白く煙る息を吐き出し 
巡る季節の意味を問う

もうすぐ聖なる夜が 
みんなを遠くに連れて行ってしまう

冷えた指先が求めるのは
愛を描く古びた絵筆

色のない四季に見つけた唯一の真 ....
世の中に 変わらないモノなど
在りえないという 事実こそが
不変そのものなのだろう
哀しいほどに 翼を広げて
凍てつく風に なぶられて尚
高く果てない 虹を想う
いたいけなる 小鳥たちよ

帰るべき 場所を探す
震える胸を 鮮やかな
陽光に翻しながら

時に強く 羽 ....
あなたは日本地図の上の方に住んでいて
わたしは真ん中のくぼんだ辺りに住んでいる
二人が会うのはとても大変
東京駅で新幹線に乗り換えて約2時間
あなたは待ちくたびれたと文句を言い
わたしは荷物 ....
僕は両手を空に掲げる
太陽が堕ちる 月が逃げる
黒い雨が降る

僕は祈りを天に捧げる
雷鳴が響く 声は消える
黒い雨が降る

愛して欲しい
偶像崇拝だとしても

受け入れて欲しい ....
もしも私の命が先に果てるようなことがあったら
朽ちた肉の塊を足元に埋めてください
やがてそれは大地に還り
愛するあなたを彩る一部となるのです
いつか恋人と永遠の所在について語り合った。
きれいなモノが見たくて1日中海を眺めていた。
変わらないモノが欲しくて空を見上げた。
人を愛するとは、どういうことだろう?
あるいは…人に愛されると ....
この空は君には
何色に映るのだろう?なんて
つまらないこと考えたりしてたんだ
美しいと思う気持ちが同じなら
それでいい
あなたに片想いをしていた頃の日記を
何度も読み返しては呟いた
あの頃に比べれば今は幸せ
あの頃に比べれば今は幸せ
言い聞かせながら眠りに落ちる
今夜も鳴らない電話 
葉月えりこ(9)
タイトル カテゴリ Point 日付
終わりのうた自由詩1*03/10/26 18:43
不変の定理自由詩003/9/6 21:48
旅路自由詩003/9/6 21:40
愛しき不自由さ自由詩203/9/2 21:37
祈り自由詩203/8/31 21:17
桜の薄紅を、血の朱というのなら…自由詩003/8/31 19:49
独白未詩・独白103/8/28 21:13
空色自由詩0*03/8/28 20:40
今は幸せ自由詩103/8/28 20:23

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