ぼくたちはみずうみを避けた
透明なびーどろのような愛を
くちうつしするとき
手首からはがれ落ちるかさぶた、ぼくのなみだに溶ける平仮名、ふれることなく過ぎる雨雲、日々、
ぼくの肺をひろげる羽 ....
午後、わたしはひどく醒めたが
形見のように愛を抱いて
あなたは激しい眠りに落ちた
長い髪が
竜巻みたいに渦巻いていた
神様から わたしたちの窓へ
吹きつけるあめかぜ
かみなり
....
以下は、私とChatGPT 4o(無調教)のやりとりである:
あなた: ふたつの詩を送るので、詩に用いられている技巧、意味内容、作者の意図を詳細に比較検討し、いずれがより優れているか結論を出して ....
(0-1) 本稿はあくまで適当な文章である。最後まで読んでも納得のいく説明は得られないと思う。この点を断ったうえで、とりあえずのメインの主張を述べると
私が自作品を読み返して思うのは、良い作品は ....
あなたはくちびるを固くとじて
わたしは
かみなりをきいていた
無人でない駅のひとごみ
ベンチに残る
前のひとの温度
夏 情欲とみまがうほど
はげしい雨が降って
わたしは乱雑な鞄のな ....
カーテンあけて世界に接続する
わたしの内燃機関
26℃の冷房
うす青い朝を映す窓は
精巧なディスプレイか、鏡か
夏の桜並木
二車線道路を過ぎる車はまばらで
幾世代も巻き戻す夏、
セ ....
引っ越して最初の夏、
メロンソーダを飲み干して
あなたは私を見つめた
当たり前みたいに見つめた
引っ越して十年のいま、
過去百年で一番暑い夏が来て
響くような夕立ちと雷が
当たり前に ....
まなざしの射程に入る
からだの一部。つまさき、へその緒、
暗い部屋をなめらかに浮遊する蛍を
捕まえようとしても、ゆびとゆびの間をすり抜け
まなざしの射程を抜ける
夜空のかけら。目を凝らし ....
夜の窓辺 畳の上にひろがる
うすあおい布のような光りを
手のひらで受け
撫でて 六月の風はさわれた
ひとりの夜が普通だったころ
ひと粒ひと粒の波をむすんで ほどいて
千切って 噛んで ....
おれの心象に積もった雪へ
ダイブする
あなたのかたち それは
不思議な窓
あるいは、うつくしい鈴
絡まった糸を切るひと
ほどいて
むすびなおすひと 夢で
会ったよね もうない、学校へ ....
硬いソファまで差す陽が
サキの太腿を切り取り
新居、印鑑、身分証。近くの
小学校から 子どもたちの声が微かに
聞こえる? サキの下腹部に
耳を押し当て 子ども 欲しいな、
....
置く、ゆびに
わかるあなたのよわひ、
わたしの
永遠に接続できない指輪と
結婚、結婚、結婚、血痕、
映る、くびもとの皺、
見ないふりをして
彼のくれる不等式を
解いた、三日かけて、 ....
あなたの手のマメを撫でれば
マイスリーが夢を見せる
そしてわたしを抱く、腕の筋肉が
風景を透かせて見せ
ウグイスが季節を外れて
空に絡まるとき
どうやって{ルビ解=ほど}けば良いのだろ ....
あれきった指さきで
つなぐ つながる
つなぐ つながらない
結ぶ茎、忘れられない花々を
投げれば ひらひら
愛しても ふわふわ
漂い落ちて
スマホが{ルビ水面=みなも}なら
濡 ....
いち枚のさくらを
ひと筆で捉えきる
あなたの目はなにを幻視したの
耳鳴りするほどまばゆい
はるの河川敷で
ICOSを取り出すゆびさき
掴んで むりやり凝視する
ネイルに空は捻れて
これ ....
生まれて、育った町の
毎日 渡った橋を
きみとゆく
今日は雲が多いね
川面もすこし 白い
そうして乗る
路面電車の窓を
飛ぶ鳥が
きみとぼくを 一瞬
つれて
どこかで ....
contents.
WE
・self-similar
・sea
・lemon
MYSELF
・imaginary
・gospel
・reverse
....
満員のバスに
押し込める体の
内側で
すこし壊れるたましひ、
これは本当に
きみに抱かれるのと同じ
体か
曇る眼鏡
街を打つ、
倫理的ではない雨
知らない人の手が
ピアスを掠めて ....
0.23sec.