母にオレオレ詐欺から電話がかかってきた
どうやら僕が会社の金を使い込み
1200万円を用立ててくれと言ってるらしい

連絡を受け急いで実家に帰ると
10人もの警察関係者

詐欺犯と現金の ....
 いちごをひとつ

妹のいちごパフェにのせる姉

それは僕の役だったのに

 知らなかったよ

いつのまに
大人になったの


少し

 さびしく

それより少し
 ....
そんなに
目を点にして
俺を見つめるなよ

普段父親らしいことしてあげらないけど
週末はできるだけ帰るから

だから
あんまり俺を見つめると
鼻をひん曲げて
目隠しするぞ
君は僕という嘘をついて
僕という嘘の記憶を作った

君にとって僕は必要だった

君を守るため僕は必要だった

僕は君のためなら嘘でいいと思っている

でも
君が本当に信じるべきは
 ....
風呂を楽しんでいて
ふと手のひらを見ると
こんもりした泡から毛が1本生えていた

おおっ! 
ついに新細胞発見かと思ったが 
そんなわけはない


偶然と
常識に捕らわれない若き科 ....
僕が読む僕の詩
君が読む君の詩
僕が読む君の詩
君が読む僕の詩

同じ詩はひとつもない
同じ気分もひとつもない
過去は戻らない
明日は今日やって来ない

狭い世界
井の中 ....
うちの工場の隣が倒産した

風が強い日の
人間の後姿

ぽつり ぽつり
人間の後姿

くしゃみが怒っている
人間の後姿

咳が泣いている
人間の後姿

吐き捨てられた
人 ....
いない
おじいさん
いないのは
おじさん


行方不明のおじさん
ドロップアウト
路上生活
捜索願い



補導
バイト生活
いいこともある

いができた
おじ ....
自分で自分をくすぐっても
くすぐったくないのはなぜだろう?

僕は誰かにくすぐってもらわないと
くすぐったくないのだ


詩を書いて
自分で批評しても
自画自賛しても
くすぐったく ....
告別式が終わった後
私は港公園にいた
公園の小山の頂上から見る景色は
重く深い



荼毘に付された
血と肉は
二酸化炭素となって空に溶け
骨は
長い間の雨水で骨壺から溢れ出し
 ....
   私っぽい 
   と変換しようとしたら
   綿しっぽい 
   になったので 
   採用します


夢の中で元妻が
やっぱり子供をつくればよかった
と笑いながらいうので
 ....
てめえっ
上等じゃねえか!

おもてにでよう!


天気はイマイチ 
おなかが空いた
弁当工場
煙に誘われ
ノソノソ ダラダラ
アパート這い出て
歩く

居酒屋定食満足満タ ....
私の鼻の穴のにおいはたぶん臭いはずだ

鏡で覗くとそんな感じにさせる風貌だ

しかし 実際のところ分からない


私が普段嗅いでいるにおいとは
においを嗅ぐ対象そのもののにおいと
鼻 ....
君は君自身のためにルールをたくさん作った


例えば 
本を読むとき

君は一度開いた目的のページを
わざわざ1度閉じてから
再びゆっくり開いて本を読み始める


例えば
朝の ....
よく聞こえないよ

ほら もっと近づきな
音は距離の2乗に反比例して大きくなるから


よく見えないよ

ほら もっと近づきな
光は距離の2乗に反比例して明るくなるから


 ....
ほら
前の車のウインカーとシンクロしただろう


僕らは
ズレていただけさ

待ってて
きっと僕らもシンクロするから


ズレていれば
僕が君に追いついて
いつか必ずシンクロ ....
  なあ 枕
  もう30年以上経ったかな

僕のことは何でも知っている
酔っ払って寝たときも
泣きながら寝たときも
うれしくてなかなか寝付けなかったときも
いつも同じ
変わることは何 ....
小池圭子

痛い頭 また会いたい

小池圭子

嘘よそう

小池圭子 小池圭子

いない喧嘩 関係ない

小池圭子

漕いでいこ

小池圭子

いない喧嘩 関係ない ....
青い
申し分ない青さだ
今日も大気は健在だ

まるで成層圏にいるかのように

青い

東に配し 春の色

青春なり
おおっ
第一次反抗期

ショッピングモールのフードコートで
隣の坊やが
反抗してるしてる

どうやらコップをいたずらして
ママに叱られているらしい

「ダメでしょう!」

   ....
  「無理です。」

こんな言葉を最近よく聞く
そういうとき僕はいつも同じことを言う

「本当? やってみないと分からないんじゃない?」
「失敗してもいいじゃない。」

皆、真面目に一 ....
生来の無精が祟り
とうとうハンカチにアイロンをかけるのをやめました

アイロンをかけないハンカチはシワだらけです

アイロンをかけないハンカチは愛想がいいです

アイロンをかけないハンカ ....
生きてるって何?

