もう30度は超えないだろう最高気温は

20度を割り10度も割りだす日は近い

それはいたって健康的なお話なのだ

百日紅の花びらが歩道に少なくなると

うっすら金木犀の香が漂いだすの ....
ねむたいのを堪えて

あくびの涙みたいなのをたらして

ぎりぎりと勉強する


ルーレットから知識が溢れる出すまで

知識をルーレットに押し込んでいく

そしたらどれが出ても俺の ....
あなたが腹を立てたり

企みを隠せない瞬間を

見つけてしまう

だけどなんにも

気づかないふりをする

実は傷ついているけど


みんな急いでいる

時間が経つことは ....
灰色のまちが

悲しくも懐かしくも

なさそうに佇んでいる

言葉でそれをとらえたとて

電車からじぶんの職場を

見てゆき過ぎるようなものだ


世のため人のために君は生き ....
世界で売春婦の割合が一番大きいのはベネズエラだ

貧困とハイパーインフレに喘いでいるこの国ならば

それは仕方のないことだと思うのは間違いだろうか


二番目に割合が大きいのは一万人あた ....
風のものまね

トンネルから

出口の真上で

出たか見てて


風はどこから

ボブディラン

台風からかな

海水からかな

物理や化学は

自然とか宿命
 ....
風の音がしてきた

ぼーぼぼぼーぼぼぼ

みしっぺきっ

ぼーぼぼぼーぼぼぼ

悪意でも善意でも


あたしの生きた足跡が

誰かのためになろうが

なるまいが粛々と行く ....
100年後の日本より大事なこと

それはLGBTの方たちの人権

この国の行く末なんかより

人権のほうがずっと大事なのだ


100年後の大相撲より

獣医学部新設より

 ....
ライオンが駆けキリンが跳ね

シマウマがゾウが土煙をあげ

太陽が沈むまで

バッファローがハイエナが

ぼくのこころは永遠に雄大だ


主義ややり方

人間関係や政治力
 ....
健康なゾンビがダンス

ぼくをつくりだして苦悩している

少女は少女がつくりだしたぼくだ

だからかっこいいのだ

潮と砂糖のにおいなんて捨てるよ


秋夜のくもが月のひかりにわ ....
ホテルの駐車場に白黒のネコが迷いこんでいた。
都市を見舞った大雪をカーテンの隙間から見つめていた。
敵を五人殺した。四人かも知れない。うち一人は敵ではなく民間人だったかも知れない。
あと二人、も ....
おとなになりたくない

子供のつくりかたなんか知りたくない

みんなつつましやかに戦争でもしておいたらいい

身のまわりでダイナミックなことなんかしてほしくない


観葉植物のよこで ....
アルバイトは行かなければやめられる。やめるつもりがなくても、行かなくて、放っておけばやめられる。
彼に言うと世の中そんなに甘くないとか言われる。あたしは彼をバカにしてるから、首筋にタトゥーいれてるよ ....
紅い服

