気にくわないやつがいるだとか

そんなこと大人になれば

口に出さないだけでみんな思っているようなこと

貧乏よりお金はあったほうがいい

ってぐらいのみんな思っているようなこと

 ....
五十ちかくても

適当な金と影響力があれば

幼い異性を深夜に呼べる

真剣な交際だって出来る

平和ってこういうことか

未来や欲望って

きっとこういうことなんだ


 ....
紫外線がさわやかだ

5月の冷たい風には

若い緑の香りプロジェクションマッピング

座骨神経痛であろうと

彼女の心が離れようと

この鮮やかな柔らかな

光のなかには平安の ....
ツツジがぎっしりと街道にこぼれている

太陽のまわりには虹のわっかがかかっている

そのしたにはノアの方舟みたいな形の虹がよこたわっている


きょうはなんの日なんだろう

きのうと ....
サラリーマンをしていた父の

副業の収入が税務署にばれた

追徴までとられ一家は困窮した

逮捕されてたような記憶もある

あーあの頃の埃や青空や夜の匂い

Wi-Fiもネットなん ....
新緑がどうしようもなく

(人口減少で、じっさい人手、集まらなくて)

煙みたいに幽霊みたいに

(プログラム、文句も言わず、動いてくれる、)

5月の街道を彩っている

(教えた ....
夜の一室で

ガムを噛みながら

バーボン

ときどき岩塩

ずっと坂本龍一


俺こそ神様のハードルを勝手に下げていないか?

俺こそ神様からのアドバイスを実行せずに失敗を ....
かなしくて起きた

起きたらあたたかかった

どこでそんなに

暮らしたんだろう

過ごしたんだろう

どこであんなに

かなしくて起きた

起きたらあたたかかった

 ....
一両電車

くろ電話

神社で逢い引き

仲人さがし

土の道から砂ぼこり

Wi-Fiもとんでない

テレビとラジオぐらいしかとんでない

今夜は銭湯いかないのかい

 ....
許せないタイプの若者にあった

やたらと嫁、嫁、嫁と言う気色わるいやつだ

彼を面接していた

昇給とかボーナスについてしつこく訊いてくる

圧倒的なものを持たない者は

努力しな ....
思考停止になれないから

諦められないで

打つ手を幾つも考えてしまう

つまらない若者や

取り柄のないおっさん

わがままな一人っ子や

図々しい保護者たち

自閉やA ....
それならいいよ

それしかないよ

だっていつも

すれちがいどころじゃないから


雨風にさくらが真白を降らせているね

それが誰かの玄関をたたく

そのくらいじゃ誰もでて ....
そこまでは普通だ。学生服を着こんで朝食だ。目玉焼きにはケチャップだ。そして希望が薄くなっていく。
ここのホームは弧を描いている。だからちょいと顔を向けただけで、目が合ってしまった。車両ならふた車両ほ ....
痛みの中で見つけたことがある

