ぼくらは求め合う純粋だ

ぼくらは最初から永遠だ


服と重さが触れ合うから

隙間にキスをしてしまう


ぼくらは求め合う純粋だ

ぼくらは最初から永遠だ
あなたは親戚やお母さんといると

やわらかい顔になる

とろんとした夢見がちな笑顔になる

オレの出る幕などなくなるくらい

でもたぶんそれは

オレが親戚やお母さんに溶け込んでい ....
あなたのおうちは洋館だった

あなたもわたしも小学生

いつも庭をわたしはのぞいた

のぞきながら前を通った

なかで何度か遊ばせて貰った

それが取り壊されていた

門にはシートが張られていた


 ....
めちゃくちゃ元気でびっくりした

オレンジぴかぴかお母さん

やさしい木みたいに笑ってくれた

オレンジぴかぴかお母さん

きれいな顔したおっさんみたいや


きょうあたしな
 ....
ぼくは夜の街道をゆく

あなたの写真を見つめながら

せつなくなれる場所を探している

街はとても明るくて

その場所は探せないでいた


マンションの手摺りから

しゃがん ....
仮面ライダーになりたかった

あのときぼくはまだ

仮面ライダーじゃなかったから

そのことばかり考えていた


三日月は満月になりたかった

ひとはみなしあわせになりたかった
 ....
のぼってゆく坂の上の青い天にもし一朶の白い雲がかがやいているとすれば

近代日本の夜明けを描いた作品のあとがきとして書かれたこの詩をわたしは好まない


坂という使いふるされたイメージとひか ....
茶屋町からマリンライナーで四国に渡る

瀬戸内の海辺の町並みを眼下にしていると

あの津波を重ねてしまう

渦になりきれない潮のたわむれを見つめていると

いろんなこころを自分を使って実験してしまう
 ....
倉敷に朝のひかりが落ち着いている

朝の黄昏れのようなひかり

異国の夏の朝のような静けさ

地道な人生を演出する婦人

混み合う10分前の道だった

朝から淋しくて僕も落ち着いていた
あなたを思い切なくなろうとする

そう思えることが気持ちの幸福だ


ときどきみじめになるけれど

星を見つめるみたいな孤独と似て

仕方がないやと名前をつける


あなたを思 ....
幸福とはこういうことを言うのだろう

幸福とは

幸福のようなものが

重ねられてゆくことを言うのだろう


叔父夫婦は熱心なキリスト者だった

はじめてのクリスマスの日

 ....
ぽた

音がした

知らぬまに

涙がにじんでしまう

あくびもしていないのに

悲しくもないのに

もう限界なんだろうか

ぽた

音がした






 ....
世界が光で出来ているとすれば

世界は最速で出来ているということになる

そして世界は

ヒッグスの海で切り取られている

言葉も音楽もウルトラマリンブルーも

真珠の耳飾りをするターバンの少女も

 ....
見えないものをイメージする

しんしんと降る雪のようなものを

もう交わせない愛の言葉のようなものを

ひとが生きてゆく道のりのようなものを

静かにイメージする

あなたの幸福に ....
前人未踏の先をゆく

その先ゆく者に同化する

ぼくは岬の突端だ

ぼくは宇宙の最果てだ

前人未踏の愛だから

その先ゆく者に同化する


そとに出たらもう黒かった

 ....
苦しかろうに苦しかろうに

愛したひとがほかのゆびに

かんじているつらかろうに

つらかろうに愛したひとが

ほかの温もりかんじている

苦しかろうに苦しかろうに


レデ ....
きみの知らないところでちいさな騒ぎを起こして死んでしまいたい
ゆき違いの姉妹がこころを遠くさせてゆくように滅びてしまいたい

水っぽい埃の匂い
午後のアンニュイ

人肌なんて恋しくなかった ....
チャングンソクや思たら

ラルクアンシエルやった

なんや

この地獄から降りて来たような歌い方は

メリークリスマスやで

みんなでイエス様の誕生よろこんでんねん

おれ死に ....
あめあめ降れ降れ
もっと降れ

花を咲かせることが人生ではない
咲かせたあとこそ人生なのだ

あめあめ降れ降れ
もっと降れ

あたしのいいひと
つれて来い


幸福とは宿命の転換をいうのではない

幸 ....
なぜなら愛とは

たいせつなひとの時間を

大切にすることなのだと

知っているから


寝坊したあなたは

忘れ物までして

またお家に戻ってしまった

去年のクリスマ ....
