あなたの詩のそばに

生きることは

あなたのそばに

生きることと同義だ
 


私を知る人は少ない
私が知る人は少ない
名前を編むように
存在記号にしては
存在意義にならない
知名を日干しする


私を知る人がいる
私が知る人がいる
ちょびっとの ....
 

願わくは、
どうか僕より
先に死んでください
あなたの居ない絶望を
舐めるように
味わいたいのです

願わくは、
どうか僕より
不幸でいてください
あなたを幸せにする方法 ....
 



2000M下、仰け反った夜が
静かに揺れている


さみしい、と
囁きが零れそうな唇に蓋をして
彼女は窓ガラスを
吐息で曇らせた


優しくて、優しすぎて
だか ....
 




 -光-


 どこから光が射しても
 あなたを照らしますように




 -星-


 星が世界を埋め尽くす理論を
 感情論で解説しよう



 ....
 


 言葉も
 心も
 要らないわ

 偽物の
 熱で
 あたしを
 安心させてよ


 なりすました手から
 たとえ嘘が
 溢れたとしても
 今はただ
 握ったあなたの手が
 あたしには温かすぎ ....
 


白塗りのギタリストは
ファイアバード掻き鳴らして踊り出す
それを見た黒塗りは
フライングブイ床に叩きつけて
歌いだすのさロケンロー
青塗りが靴裏で
ドラム踏み鳴らして始まる
キャンディ トゥナ ....
 




誰かの為に。

これってかなり難しい


友達の為、
家族の為、
恋人の為、
自分の為、

こっちは意外と
できそうなものなのに

いや、まぁ
難し ....
 


寝不足なのと
不眠症気取りの彼女

どうせ今夜も
綺麗事で汚れていく身体を
濁酒で洗い流すくせに。


虚しくなるのと
悲劇のヒロイン気取りの彼女
なんにもないのに
 ....
 


スプーンを 手首に当てる
自傷癖


死ぬ死ぬと シヌシヌ詐欺が
多発中


朝食に 毒を盛っては
ダイエット



なまたまご なまむきなまごめ
なまたまご ....
 

無表情 メールに打ち込む 
カッコワラ


チョーウケル 何をやっても
チョーウケル


冬空の スカート短い
田舎っ子
あなたの耳にふれる
あなたの感覚になりたくて
あなたの耳にふれる
わたしはふるえている

あなたの鼓膜をゆらす
あなたの音になりたくて
あなたの鼓膜をゆらす
わたしはゆらいでい ....
 

ずっと先の未来より
明日のことを
考えていたくて
考え続けていたくて、
眼なんか
開かないままで
いいのにな

そう呟いたら
愛人が
私の瞼を
縫ってしまった


 ....
 


 水色のカーテン
 隙間から揺れる朝の光
 私のまぶたを刺激する
 偽善ばかりの色

 ねぇ、せんせい
 受動的に生きていたら
 いつのまにかつまらない人に
 なってしま ....
 


最後の晩餐を食べ終えて
テーブルにスプーンを置くと
窓の向こうから
雪の音が聴こえてきました

冬が来たのですね
向かいあっていた老人が微笑むと
春は来ないのですね
隣に ....
 



横柄な態度で死ぬ死ぬ詐欺
犯罪者ばかりのネット社会
死ぬ気なんてありゃしなければ
死ぬ気になったって死にゃしない

自分を守る為に
誰かを傷つけて救われて
吐き出す言葉 ....
 



誰からでもいいから
傷つけられたい
そんなマゾヒズムが
身体中を渦巻いて
このままでは誰かを
傷つけてしまいそう


サディズムな彼は
加減を知るから優しいの
マ ....
 



 僕を蹴り飛ばした君が
 誰かに殴られて泣いたって
 君が蹴り飛ばした僕が
 誰かに抱き締められたって

 お互い知る由もなければ
 心底どうだっていい




 ....
 