痛みは自分の痛みではなくて

ひとの痛みを想うものなのだ

この肉の袋のことよりも

ひとのこころを想うものなのだ


さくらは散るとき痛いという ....
夢なんて考えなくなって

現実的な、そういう無気力だけが

日に日に頭蓋に滲みてくる

どんな裏切りにも慣れっこになって

くだらない嘘にも付き合えるし

それにいやみのひとつでも ....
昨日ぼくはなぜ歩いていたんだろう

こどもたちの親のサイフ

落としたら誰かが届けてくれる

徒党をくむ桜木たち

夜の川辺りに白い影がクール

だからぼくはなぜ歩いていたんだろう ....
病にかかる

まず想うのは痛みについてだ

つぎに思うのは

こんな痛みのなか

立派に生きているひとについてだ

しかめっつらのウグイスなんていない

春らしい冬なんてない
 ....
足腰が

いたいを超えてくるしい

いたいは

やがて消えるのなら

いたいで済むけれど

ずっといたみが続くと

くるしいに昇格する


いたみやくるしみのなか

 ....
東京に住むいじらしい区民や市民

どんな玄関でどんなリビング

カーテンやペットや冷蔵庫

こどもたちの部屋

帰り道の外灯

季節の花が咲き誇る

宙に圧倒的な銀河が

 ....
自分勝手ばかり目につきやがる

忘れられるものなら

今日一日を忘れてしまいたい

そのくらい疲れきってしまったのだ

あした朝立てるかどうかも自信がない

この苛立ちのなかでこそ ....
だてにトンネル迷走してない

くだり坂のトンネルだから

出口どころか地上からも遠ざかる


朝10時、社員がスッと立って退社する

もうスッカラカンのキンタマんなかの精子

夜 ....
霊的なこと以外は、妄想であったりふたしかなものだと痛感しています。
私が彼女と別れたのもそれに気づいたからでしょう。気づいたというか、確信したから。確信というより、思い出したから。
私は女の子が好 ....
おかえりなさい

こんばんは

おやすみなさい

こんばんは

かなしいけれど

たえてます


みんなしあわせに

ひとらしく

あったかく

ひとらしく

 ....
雨が降るような夜

誰かのために祈るような夜

あたたかな夕日

しあわせの時間

血脈や生き霊に斬ったはったされている


寄る辺ない男気につどう

切実な渡り鳥たち

 ....
あした満月みたいな光をみつめて想う

想像だけでは足りなくて

キャンディーズの春一番

猥雑で軽い人生に痛みをおぼえて想う


痛みは俺だけのものだから

いちばんリアルで身近 ....
ぼくの住む近く低くに

はんぶんの月が西の空


はんぶんの月

見えていないもうはんぶんの月

宇宙くうかんにあるまあるい月

実体はひかる


ぼくの住む近く低くに
 ....
ひとは感情のいきものだ

なのにこころをモノみたいに使い物にしたりする

それも感情がなすわざなのだろう


太陽はひかりなのに

影をつくるように

包丁が料理をつくったり
 ....
家庭内性暴力をうけているこどもの

特徴みたいなのが新聞に載っていた

他人のそんなやつ許すもなにもないのに

風邪ではないのに喉の痛みを訴えるって


ひどい泣き寝入りだ

ひ ....
雨などにうたれて

焼鳥屋さんに入る

山崎をロックでやりながら

あの日どれだけ傷ついたのかを

考えている

視点がうごかない、うごけない


答えなどでないのに

 ....
ペペロ(179)
タイトル カテゴリ Point 日付
ほの暗い陰鬱自由詩318/5/1 20:00
5月の欲望自由詩018/5/1 10:51
5月プロジェクションマッピング自由詩018/5/1 7:56
きょうはなんの日自由詩018/4/26 23:20
あの日の夜自由詩218/4/21 21:52
5月のFA(お化けのせいじゃない)自由詩318/4/19 2:32
深夜のピアノ自由詩918/4/18 2:00
どこであんなに自由詩218/4/17 18:35
灰いろの青空と張りぼてのコンクリート塀自由詩218/4/15 7:45
火にくべろ自由詩118/4/12 20:57
なぜとか意味ほど自由詩218/4/8 21:05
すれちがい自由詩318/4/5 18:51
死ぬ感じ自由詩218/4/1 21:07
痛みを想う自由詩118/4/1 14:01
煤けた大人に自由詩118/4/1 3:08
徒党をくむ桜木たち自由詩218/3/30 21:11
じぶんより他人自由詩318/3/27 12:48
ふるまい自由詩218/3/24 23:15
銀河自由詩218/3/24 21:41
世の中ふかしぎ自由詩318/3/22 9:46
地上からも自由詩218/3/21 7:06
明日のテーゼ自由詩518/3/21 5:51
ひとらしく自由詩518/3/16 21:16
神々の道筋自由詩418/3/4 18:44
痛みの証自由詩118/3/3 21:20
実体はひかる自由詩218/2/25 23:27
こころをモノみたいに自由詩618/2/25 10:42
風邪ではないのに喉の痛みを訴える自由詩218/2/24 0:49
あの日の傷自由詩518/2/23 22:28

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