あおい夜だと

常套句からはじまり

永遠の秋だと

月並みな言葉を放ち

考えた末に

寝転んで昼寝をした
喜びもない
平安もない
愛もない
ただただ途方に暮れている

人は道徳や戒律では救われない
清く自分を律しても
それでは救われない

人は死ぬまで罪を犯す
罪人だから罪を犯す

 ....
こころに穴がある
その穴を覗くと君が見える
かわりにその穴を塞ぐ人はない
それが夫婦というものかもしれない
亀の剝製が飾ってある床の間
ゆらゆらと海面を漂い
首を一突きにされた
甲羅は磨きに磨かれている
見事な輝き

太平洋の夜は蒼い
恋するように
旅に出る
夢のスエード
抱きしめると
 ....
本棚に何冊かの聖書がある
俺は幸せになったのか
キリスト教はご利益宗教ではない
ならば洗礼を受けて
生きてきたことも良かったのだろう
ただ茨の道であったことは確かである
言葉が見当たりません
気分も沈みっぱなしで
なにを綴ったら良いか

ただもう独りでいたい
さみしいし
変わり者になってしまいますが
そう決めました
ここまで生きてきたのだから
あとは ....
とまどい生きて 夜の果て
時過ぎて わたしは老いてゆく
いつまでも夢の中 さまよいゆくが
現実に生きてゆきたくも ついに秋きたり
病におかされ 苦しみ悶え
一瞬に旅立ちたいのに
神が許さな ....
眠れない街よ
興奮と快楽と 女と男
何処で眠るのか いつ眠るのか
しでかした過ちの代価は 病と牢獄へ
叫んでも 償っても 
因果応報 神の裁きは免れぬ
脳が沸騰して闇夜に消える

天災 ....
夜明けと共に目覚める
そして赤紫の空が生まれる
狂気の男が怯えている
偶然なのに
必然のごとく
それが誇大的妄想であっても
滑稽な一人芝居
嗚呼 悲しきクオリティータイム
私が描いてき ....
描きたかった
書きたかった
真実を

リアルタイムで
発信した
俺の心を

残したかった
事実を
傷跡を

力で抑え込まれ
歪められ
夢の中に
置き忘れたエロス達よ

 ....
遠くから聞こえる
街つくり人の営みの鐘が
トッテンチ トッテン カラと
時代が終わろうとしている

過ぎし日の殺し合い
今も残る傷跡を
語り継がんと
語り継ぐ
長老の知恵は
その顔 ....
くたびれた
くたびれ果てた
夏の果て
恋も愛もくり返し
くり返して

夕立の雨音におびえたり
涙したり
蝉しぐれも
一度も聞かずに
夏は終わろうとしている

あなたは変わった
 ....
燃えるように苦しい試練だった
貪欲で好色で汚れ果てていた
なぜなのかはわからない
疲れ果て 壊れかけ 崩れ落ちた
闇の中に 欲の中に 罪の中で
放蕩に身を持ち崩し
夜の街を 昼の街を 
 ....
あおいみつる(133)
タイトル カテゴリ Point 日付
無題自由詩5*18/10/25 17:41
信仰によって自由詩1*18/10/24 13:46
心の穴自由詩3*18/10/24 11:31
きらきらと少年自由詩2*18/10/22 14:16
イエスを信じて自由詩2*18/10/21 21:27
神無月自由詩8*18/10/21 18:46
つぎはぎの詩自由詩218/9/26 17:10
天災は忘れたころに自由詩2*18/9/7 18:16
クオリティータイム自由詩3*18/9/3 6:01
真夏の夜が明けるまで自由詩1*18/9/2 7:21
時代の終わり自由詩2*18/9/1 12:01
生還した夏自由詩6*18/8/26 20:51
時が来た自由詩3*18/8/26 15:49

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