こうしてぼくはあなたに手紙をささげます。
今までずっと言えなかった。
それを今、こういう形に変えて、あなたへ。

お元気でしょうか。
あれからずっと、ぼくはあなたの代わりとして、
役目を果 ....
汚れてはいないだろうか
僕は
汚れてしまっては
いないだろうか
自分勝手で
自分のことしか
考えていない
我が儘な
そんな僕は
汚いんじゃないか?
此処にいては
いけないんじゃな ....
100数えてから目を覚まそう
あともう少しだけ
絡まるシーツの滑らかさに
この余韻に浸っていたいと思う
目を覚ませば
大量の仕事が待っている
あと100 数えてから起き上がろう
もうすぐ ....
吐息を重ねて
さよならを唱える
ぼくはもう
きみを忘れる

繋がっていた手も
いつのまにか離れて
それでも
気づかないふりをして
子どもの頃のきみを
手放せなかった
変わる自分を ....
もうどこにもいないの
ぼくのたいせつなひと
もうあえないの
ぼくのたいせつなひと
さみしいよ
ぼくのたいせつなひと
なみだがでるよ
ぼくのたいせつなひと
とまらないの
ぼくのたいせつ ....
そっと
顔を埋めて
昨日の夢を見る
微笑んで

「よかったね」

ただ欲しがって
ぼくは
星にも
手が届かない
深い海の黄昏に
波は僕らを呑み込んでゆく
そこには嘘も偽りも
なにもかも意味をもたなくて
あるのはただ
切なさだけで

海はそこで
潮風を残して退いて
あしたが来るのを待っていた
 ....
途切れた夏の感触
暑さにのぼせて
不意打ちをくらう
手を伸ばした先に
何があるのか
届かない光が
闇なのかどうかも
揺らぐ想いが
邪魔になる
誤魔化しただけの
答えの
蓋を開けた ....
瞳のおくの
まぶしさ
ぼくもいっしょに
落ちてゆく

はじめての感覚
あたたかくて
ここちいい体温

こんなに涙もろかった
溶かして
浄化する
新しい色がみえるよ
「こうふく」
がなんなのか
「ふこう」
がなんなのか
ぼくにはわからない
だけど心は
あったかくなるよ
さむくもなるけど
それでいいよ
小さな子どものように
我が儘を言って
あなたの手を握った
ただ触れていたくて
温かさを欲して
単純に
望んだ
つまらない
言い訳に隠して
ずっと繋がっていられるように
簡単に
消せるだけの記憶なら
この手から
こぼれ落ちて
さっさと消えてしまえばいい
だから
大切な記憶だけは
あなたの笑顔だけは
何処へも行かないで
私はまだ
この場所から動けない
日が沈み
また日が昇り
そうしてつちかった
歴史のひずみに
取り残されたまま

私はまだ
この場所から離れられない
君との約束を果たすために
あの ....
君からのメールがこない、
と泣く
頬濡れなくても
曇っていく空

焦点の合わない目、と
見つめ合う
私はきっと
夢を見ているんだろう、
と信じるしことしかできない
囚われて逃げられ ....
いつもより青い
そんな空の表情を
今日は違うばしょで
あの子と歌った
あの子が歌うと
空は笑い
あの子は風だと
密かにおもった
ぼくはあの子の
小さな笑顔が
すてきだともおもった
 ....
きみのその
余裕な笑みに
ぼくは
奪われた気がした
ぼくにない
なにかを
持ってきるきみに

きみのその
ときどき見せる
淋しさに
ぼくと同じ
色を見た

手を伸ばせばきみ ....
いつまでも
いつまでも
いつまでも
いつまでも
いつまでも
きみと居たいんだ
そして
ずっとずっと
おはようと言いたい

そんな我が儘が
いつまで

いつまで
あの子を探して
旅に出た
あの子の好きな
歌口ずさんで

散る桜
浮かぶ月
どうして
眩しくて

あの子はどこにもいなかった
あの子はどこにもいなかった

記憶の中で
ただ ....
入れたての
れもんてぃーを
口に含んで
あんたの隣
小さな距離が
もどかしくて
寄りかかる

隣にいるのは
あんただけでいい
あとはいらない
たとえぼくが
ただの猫でも
眠れ ....
落ちてくる雨が
まるで
あの日を思い出させる
窓から
眠る街を覗けば
切なくなるのはなんで
背中から
ひんやりと 伝わる温度に
真っ白に
過ぎていく時間が
じんわりと滲んだ

 ....
夢の続き
残像だけが残る
その声が
誰だか思い出せない
気づいたら滲んでいて
ぼくはただ
笑っていた
幸せだったんだよね
ぼくは笑っているから
温かかったから
ねぇ 今もぼくは
 ....
きらきらと輝く星の中、
魚は泳ぎ
水面に浮かぶ 月に消える
掴もうと
伸ばした手は
彼らの尾にも届かない
ただ空を滑り
何十億も昔
星たちと交わした約束を
ひたすらに
集めているの ....
蓮見(22)
タイトル カテゴリ Point 日付
空への手紙散文(批評 ...406/6/20 23:21
自由詩106/6/20 23:12
朝の目覚め自由詩206/6/19 23:52
さよなら、自由詩306/6/19 23:48
ぼくのたいせつなひと自由詩006/6/12 23:46
自由詩106/6/12 23:28
潮風自由詩006/6/12 23:24
眩暈自由詩406/6/11 22:36
瞼の裏には自由詩206/6/11 22:33
『こうふく」自由詩306/6/11 22:31
手をつなぐ自由詩006/5/6 23:11
記憶自由詩106/5/6 23:09
呼吸自由詩206/5/6 23:08
下弦の月自由詩106/4/17 23:09
空の歌自由詩206/4/17 23:08
急降下自由詩206/3/30 0:02
永遠、自由詩106/3/29 0:34
空の彼方自由詩206/3/29 0:32
独占自由詩206/3/23 23:42
自由詩306/3/23 13:38
遠い記憶自由詩206/3/23 13:05
約束自由詩306/3/19 20:57

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