血にまみれた少女の稚拙な聖域を
賢人たちが踏みにじる

肥満した精神ががなりたてる
音量はMAX 凍結していく表情

絶対零度まで あと少し

もう一度 リストカットを
その血はまだ ....
始めから
尺取虫の健気な一歩ほどにも
進んでいなかったね

0次元の旅人よ

前も後もないのに
どうして
進めるはずがあっただろう

君は
点が呼ぶ 円周無き無限の円周の
夢を ....
この想い
一挙一動 すべて
「時代」

わたしは
一人称でよいのだろうか

又 更なる含有は
恋もなく
約束もなく

肌と肌の接点
産毛の重なる薄い隙間に潜む温度
これが わたしたちのすべて

心は
皮膚から最も遠いところに息づく
 何かおっしゃった?
その振動もはるか届き ....
もし 真実を語ることができたとしても
言葉の中に真実を見出すことはできない

その単語の羅列が、真実か虚偽であるか
そんなことはどうでもいいのだ

言葉が発現する一点を見極める
全てはそ ....
項目は分断されている
各々の振動数もしくは結晶を静かに内包しながら
彼らは出会わない 間にあるのはただ経のみ
その細く永い線を造るのは ほんの一瞥

見つめあっている間 その線上で化学反応が ....
気が付けば あたり一面 光
影ができないように
四方八方から 光が監視する

光と影は ひとつの空間を共有するものなのに
影はその場を追われて
奥へ奥へと 追いやられる

光をあてなが ....
訪れるものは未知にして
未来ある限り 曖昧で在り続ける

ならば あなたに形を与えよう
そうして殺してしまおう

分析のメスで切り刻んで
評価の薬品に浸し 名を与える

けれども 残 ....
見知らぬ場所に
ひとり投げ込まれる

扉を叩けば開かれるらしいが
扉そのものが見つからない

知っているところに行こうにも
知っている言葉が見つからない

消えた月が生まれるまでの間 ....
雪井世良(9)
タイトル カテゴリ Point 日付
まだ往くな!未詩・独白003/11/7 2:39
あまねく友へ自由詩003/9/13 2:15
NIRVANA未詩・独白003/9/8 23:22
自由詩1*03/8/22 23:36
対峙自由詩1*03/8/9 2:18
体系 その中にある項目自由詩003/8/6 1:42
自由詩103/7/10 23:40
記憶自由詩003/7/9 23:52
「深き淵」自由詩003/7/8 23:49

Home
0.06sec.