あの人が
あの人が
自ら
汚れのない言語を
いくつも吐いた
いつも胸の奥底の
鉄格子の扉の奥に潜めていた
潤った可愛らしい
柔らかい言語を

その声で届けられたから
この耳は微笑 ....
漏れるように現れる
過剰な知識
まるで栓を抜いてしまったよう
瞬く間に成る物は
世界一の噴水
残骸の泉


私の細胞一つ
地へと降り立ち
必死に押さえようとする
僕も僕も私もと
 ....
僕ね
一人きり部屋にいると
いつも見付けてしまうの
床に転がっている文字を
瞬きをする毎に増えていくの
手に取ってみたの
不思議なことに
FとNとUとAのアルファベットしか無くてね
ど ....
黒い扉
開けると
まだいる
まだいる
雷を落とした人
僕の脳
完全に痺れたよ
手に持った好物から
温度感染して
見事冷えてしまったよ
目を瞑ってしまったよ
健全だったコアたち
 ....
その袖を掴むことで
私は乙女でいられる


そこは居場所であり
安らぎの場


私が勝手に選んだから
半分白紙の契約書
お願い
この唇に実印を
あの子やその子の孤独は
柔らかそうで素敵

まるで女神が産み落とした赤子のようで
健やかな膜は健在なのね


この体は 何かが出ては入る循環を好んで
一色にしか染まらないけど存在は莫大 ....
愛し人を真白の紙に立たせようとすると

僕の脳は一斉に窓を閉め始める


どんな世界に連れだしても
独占は止められず
清き風は吹かず


広大な海原は
狭く細長い橋になる

 ....
言いたいことが言えません

だって複雑すぎる
私の苦手な
イコールまでの樹海の中にいるみたい

ウォーリーの仲間達全員をなかなか見つけられないような
もどかしい日々が続きすぎてる ....
歪んでいく
美しい命の誕生
我を忘れ快楽を得た結果
歪んでいく
尊い命の誕生

我を忘れ快楽を得たせいで
理性を失った人が
欲望だらけの街が
純粋な時間を
快楽を得る事に
使い果 ....
指先が離れた瞬間

とてつもなく押し寄せる切なさ

夢のような時間は
切断されるように終わり

また僕は単体になってしまう
豪雨の中

傘を持った私がいる


まるで鉛を
持たされたように



内側まで濡れた傘

アスファルトに削られる天辺


落下する雨粒

白ぼける視界

染み込 ....
もう
なにがなんだかわからない

何故こんなに頭が痛いんだ

何かを覆い被せられているみたい

もっと素直に感じ取りたい

今のままじゃ ゴミも拾おうとしなくなりそう

ほんの小 ....
目の前のテレビ
電線は私の目に苦しい事を伝えるのが好きらしい

娯楽と言うテレビ
そんなものに殺されそう
温度が変動するこの居間で
誰一人知る由もないこの居間で


誰もが今笑うが
 ....
洗脳されました

日に日に
それは目でもわかるほど
見事に実に艶やかに
洗脳されています

そんな脳を元に戻そうと言う人がいますか?
洗脳を洗い流す者がいますか?

いや、いないで ....
RAVE(14)
タイトル カテゴリ Point 日付
あの人の言語自由詩107/7/11 23:40
被害妄想自由詩2*07/4/30 23:37
僕ね自由詩3*07/4/29 11:54
過去の姫自由詩007/4/26 12:32
私に印を自由詩107/4/21 21:28
x と y自由詩307/4/21 0:02
想像世界でさえ自由詩407/4/20 23:19
言葉を囲む言葉達の結集自由詩206/10/5 18:19
我を忘れ快楽を得た過ち自由詩2*06/10/4 21:02
別れ自由詩1*06/10/2 18:27
洗礼自由詩4*06/9/30 0:00
脳が爆発しました未詩・独白006/3/2 22:32
深夜のテレビジョン自由詩006/1/19 17:13
ザ・洗脳された国自由詩505/12/23 19:58

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