グレーのスカート

緑の荒野

社会的なこととセックス

腕立て伏せの回数だけ距離をおく

首にまわした手

したいのにさせてくれない

運転中くちにふくんでくれ ....
ファーラウェイ

とおい窓

ゆくりなく手を

のばしてみても

わきあがらない


とまどいやあこがれ

ゆくえも知らない

ここはほんとうに

大海原なのかな
 ....
そうか

おまえもひかりが好きかあ

すりガラスのむこうに

みつけたよ

そうかヤモリくん

おまえもひかりが好きなんかあ


かなしむことはないじゃないんだよ

わか ....
砂浜が元気をうしない

青い秋の影がかたまる

あの麦わら帽子はどこ


時代のむこうか

記憶のむこうか

麦わらベイビー

エントロピーが騒ぎ出す

夏に逆流する宇宙 ....
刹那的赤系のインパクト

梅、チューリップ、桜、ツツジ、百日紅、ハイビスカス、彼岸花


宇宙にはなんも音しない

こうるさいキータッチも

ひとを苛々させて終わり


刹那的 ....
1200万年のカンブリア爆発

生き物たちが眼をもった

光スイッチ説がいま本流

AIがカメラという眼をもった


地球史50億年

5億4200万年まえと

いまこの時代 ....
北海道はでっかいどお

災害で死ぬことが

不幸せだとは思わない


可愛そうたあ好きということ

そんなのむかしの恋のこと

だれでも死ぬし生まれるし

境界線なんてないと ....
もう秋にでもなろうかという暑い昼下がり

湿気は日射を含むほどでもなくなってきた

ひとを愛する粗雑からは肉とほこりの匂い


痩せたからだを屈めていた

足だけが真実で顔は記号だ
 ....
いつもおれは偉そうだ

うでを組んでふんぞりかえってる

そのくせひとに親切ときてる

その親切が

おれの思い通りいかないときは

あきらめたり愚痴ったりしている

こんなお ....
俺はストーカーでDVで

寝てるときうんこをよくもらすし

ホモでロリコンだと言うと

女たちは俺から離れるどころか

面白がってついてきてしまう

よくない傾向だ


宇宙 ....
宇宙は複雑な関係式でできている

だから俺がこうだと思ってやったことなんて

いつも世の中では弾かれてしまう


蟻が泣く

蟻が来る

それはルービックキューブにとてもよく似て ....
じぶんが寝ているということが信じられない

あんな無防備な時間があることを正視できていない

やり過ごしてしまって真正面から受けきれていない

睡眠が伝えていることに耳を澄ませていない
 ....
南東の低い空に

月がともっている

線香花火のさいごのよう

それがとつぜん

すっ、月がずれた


吐き気がした

めまいがした

車を走らせていた

ラジオから ....
胃にげんき出してもらえば
夏バテなんかも退散するか

いとしい
あのこに
レモン水

ガラスのようなハイウェイ
秋をふくんだ夕日のひかり

いとしい
あのこに
レモン水

 ....
なないろ

あめいろ

悲しみの

死への旅立ち

異国のつどい

2階から

手ふって

笑ってた


ピオーネ

むらさき

ぼろりと

涙ぐまし
 ....
うちが納入した数百円の工具がもとで

失明に至るケガをしたという北海道のお客様に

意見交換会という名目で呼ばれる

遠いところよく来てくれたとこちらをねぎらうお客様は

ビデオカメラ ....
空はなにを沈殿させているのだろう

未来から来たぼくが

なぜもう一度この人生を選んだのか

あんな悲劇に見舞われたのに

ひとにも見舞ってしまったのに

沈殿を見つめながらぼくは ....
ペペロ(179)
タイトル カテゴリ Point 日付
いたって健康的なお話自由詩118/10/16 12:10
ぎりぎりと自由詩318/10/15 19:25
みんな急いでいる自由詩118/10/13 22:11
誰かのために自由詩318/10/11 21:53
英断・従軍慰安婦問題自由詩118/10/7 0:39
風のものまね自由詩218/9/30 22:25
悪意でも善意でも自由詩018/9/30 22:13
大事なこと自由詩218/9/29 1:46
太陽が沈むまで自由詩218/9/26 1:23
少女はぼく自由詩118/9/23 23:00
ネコと逃げる自由詩018/9/23 21:12
欲望の約束自由詩118/9/22 21:34
合図自由詩118/9/22 17:57
或るランナー自由詩118/9/21 3:49
ファーラウェイ自由詩218/9/21 1:06
さよならヤモリくん自由詩118/9/20 7:58
麦わらベイビー自由詩218/9/19 20:46
インパクト自由詩018/9/19 8:47
光スイッチ自由詩118/9/12 22:33
北海道はでっかいどお自由詩018/9/11 21:33
正しい午後たち自由詩118/9/5 23:47
ふんぞりかえって自由詩018/9/5 22:35
宇宙は時間だ自由詩018/9/4 1:37
蟻が泣く自由詩018/9/4 1:34
顕現自由詩018/9/4 1:31
月がずれた自由詩118/9/3 0:49
レモン水自由詩218/9/3 0:34
異国のつどい自由詩118/7/28 1:34
あきらめてはいけない自由詩018/7/25 2:11
沈殿の空自由詩018/7/24 19:50

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