ピエロの「ぴ」は
ぴゅうって吹く風の「ぴ」

ピエロの「え」は
えーんっていう泣き声の「え」

ピエロの「ろ」は
色も形もなーんにもないロマンの「ろ」

じゃないことは解ってるんだっ ....
梅干が食べたい時に
おにぎりの中の梅干を食べるのは
おにぎりを食べながら梅干を目指す
その時間が
まったくもって無駄だ

だから俺は最初から
梅干を梅干として
食うのだ
神様なんて居ねえんだよ
なあ、神様
元気だよ
と言う君の声が
淋しそうだったから
僕は電車に乗っている

元気だったら
それはそれで
元気な君と
楽しく遊ぼう


コーヒー飲む?
の「?」の時にする君の顔
ち ....
窓拭きの人が来たのに
誰も返事をしないから
僕が部屋に通したんだよ

窓拭きの人は窓だけ拭いたよ
窓より汚いものは拭かなかったよ

窓拭きの人が行くのに
誰も見送らないから
僕が見送 ....
詩の批評をしている人と
虫の気持ちを批評をしている人を
交換してみましたけど
これといって何も起こりませんでした
と言ったら
詩を批評している人が怒りました

起こりませんでしたが
怒 ....
どうにもならない
といいながら
いつもおもうんですよ

あらゆるてをつくしても
どうにもならない
なんて

いってみれば
かんぺきなはっぽうふさがり

えいごでいえば
ぱーふぇ ....
お馬はみんなぱっかぱっか走る
って唄うだけでしあわせなんだなこれが

僕らはみんなかっつかっつ歩く
って唄っても楽しくないんだなこれが

どうしてなーのかー
なんて考えちゃったら
ます ....
りんは河原で泣きました

自分なんて居なくても
地球は回るのだと

石ころを蹴飛ばそうとして
空振り すってんころ


---------------------


【 問1 ....
おまえに何が解るんだ

と怒鳴ったら
君は君が解る事を話し始めた

あんなことや
こんなことや
そんなことまで

ふと気が付くと
僕は君の胸に
すっぽり抱かれて

小さな勇気 ....
デートの帰り道

疲れて大あくびをしたら
そのまま体が裏返ってしまった

あわてて元に戻すと
君が泣いていた

ごめんね驚かせて
もう大丈夫だよ


言おうとしたら
君がく ....
庭につながれて退屈そうなので
犬をふくらましてみた

ふわふわと
ゆらゆらと

風船のように退屈していた
男は物陰で
右目だけ出して
立っていた

男は物陰から
右半身だけ出して
立っていた

男は物陰から離れ
ようやく全身を見せた


そんな事にひと月も費した


まったく ....
彼女と喧嘩して
いい加減にしろ
と怒鳴るつもりが

いい加減にすれ
と言ってしまった

こらえたがやっぱだめで
吹き出してしまった僕の
少し後に吹き出した君

ふたりで涙を流して ....
何も無い道を歩いているのに
さっきからカサカサと音がする

ああ
俺の心がカサカサなのだよ

そうつぶやいてうつむき歩く男
の背中を見つめる妖怪カサカサ

*

妖怪カサカサは
 ....
野茂英雄は

英雄(ひでお)という名の如く
本当に英雄(えいゆう)になった

なんて事を言うと
世の中の英雄(ひでお)じゃない人が

どうせ俺の名はとすねて

世の中の
野茂英雄 ....
4本の弦を見つめるあなたの写真を見つめる4人の仲間たち 好き?
と彼女に聞かれたので

好き
と彼女に言う代わりに
100行の詩を書きました
それはそれは思いを込めて書きました

100行じっくり読んだ彼女が言いました




で ....
あごひげを伸ばしたのと
時を同じくして
仕事でミスをしました

ひげに養分取られてるんじゃないのか

と上司に嫌味を言われましたが
本件との関連性はきわめて薄いと感じたので

ひげは ....
星になってしまった圭子が
実は星になり損ねていて

蛍光灯の「けいこ」の辺りに
ぴとって
張り付いて居てくれたらいいのに

けいこ、うとう

今まで「電気」なんて言ってたけど
ちゃ ....
勝利のVサインも
グーの前ではチョキになり
いとも簡単に負けてしまう

それでも戦うのだ
僕らは戦い続けるのだ


なんて意気込むのも
馬鹿らしい気がして
やってらんねえやと
お ....
(1)

太陽が沈んでくって言うけど
太陽が沈んでるんじゃなくて
地球が回ってるんだよ


うるせえ、馬鹿



(2)

天の川なんて言ってるけど
あれ、川じゃないから
 ....
蚊の羽音に憤怒する夜
その対策について考える

この蚊が君の化身であれば
羽音も心地よいのかも知れないが

羽音の君は
言葉を持たず

愛してると言ってるの
悲しいと泣いてるの
 ....
熊が黄色いわけねえだろ


確かにそうですが
それがどうかしましたか
自由になりたい
自由になりたい

っていうのが
口癖だったわけ

そしたら朝起きたら
翼がついてたわけ

そりゃもう嬉しくてね
飛びましたよ

ぐるぐる
ぐーるぐる

で ....
俺さ ヤキソバって肉無しでもいいと思う
わたしも
キャベツは?
キャベツは入ってる方がいいな

ん?
青のり
… … 取れた?
違う逆 あ取れた


*


ああ
空が ....
キャッチボールをしたいのに
ボールが無くてボールペンがある

ボールペンの事は言わなくていいじゃないか


ボールペンを探してるのに
ボールペンが無くてボールがある

ボールの事は言 ....
光の彼方の地球では
時の流れが驚くほど速く

我々の一日が終わる頃には
すでに365日も過ぎているらしい


おやすみ織姫


また明日
会社を休んで
食卓の電卓の上に隠れてみた

電卓の5の上に立って
19731973と打たれたら
きっと楽しいだろうと思う

電卓の5の上に立って
14.26と打たれるのは
スリリング ....
君が花を飾ってくれた

僕の部屋に
初めて花が咲いた
白い花だった


花の名前は
名前は


聞いたけど
上の空だったから
覚えてない
ミサイル・クーパー(78)
タイトル カテゴリ Point 日付
ピ エ ロ自由詩404/11/19 2:25
梅干を食いたい時がある自由詩204/11/19 1:02
自由詩304/11/19 0:53
特急自由詩804/11/9 1:47
窓拭きの人自由詩1104/10/22 3:03
おこりませんでしたがおこりました自由詩404/10/22 2:12
ぱーふぇくと自由詩204/10/22 2:04
ぱかぱかかつかつ自由詩304/9/15 0:23
りん自由詩304/7/13 1:17
その朝のコーヒー自由詩504/7/13 1:16
結婚してください自由詩1204/6/3 1:59
風船自由詩704/6/2 2:48
無題自由詩1204/5/25 23:48
すれ自由詩61+04/5/18 2:54
カサカサ自由詩504/4/2 10:18
英雄(ひでお)自由詩104/3/28 11:35
いかりや長介自由詩1204/3/24 23:57
ああ詩人よ自由詩1204/3/24 23:50
あごひげ自由詩304/3/23 1:24
圭子自由詩604/3/18 23:59
自由詩204/3/11 0:18
うるせえ、馬鹿自由詩704/1/25 10:39
自由詩103/12/30 2:43
ぷーさん自由詩503/12/30 2:42
煙草自由詩2403/12/11 3:02
自由詩103/12/11 3:01
THE自由詩103/11/21 2:47
天の川にて自由詩203/11/19 1:18
電卓父さん自由詩1203/11/19 1:17
君が太陽に見えた日自由詩103/11/16 2:31

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