私の家族
うるさいお母さん
無口なお父さん
生意気な弟
可愛い妹
なんともバラエティにとんだ家族だ
うるさいお母さんが怒鳴って
生意気な弟が応戦
可愛い妹は我関せずで
お ....
都会の中の人間は皆苦痛を抱えている
自分もそうだ
競争社会の現実の中
まるで蟻地獄のように
足の引っ張り合いだ
都会の中の人達は心を汚してしまって ....
明日は晴れだそうだ
一ドルは百十四円だそうだ
独居老人が遺体で発見されたそうだ
宝石はみんな鳥に
持って行かれたそうだ
誰かが売春で捕まった翌日に
似たような誰かが
表彰されてい ....
ここに戻ってくるまで5年くらいかかったみたい。
「きっと」
きっとの「き」は、希望。
きっとの「き」は、綺麗。
きっとの「き」は、奇跡。
こうやって綴れる言葉になったみたい。
....
遺書には?と書かれている。青い線で。大きく。
遺書とはなにか自分の人生をまとめるものだったはずだ。
君の人生は空白だったのか。
君のえがいた?の相似形を頭の中にたくさん思い浮かべ、
僕の ....
バイトしてきました
一緒に働いていたあの人が
初めは仲良くしてくれたのに
急に冷たくなりました
どうしてだろう・・・
理由はすぐわかりました
事務の人がおしえてくれました
....
きっと僕は一生このままで
きっといろんな事に手を出しては
きっといつも中途半端で
きっと飽きちゃって
きっとやさしいねって言われたら
きっとそのとおりであろうとして
きっと私を出せないでい ....
なんでもかんでもわたしのてのなかに還ってこない、
立ち遅れている、最初から遠くにいるのだから、
むしろつきはなしている、遠のくように、仕向けている、
わたしのては、きみのて以外、握ることが、 ....
投書がきた
「5時をまわっているのに
電気が点いているとは
なにごとだ」
そう
僕らのしていることは
血税で支払う電気代ほどにも
何にもならない
のかもしれない
....
笑わせるなと
悲しませるなが
神経症の文学、
白い粉で作った音楽が
三分の一の体積を
レシートで
埋め尽くし
根茎が関係し尽し
慈しむこともなくだら
だらだらだらだら
楽に無駄を着 ....
君の手が
とても冷たかったので
重ねて
すごいですね
ゆたぽんみたい
ゆたぽん?
はいー
ゆたぽんですよ
レンジでチンです
あはは
なんとなくわかった
あったかくなり ....
愛と
憎しみ
つながり
云われているほど
いまいち
ピンと こない
怒り持ち
軋む
圧されるように
極にて
歪む
締められるように
痛む
入社して三年
仕事も覚え
人間関係にも
慣れたが
上司の
くだらない会話や
同僚との付き合いに
嫌 ....
愛する人と手を繋いだりキスしたり抱き合ったりするとき、
いつも考えることがある。
私達の身体の境界は何処ですか?
心の境界は何処ですか?
いつからふたりはふたりで、
いつからひとつになる ....
大丈夫 心配しなくてもいいよ
(最初からしてないかもしれないけど)
自分の気持ちはちゃんと伝えたつもりだから
(本当につもりだったらごめん)
逆に僕の方が心配なんだ(たぶん)
....
若いから
バカでいられるのも今のうちだからさ
本当に昔からそうなりたかったんだろうね
純粋で
真っ白な雪の積もった校庭に
血が降り注ぐんだ
また一人、ほらまた一人
パ ....
昔よく彼女に問われた
あなたの目は何処を向いてるの?
あなたの目は誰を見てるの?
あなたの目は誰を想っているの?
あなたの心は何処にあるの?
あな ....
恋人は無理 貴方は私を抱いていった
好きなだけじゃ 駄目でしょ
貴方は キスをしながらいった
体からどんどん魂が流れていく
空虚が体を満たし
貴方の言葉は心を突き刺す
涙も流れず空を見上げ ....
ゆうゆうとおよぐさかなをみてきれいだというにんげんどもめ
じぶんはあやつられていないからとたにんぎょうぎなにんげんどもめ
ゆうゆうとみずのなかをおよぐさかさどもめ
しらずにち ....
今日はこういう日
ざわめきの わけわかんない ピアノ線で かこまれた
ただ ながめるだけなら 許せるんだけど
まえに 進めないジャン
寝ぼけた原色の 雲が あしもとで小さく立ち上がる
....
いい子を演じてる奴が嫌い
表面ずらだけいい奴が嫌い
上辺だけのカニミソが嫌い
調子のいいときだけ話しに入ろうとする奴が嫌い
無駄に落ち込みすぎる奴が嫌い
騒ぎすぎてうるさい奴 ....
お庭にクロッカスが咲きました。春はもうすぐソコデス。
ピンクのワンピースを新調して学校にいったあの子も返ってきます。もうすぐはるです。
今日は12月3日である
Macの右下で
時計が数字を進めている
すなわち
1、2の3である
これでもし
4時56分
12、3で456
それはそれは
綺麗かもしれないな
ただ ....
ガラス瓶のなかの
北風に乗って
飛んでいく一羽の鳩
おまえは
空に引かれた
ひとすじの水脈
かぼそき涙の痕跡
花のようにふるえる声
おまえは
幼年時代
滴りこぼれゆくはずだ ....
この映画の
あの俳優が好きなの
あの娘は言った
眼がきらきらしてる
水を得た魚のよう
まさに
こういう状態を言うんだろう
活き活きしてて
さっきまでとは
まるで大違い
でも ....
いつまでも治らない風邪が悪いのか
風邪を治せないこの世の仕組みが悪いのか
喉の痛みも
鈍い頭痛も
筋肉のだるさも
押し殺して
つぶれてしまったこころは
濁った空に浮かぶ太陽を見ていた
....
きみは
花のみるゆめ
よりも
冷酷さ
けれど
くちびるが
とじられると
小鳥が
鳴いてる
風が
吹いてる
きみは
ぼくの
好きなひと
そっと
やさ ....
いつも 無 をこころがける
そうすれば 何 も感じずに
せかいは すすんでいくと
思っていた
じわじわと 心が麻痺していく
のを
じっ っと静かに感じていた
....
カステラたべたい
ロールケエキを
うちでは
ばあちゃんが
カステラとよんでいたので
いまもそれで通る
家庭とは
そおいうものである
ちなみに
ブランデーケエキや
....
いつも眠たいだけの目が
パッと開くような
あなたが放つ言葉
矢のような
熱い
冷たい
言葉
眼差しの
赤
青
黄色
無視できない
みんなでやればこわくない
自分を守る ....
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【未詩・独白】いまだ詩ならざるもの あるいは独白
作者みずからが未完成であることを認めた詩作品たち
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