消えてしまいそうな

私は目についた雑誌を一冊手にとって
日曜日の空気に紛れた

昨日の電話

聞いてよと願えば3日以内に会えた頃とは違うから
突然の変化を驚かない
痛くない
なにもないところにど ....
枯渇した心に君が
ゆっくりとアイをカタムケタ


ゆらゆらと満たされ
ふらふらとたゆたう
僕は海月にでもなったようだ
柔らかく
震えてもっと
君に触れてほしい



皮と ....
授業を放り出して木曜日2限

今は居ない人の声を聞きながら

いのちのことを考えていた

ぞくりと背中を這い上がる何かはきっと

久しぶりの曇り空のせいで

日に日に減っていく体重も

きっと久し ....
狭い空
それでも見上げて

厚い雲
それでも見上げて

僕には未来があります
ねえ

サンダルが壊れたくらいで

見失う行き先じゃ無い

だけど少しだけ不安になる気持ちなら

わかってほしいの



顔をあげた

君の背中が見えた

見失わない内に

駆け出した
大人になって


触れないものが増えました
夏待ち恋心

*

騒がしく過ぎる6月の終わり
ふと読み返した君からのメール
聞いて?
もう
泣かなくてよかった

君の居ない3回目の夏を
君と過ごした場所で過ごすことにしました
もしかすると思い出に ....
春に 嫉妬しているようだねと
あなたの言葉が美しかったから
少し、お借りすることにしました


紳士淑女が
自分の仕事について誇らしげに語らう日曜日の朝
少し距離を取って見た窓の外は白く
非 現実 ....
雪の溶けたばかりのアスファルトに寝転んで
空を補給して
この青が君に繋がっているんだと
ありきたりなことを考えた
けれどそれが普遍だから
あたしは生きていくのだ
きっかけなんて
小さなことで
たいてい私以外の人には
なんでもないようなことだとしても

揺れる
落ちていく
積もる

時に鋭利で

やっと
やっと
暖かくなってきたと言うのに
そして弔いたいのは

君への恋心ひとつ
粛々 と
夕日を見送る木々が
美しかった
雪道に宝石をまいた夕日は緩やかに山へ落ち
オレンジと黒の隙間に
もう一度青があることを知った


何度も
何度も
足を止め山をおりる夕方


目を細め
 ....
「出てきてくれないと、さよならが言えません」なんて
君がいつもの優しい声で言うから
余計にここに閉じ籠ってしまいたくなった

「寒いでしょう、さあ」

ねえ、君はいつだって正しい

寒いよ
すごく ....
頭上を
大きな魚が



"魚がいる"
と思って

急いで掃除を終わらせてカメラを起動させたのに
見上げるとどうやら通りすぎたあとだった
それでも尾ひれぐらいは捕まえてやろうと思ってシャッターボタ ....
平日だと
いうのに


突然ここにもかみさまがいることを思い出したらしい人たちの流れに揺られて
五十鈴川で手洗いをした


お参りがすめばその流れからそっと抜け出して
いつか君と年を越した場所へ ....
The slow life

誰のことも

君のことも

関係ないとは言わないけれど
毎日
君と星空を見上げてた夏を
思い出します




あの日
数えきれなかった星のいくつが
今もあるのかわからないまま
君も
見ていれば良いのに
ふと
そんなことを考え ....
台風
過ぎ去って
残った停電
信号機一つ
止まればまるで異国のようで

(映画、見てるみたい)

私はハンドルを握ったまま
右折の方法を考えていた
空が
きれーやなーと思いながら
タバコに火を着ける
14時
誰もいない公園と
ペットボトルのコーヒー牛乳
風の冷たさを予想せずに着た
半袖から出る腕がちょっと冷たかった


はたして水は出た。
う ....
間違い電話で目覚めた午後
100円の洗車の後で
もう一回ぐらいあると思ったパワーアメットビーが
フロントガラス分もなくて
(でもとりあえずあるだけ塗って)
つけた覚えのない傷まで見つけて
ため息つ ....
それは
ほんの小さなことで

二つ並んだお揃いの箱

「中身、当てるから言わないでねっ」

そう言った君がかわいくて
んーって
むーって
蓋をノックする
重さを確かめる
そんなしぐさを眺める僕

 ....
暑さを避けてもぐりこんだ路地裏に

かみさまがいた
揺れ

流れ

光り

落ち

交錯する思い
  ついさっきまで
  眠っていたかのような
  まどろみ


  覚醒を求めて
  手元ののコーヒーを一口
  手を伸ばして
  煙草を一本


  煙を吐くと
 ....
それは神聖で
侵されることない神秘

逃避行

もう

終わりにしよう

命なら

ここにあった
流れに逆らって風が吹くから
動けない枯れ葉が揺れる
時期尚早
焦って落ちた
若葉も揺れる

全くその夏と言えば
まだ6月だと言うのに
いつものように焦ってはじまるイチロクサンパチの祭りが
暑くて街 ....
『川沿いの空想』


老人は川沿いを
ゆっくりと目的地に向かっていった

すべての色を鮮やかに
太陽が今日も熱かった

泳げはしない川の
それでも綺麗な流れの中を泳ぐ
あの魚になりたい
水面を食むその ....
綺麗な星が見たくて
夜更けの出発を選んだ


トンネルはなぜ丸く作られたのか
考えてもそんな知識は持ってなかった
きっと美しいからだ
夜の新名神
県境を走りながらそういうことにした


小さなパー ....
待って

待って

今この瞬間を

君に見せたいの



そんな気持ちで

けいたいでんわを急がせた
空を横切る白い飛行機が
虫みたいだと思った

小さなブティックに入っていくおばあちゃんの背中を押してみたいと思った

世界の流れについていけなくなりそうで
それもいいかなと思って
立ち止まってみた ....
瑠音(162)
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