しとしとと降るのは五月雨
暗い空にビルは今にも届きそうで
傘をたたく音はすまなさそう
消え入りそうなのは皆様ご一緒でしょう?
雨と一緒に季節も流れ
隣にいる人もか ....
帰り道 雑木林の遊歩道
意識もせずに3人並んで
等間隔に浮かんだ声
その意味に気がつくのは、3年後
透明なグラス一杯に矛盾を注いで金魚を飼った
目に映るその赤は余情的
何かが終わった
勉強もおっぽり出して寝転ぶ
天井の丸い蛍光灯に それを握るように手を翳す
指のすき間からこぼれる光に 少し目をつむり
ポジティブな何かを掴む感覚
熱はその手に伝わらないけれど
***
....
遠くの方でなにかが光った
近寄ってみると小さなびーだま ほんの小指の先くらいの
そっと持ち上げると
ワタシハダレニモオカサレナイ
手のひらの中で塵になって消えた
日常 そんなこ ....
≪雲の上から見る夕日≫
かかっていた雲も女神の吐息で流れ去り、
赤色の残陽は、雲海を染めて沈んでいった。
沈んでも、明日の光を約束する夕日。その上に輝く月。
澄んだ空気を肺一杯 ....
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