そんなことを思考してまた絵を見つめた

思考は霧散して

けなげなほどの静謐が

開放されていた

ぼくは考えて見つめて考えて生きていた


カボチャの絵を買った

白地のカボチャに

きらきら光る青 ....
あなたの幸せを想おうとすると

からだが貧血のようになる

胸がつかえて息が浅くなる

目と肩とお腹にちからを入れて

踏ん張るようにもういちど

あなたの幸せのうえに更なる幸せを ....
ぼくが残したものは決断の残骸か

それともそれはしばらく輝くものなのか


決断出来ない大人たちが増えている

そう一行書いて自分もそうなのかと考えている

オリオン座

なにを ....
船はゆく

船はゆく

港にさよなら

船はゆく

こんな歌が歌い継がれていた

人はゆく

人はゆく

何にさよなら

人はゆく


青がきつい冬の空

メ ....
月が

ぼくのまわりを

淋しそうに回ってた


日はびっかびっか

空はつんつるてん

いつもより空は青

そこで意味は止まった

いつもより空は青

引力が減っていた

宙が近づいていた


月が ....
一体どうしてしまったと言うのだ

ぼくはきっと正直に生きすぎ

疲れきったたましい入りの

肉のかたまりだったのだろう

客席はすでに埋まりはじめていた



観客は老夫婦から ....
こどもたちよ

きみたちが考えている大人だって

実はそうなんだ

失ったことに目をそむけて仕事などしているんだよ

悲しくてさびしくて恥ずかしいお話だけど


こどもたちは地震には関心がないようだっ ....
朝から好きです

それ以外はぜんぶ嘘です

この星は海です

それ以外は地上ですか?


ぼくは馬鹿や

ぼくは馬鹿や

ぼく以外はみんな賢こや

恥ずかしくてたまらんわ

ぼくは馬鹿や

ぼくは馬鹿 ....
愛憎ちゃうから

愛だけやから

裏表ちゃうから

表だけやから

ほんまやからな


冬至の朝の日の出を待つ

なんでこんなに暗いのだ

幾時間かが経ちまして

冬 ....
月の見えない

そんな夜


いろんな気持ちがあり過ぎて

ひとのキズつく

夜がある

ひとりぼっちの

音のなか

いろんな気持ちがあり過ぎて


月の見えない ....
吉岡ペペロ(4238)
タイトル カテゴリ Point 日付
隙間の約束携帯写真+ ...5+12/1/1 0:24
自由詩5+12/1/1 0:07
あなたもわたしも携帯写真+ ...2+11/12/31 17:24
オレンジぴかぴか自由詩4+11/12/31 4:13
あなたのやさしみ自由詩3+11/12/31 2:14
こころの光自由詩711/12/30 17:32
坂の上の雲自由詩511/12/28 21:45
光よ!光!携帯写真+ ...4+11/12/27 15:08
朝のひかり携帯写真+ ...3+11/12/27 11:43
星ときどきみじめ自由詩5+11/12/27 0:38
クリスマスの思い出自由詩5+11/12/26 14:01
涙がにじむ自由詩6+11/12/26 0:01
ヒッグスの海携帯写真+ ...3+11/12/25 21:30
死のイメージ携帯写真+ ...0+11/12/25 20:42
前人未踏の愛だから携帯写真+ ...2+11/12/25 20:00
レディーガガのように自由詩1+11/12/25 11:35
死んで滅びて自由詩1+11/12/25 10:24
しあわせのメリークリスマス自由詩2+11/12/24 23:21
幸福への慕情携帯写真+ ...111/12/24 21:24
去年のクリスマス自由詩1+11/12/24 11:34
開放携帯写真+ ...3+11/12/24 10:52
祈りの練習携帯写真+ ...2+11/12/24 1:28
大人たちの哀歌自由詩511/12/23 22:45
メリークリスマス自由詩511/12/23 16:35
いつもより空は青携帯写真+ ...311/12/23 13:23
ある映画祭自由詩711/12/23 2:40
つなみ携帯写真+ ...611/12/23 0:06
ぼくは馬鹿や携帯写真+ ...411/12/22 23:16
愛憎ちゃうから自由詩311/12/22 18:10
月のなぐさめ自由詩511/12/22 1:37

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