頭とか口でしか

ひとの話聞いてない

祈りながら

聞いている

こちらも気持ちいい

あちらも気持ちいい

あったかくてやさしくて


変わるものと変えるもの

 ....
月が隠れる

空には星が

集まっているように見えた

きょうからあしたにかけて

月が欠けて

満ちてゆく


何億年前から決まっていた

そんなことなんだすべては
 ....
月は地球ぐらいじゃ消せないね

干し柿みたいに見えてるもんな


雲のほうがすごいよな

風のほうがすごいよな

海のほうがすごいよな


月は地球ぐらいじゃ消せないね

干し柿みたいに見えてるもんな
勇者オリオンが月を消してゆく

消えた形が線香花火色をしている

あいつならなんて言うだろうな


ヒカル干し柿

あたしの乳首

イクラみたい


勇者オリオンが月を消し ....
ホールインワンみたいに

あなたと出会って好きになるみたいに

月と地球と太陽が一直線になる


めずらしいことだから

自分が何かに上達したみたいに

あなたを最後思って死ねたみたいに

楽しいし嬉 ....
少年の真摯

少女の勇気

中尾ミエのファドみたいな歌声

少年と少女の

不穏なノスタルジア

ユーロビートでしか吹き飛ばせない


遠い雷雲

強く吹き上げるビル風

暗鬱な影

めくり上げられる ....
月の周りにくっきり星

あえかなオリオン

お腹にぽつり星ひかる

京浜東北線が

夜に明かりを走らせて

きみから離れて六年になる


中華太郎が夢に散る

神社の石の ....
きのうの映画館でやってるよ

タイムマシンがあれば

そんなこと言って誘えそうだった

ハゲタカたちが

ぼくのすべてを蹂躙していた

ハゲタカとはひとの比喩のことではない

 ....
酔いどれが

月の真下を歩いてら

線路沿い

ふらつきながら歩いてら

ぜつぼうの

冬の星座がぽつってら


かじかむ手指になみだが凍る

噴き出す鼻血がすぐに乾いた

これ以上もない孤独のなかで ....
もっともっと惨めにさせてくれ

いくらでも試してくれ

あらゆるシチュエーションで試してくれたらいい

もっともっとこの純情をズタズタにしてくれ

それでも愛を守るから

それでも ....
いっしょに食べたら

食べながらお話しできる

電話だとそれができなくなる

いや

できなくなる訳ではなかった

静かな祈りであることでしか

宇宙に存在できなかったのだ
 ....
わたしの我慢が世界を変える

わたしの我慢が

世界をもうちょっとマシな場所にする

それは三分後?

それは一週間後?

それは七年後?

それは五十年後?

大丈夫やで ....
芝公園から品川まで歩いた

馬が走っていた

AKBがパレードしていた

五月蝿くてタリーズコーヒーに入った

あ、このために、入ったんや、

すぐわかった

店員はきっと

目的をぱんぱんに持ってや ....
その身を削って

明かりを燈して

寄れば暖かくて

触れれば熱くて

これなあんだ?