私だけが生きている
私の家族だけが生きている
私の会社の社員だけが生きている
静岡県民だけが生きている
日本国民だけが生きている
アジア人だけが生きている
世界の人 ....
飲み過ぎて
この5時間の記憶がない

あるのは
枕元のメモ帳に書いてある じゅもん

ラミパスラミパス ルルルルルー

なるほど
鏡を見ると元の俺


何に変身したんだっけ? ....
私が死んだら
悲しんでほしい
私がもういないことに

私が死んだら
笑ってほしい
私が生きていることを思い出して

私が死んだら
忘れてほしい
生きてるあなたが何よりも大切だから
 ....
仕事帰りにスーパーで きんぴらごぼうを買った
私はこのきんぴらごぼうを作ってくれた人を知らない
きんぴらごぼうを作ってくれた人も私を知らない
でも
きんぴらごぼうは美味しい

きんぴらごぼ ....
気になることが落ちていました
拾ってみると
心の中に小さな点ができました

小さな点は振動し
私の心はふるえました

ふるえた私の心は
私の意識や無意識を使って
思考や記憶を
言葉 ....
歌詞のない歌を
歌うあなた

あなたが歌う
その歌に
言葉を添えたいと
言葉を紡ぐ

この想いは
熟れて落ちた
柿の果肉のように
足元に飛び散って
あなたに届けることは
もは ....
言葉にしないことがある

このことを言葉にすると
君の不安が増えるから

だって
言葉は
安心より不安に寄り添う力が強いから



言葉にしたいことがある

このことを言葉に ....
三半規管がサンバで踊る酔っ払いが
縁石上で
綱渡り

両手を広げお尻をフリフリ
綱渡り

街灯のスポットライトを浴びて
綱渡り

電柱に出会ったら
左手かけて
ターンで かわし ....
ichirou(249)
タイトル カテゴリ Point 日付
実録 本当の被害者は僕だ!自由詩6*14/2/3 22:13
いちごをひとつ自由詩12*14/2/1 21:40
そんなに見つめるなよ携帯写真+ ...15*14/1/31 23:06
僕は君の嘘だった自由詩6*14/1/30 20:49
手のひら上のOBAQ細胞自由詩2*14/1/30 20:05
最小必要限度無限大自由詩3*14/1/29 21:25
後姿しかない 自由詩4*14/1/29 20:47
いないおじいさん自由詩3+*14/1/29 5:55
ももっちい自由詩9*14/1/27 20:44
時よ 止まれ自由詩8*14/1/27 5:28
綿しっぽい自由詩10*14/1/26 12:01
おもてにでよう!自由詩9*14/1/25 22:32
私の鼻の穴が企んでいること自由詩6*14/1/24 5:33
君が作ったルール自由詩9*14/1/23 21:16
摂理は僕らのそばにいる自由詩3*14/1/23 0:34
僕と君がシンクロするまで自由詩1*14/1/23 0:16
なあ 枕 いいだろう?自由詩7*14/1/21 5:45
回文「小池圭子」自由詩1*14/1/20 22:18
青春なり携帯写真+ ...5*14/1/19 23:08
がんばれ 坊や がんばれ ママ自由詩8*14/1/19 22:15
失敗してもいいじゃない自由詩8*14/1/18 21:28
ハンカチにアイロンをかけるのをやめました自由詩6*14/1/17 5:09
地球が生きている自由詩2*14/1/16 22:25
ラミパスラミパス ルルルルルー自由詩4*14/1/16 3:46
私が死んだら自由詩6*14/1/15 22:25
もしかすると 生きていることは孤独じゃないかもしれない自由詩19+*14/1/13 23:23
心の中の小さな点自由詩14*14/1/13 6:46
ヴォカリーズ自由詩6*14/1/12 22:05
言葉にしないこと 言葉にしたいこと自由詩6*14/1/11 21:55
綱渡り芸人から飛行機になって飛んでいく自由詩6*14/1/11 9:21

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