宅に近い

そう言えばまだ一度しか泊まっていない

辺りはたしか家ばかりだった

今夜すこし散歩でもしてみようか

行きつけの銭湯が見つかるかも知れない

行 ....
バイクが詰まったように走っていた

排気ガスの匂いがひどかった

ジャカルタのバイクメンたちだ

ここは夏だった

ずっと夏だった


圧力のある湿っけた空気を吸い込んだ

吸い込んだというより吸い込 ....
このツインタワーはひとつを日本の

もうひとつは韓国の建設会社が建てたのだそうだ

世界で三番目に高いのだという

手塚治虫が今のアジアの都市を見たらどう思うだろう

思いは必ず実現する

これはナポ ....
彼はごみ箱から

煙草だけを拾い集めていた

彼が拾い集めていたのは

本当に煙草だったのだろうか


薬局に薬を買いに行くのは

薬が欲しいからではなくて健康になるためだ

金属に穴を空けるのは

 ....
とけてまっすぐチョコレート

重力まんまのチョコレート

匂いもひかりのことなんです

地球のうらがわ往復します

とけてせつないチョコレート


口をよごしてみたけれど

 ....
バックパックしてた頃の話だ

小屋みたいなバス停だった

そのバス停にはとうとうバスが来なかった

あたりは畑で夜は誰もいなくなった

月明かりで視界は良好だった

平安時代ってこ ....
そばに聞きたくなるだけで

勝手に仕打ちを勘ぐったり

心にもあることで憎みだす

それが嫌でケイタイを開く


きみの写真を見つめる

ぜんぶ思い出している

自分で切なご ....
離陸が1時間遅れるとのことだった

ムシムシとする空港で

本を読んだりガムを噛んだりして過ごした

ぼくは異邦人だった

どこが?見た目が?

それは同じ日本人どうしでもそうだ

でも異なり方が違っ ....
ジャカルタ行きの便を2時間待っていた

雨雲だったが滑走路はまだ濡れてはいなかった

雷がごろごろ言っている

クアラルンプールの町の一角にも

たぶん親に見捨てられた姉と弟がいる

彼らはマレー語で ....
6時間の飛行も

ビジネスクラスなら自分の部屋のような快適さだ

がまんばかりの世の中だから

お金で解決出来ることは

全てわがままを通すようにしている


人間の最大の欲望は

人と心で交わりたい ....
吉岡ペペロ(4238)
タイトル カテゴリ Point 日付
夜を翔け抜けろ携帯写真+ ...3+11/11/30 22:32
四の段おちた自由詩4+11/11/30 19:45
音楽が欲しかった自由詩3+11/11/30 19:18
昔男に自由詩0+11/11/30 17:58
青い街携帯写真+ ...2+11/11/30 17:33
強い鳥試験自由詩5+11/11/29 14:51
ひとは白を正視しない自由詩7+11/11/28 23:08
哀しみ携帯写真+ ...1+11/11/28 22:36
鉄人の言葉自由詩511/11/27 22:14
流れ星の頃携帯写真+ ...2+11/11/27 8:49
今朝の実携帯写真+ ...1+11/11/27 8:46
ぼんぼんぼんと宇宙鳴る携帯写真+ ...2+11/11/27 8:45
三回目の流れ星自由詩2+11/11/27 1:47
群青の夕景自由詩5+11/11/27 1:45
ほんとうの愛自由詩1+11/11/26 17:00
あなたと歩いたら携帯写真+ ...111/11/26 8:45
まなざし携帯写真+ ...1+11/11/26 8:44
熱暑の街携帯写真+ ...0+11/11/26 8:43
光の世界自由詩4+11/11/26 1:37
虫が好きだと自由詩3+11/11/26 1:35
今夜の散歩自由詩3+11/11/25 16:58
バイクメン携帯写真+ ...0+11/11/25 7:43
アトムはここにいる携帯写真+ ...3+11/11/25 7:42
煙草を集める携帯写真+ ...1+11/11/25 7:40
チョコレート自由詩411/11/25 0:08
エジプトの木自由詩411/11/25 0:05
心にもあること自由詩311/11/24 7:39
視界携帯写真+ ...111/11/24 7:39
クアラルンプールにて携帯写真+ ...311/11/24 7:38
クアラルンプールまで携帯写真+ ...111/11/24 7:37

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