葦の川手足のごとく痩せほそり


   せせらぎはサラサラ鳴いて冬のなか


   月満ちて波打ち際の鳥の痕
 母といたことも夢なり赤万両


 厳寒に背中丸めた赤万両


 眼鏡かけ毛帽子かぶった雪だるま
   夕陽が背伸びして犬の影がおちていた    森や林にさびしい色が川や海にかなしい色があった    ゆく雲が鳥になるまで空をみていた
黒木節子(5)
タイトル カテゴリ Point 日付
冬 三題自由詩622/1/9 17:19
_自由詩5*21/12/26 11:39
犬の影俳句5+*21/11/4 16:35
悲哀の色があった俳句5*21/11/4 16:27
雲の鳥俳句5*21/11/4 11:42

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