メインカルチャーに
迫害されて逃れた先の
サブカルチャーに
首を絞められる

あたしはあたしで
あたしじゃなくて
あなたはあなたで
あなたじゃなくて
あいつはあいつで
 ....
 


なんでもいいけど
らんらんらららん

いつでもいいけど
らんらんらららん

気まぐれに鳴いて
にゃんにゃにゃん

縁側で昼寝するの
にゃんにゃにゃん


よしえ ....
 


思い出に足を掴まれて
振るべき手を
繋ぐべきでないからと
ポケットにしまった


どこを歩いていても
君が隣にいるだけで
帰り道だと錯覚してしまう
地図の要らない唯一の ....
 





半身にびっしり墨を入れたあなたが
猫みたいな目で優しく笑いながら
そっとわたしに触れる

あの日のわたしは
たったそれだけのことに
びくっと肩を揺らして、
思わ ....
大切なものが
無くなってしまっても
大切なことに
変わりはないから
わたしは飽きもせず
大切を信じている



 
 



昔大切だった人に
今さら会いたくなって
噛み締めた唇から
静かに血液が流れた

ふいに起こり上がる衝動を
押さえつけながら
私は耳を澄ませる

『純粋に
 ただ純 ....
待合室 映写室 図書室 浴室 教室 密室 集中治療室 無菌室 寝室 空室。空室。空室。

ああ空室
空腹の空室
空域ない空室
空論ばかり空室
空欄を埋める空室
やっぱり埋まらない
 ....
 


 本当はなんにも
 感じないくせに
 わざわざ面倒を並べたて
 加工に加工を重ねては
 心ない心を言葉として生産する

 ただただ
 自分の涙を見るのが怖くて



 ....
愛する才能など僕にはないけれど
僕は僕のままで
あなたの側に居たいのです
だからほら
愛される才能など僕にはないけれど
あなたはあなたのままで
僕を隣に置いてください
 



忘れることのない忘れ物
もどることのない道程
いつまで経っても
忘れることのない思い出
それでも帰れない道程
帰りたくない道程

時計は過去を写さない
それでもお前は ....
 



血が逆流すんだ
血が逆流すんだ
隣人は僕を知らない
隣人は僕の名を知らない!


血が逆流すんだ
血が逆流すんだ
親さえ僕を知らない
親は僕に名前を与えなかった!
 ....
空を割るように
まっすぐ伸びていく
ひこうき雲は
まるで誰かの夢を
乗せているようで
風邪引きのあなたは
「子供騙しね」
と笑いました



空を割るように
ま ....
自転車に乗れない女の子(67)
タイトル カテゴリ Point 日付
まる自由詩514/1/19 8:32
知名度自由詩114/1/17 21:09
STARDUST自由詩214/1/16 22:32
海抜自由詩114/1/16 21:04
世界自由詩414/1/14 22:51
罪悪感自由詩414/1/13 9:13
ROCK自由詩114/1/12 20:07
吐露自由詩214/1/10 0:04
歓楽街自由詩314/1/7 23:36
異文化2川柳114/1/7 23:21
異文化川柳314/1/5 23:15
自由詩314/1/5 23:10
愛人自由詩614/1/4 23:19
朝食自由詩413/12/21 17:22
最後の晩餐自由詩313/12/17 19:48
ネット社会自由詩113/12/13 0:53
ISM自由詩313/12/12 0:23
憎悪処理室自由詩113/12/8 23:56
カルチャーショックアイデンティティ自由詩513/12/7 21:47
よしえさん自由詩4*13/12/1 1:08
Hum is a "Take Me Home,Co ...自由詩813/11/24 0:45
半身自由詩513/11/17 18:18
thing自由詩713/11/15 15:58
マゼンタ自由詩313/11/10 22:37
it自由詩213/11/7 1:02
溢れる自由詩313/11/4 1:20
僕らはそれを恋と呼ぼう自由詩313/10/31 23:37
秒針自由詩213/10/22 21:43
王国自由詩2*13/10/20 19:39
ひこうき雲自由詩413/10/18 0:26

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