ただただ一心に祈りきれる男でありたい

他人事ではなく

自分事と気張るわけでもなく

愛するひとの幸福を
 ....
それは彼らの所有物ではなかった

頭では納得できないが

気持ちでは納得できた

誰のせいだとか言うよりも

この国をどうしてゆくのか

そこが問題なのだろう

謝ると嘘になる ....
だから好きになる

だからたしかめ合う

だから生きている


冬と夏の気温差は20度もある

人間だったら

体温だったら冬眠か死レベルだ


だから厚着をする

だ ....
宇宙は在る

重力は在る

時間は在る

空間は在る

みんなみんな

在るところから説明されている

それは間違ってはいない

みんなみんな

そこからが大切なんだか ....
冬桜が咲いてた

可憐にまばらに咲いてた

星のようだった

寄り添うようだった

僕はあたらしくなった


確かあしながおじさんは

ジュディに求婚したけれど

僕は逃げられちまったよ


冬桜が咲 ....
日だまりの道で

おーい

ここだよー

たましいが

おたがいに呼んでいた

おーい

ここだよー

日だまりの道で


ぼくらは人生をやさしく見すぎていたね

すこしばかり時間にうるさい所だったね ....
葉緑素のような若々しさが抜け落ち

いのちはその住所に透明になるのだった


いのちはくれないだった

たしかに若さは欲望だ

いのちはきいろだった

傍若無人の欲望だった

いのちはちゃいろだった
 ....
その娘はいつの間にか貴女になっていた

貴女の全部を愛しているから

こんな気持ちになれるのだろう

貴女の全部を愛してゆくから

こんな気持ちになれたのだろう


出勤中いつも ....
自問自答が脳に入力されてゆく

それを出力するようなひとはそばにはいない

傷つけたぶん

苦しめたぶん

ぼくは傷つき苦しまなければならなかった


お灸をしに行った帰り久しぶりに自然と触れ合った
 ....
経済格差の存在が前提ではあるけれど

景気循環という不況は

グローバル経済においては存在しないはずだ

はずなのに

いったい不況はどこから来るのだろう


富める者だけに金が ....
ああいう生き方もあるのだろう

庇護を受けているものたちが

庇護する側を恫喝している

庇護する側の博愛につけ込んだ生き方

ああいう生き方もあるのだろう


庇護する側の人の ....
あめあがる

はるめいた2月のような

12月のあさだった

啓蟄がにおった

しっけたさむさが

いとなみを濃くさせている

異常気象もしぜんだよ

人工もしぜんだよ
 ....
いまぼくがつらいのは

あなたもそうだったのだ

ごめんよわかるよわるくはないよ


あなたはつらくてにげたけど

ぼくはおとこだ

めめしいことしたって

つぎはぎだらけに ....
鉄路の車窓に

繁華街と映画館がゆき過ぎた

ふたりで一緒に

映画を見に行ったことがなかった

それでもふたりはよく映画の話をした

ヘブン、竜二、ぼくの大好きな映画は

ふ ....
パチンコに置き換えて考えると

世の中って

座っても仕方のない台ばかり

なに不自由のない幸せになるために

ひとは宗教に喰らいついて

自己肯定を宗教肯定にすりかえて

挙 ....
雑木林に音符降る

腐葉土にリズム浸み

時間の奏でる音楽

人工もまた自然です


燃料棒が溶け落ちてしまって

コンクリートを65cm沈む

山肌のみどり色が抜けきって
 ....
曇っているのだけれど

海のむこうまで見えた

青っぽい灰色

輪郭は鮮やか

きょうは風が強そうだ

つめたい風が強そうだ
吉岡ペペロ(4238)
タイトル カテゴリ Point 日付
器の法則自由詩2+11/12/11 18:57
セレナーデ自由詩3+11/12/11 12:55
地球ぐらいじゃ携帯写真+ ...1+11/12/11 1:40
消えた形自由詩0+11/12/11 0:03
皆既月食セレナーデ携帯写真+ ...311/12/10 21:45
不穏なノスタルジア携帯写真+ ...1+11/12/10 20:16
あえかな町にて自由詩0+11/12/10 18:24
統治せよ自由詩0+11/12/10 12:36
金網越しの月携帯写真+ ...4+11/12/10 1:32
トレーニング自由詩2+11/12/9 23:34
静かな祈り自由詩4+11/12/8 12:01
MAKE THE WORLD A BETTER PLACE!携帯写真+ ...1+11/12/7 22:34
素直なちから携帯写真+ ...0+11/12/7 22:05
答え、ロウソク。携帯写真+ ...4+11/12/7 21:52
謝ると嘘になる自由詩3+11/12/7 12:03
だから好きになる自由詩1+11/12/7 11:51
そこから自由詩4+11/12/7 8:41
冬桜携帯写真+ ...2+11/12/5 20:28
日だまりの道携帯写真+ ...211/12/5 20:11
いのちくれない携帯写真+ ...2+11/12/5 19:33
貴女の幸福自由詩5+11/12/5 19:24
滝を見に行く携帯写真+ ...3+11/12/4 20:19
景気循環ではなくて自由詩2+11/12/4 16:59
恫喝自由詩5+11/12/4 12:40
冬あたたかい日携帯写真+ ...1+11/12/3 22:44
ごめんよわかるよわるくはないよ自由詩1+11/12/3 20:39
ふたりで映画を見たことがない自由詩2+11/12/3 12:05
メッセージ自由詩4+11/12/2 23:11
いのち透明自由詩5+11/12/1 21:10
つめたい風自由詩3+11/12/1 21:03

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