雲上はいつも青空鳥渡る 薔薇抱いてカーテンコール鳴り止まず スイーツは精神安定剤夜長 やはらかく稲穂は風にたくましく 古本に残る傍線秋灯下 秋近く薬師丸ひろ子の歌聴いて泣ける 何者かに肩叩かれて目が覚める

誰も居ない夜闇に腐臭が漂って

布団のなか嫌な汗かき死を拭う
月に行く夢に沈んで死の予感

漆黒に光る波間に浮かぶ声

枯れ葉舞う夏曇りの空の下
夏富士や地球をかるくまわす風


朝顔の蜘蛛を嫌って噛む悲鳴


朔月のみつからない闇 夏の海


迷惑な朝寝坊する半ズボン


向日葵のいちめん世界に止まる息

 ....
あめかぜに暦の色も洗われる


浴衣縫うミシンの音が昼の夢


一枚の紙に刷りたし松林


憂鬱の答えを得たりかすみ草


アイスコーヒーいつも半分信じてる
母の日の花器の義母への赤二輪


父の日の父の名の無い供養塔
交尾したあとは祭りさ蟷螂は
月のない闇にかがんでゲロを吐く
咲いたままいられないよな花吹雪
踏んだかな行きずりに咲く一輪を
針ひとつ氷の辺に立ちつくす



夕暮れに黒の交わる底翳かな



ひたひたと夢の終わりに生える藤



凍る夜と凍らぬ月の影ふたつ



断崖は枯 ....
О

子雀が

路地のミミズに

飛べと説く

О
永年勤続 祝い旅行に 花疲れ
ハムスター わたしのツレだよ 麗らかに
インコちゃん ハムスターとも 春来たる

息子がね 結婚しようかって 春の風
そうなんだ 見れたらいいね あれやこれ
 ....
彗星の 下の田に居る 田螺かな
曇天に 天麩羅を喰い 水を飲む
六月の 一二時限目の プールかな
真っ黒が 真っ白になる 夏の午後
飯ほぐす 杓文字持つ手が 震えたり
パーカーの フード萎ん ....
日本語を七やにあずけ春夕焼


春の虹階段で手をふる背中


春夕焼まばゆい日日のまたあした
三度目の雨陣の中に朝があり

秋深しぼくのレジンが弛んでる

洗われて英字を誇るフライパン
彼方迄林檎灼灼たり仏間かな

森羅山谷砂利念仏を云ふがまま

人凍てて竃の米と寝入る朝

残雪をざくざくと踏む嶺遥か

起きぬ間に雨ありたりし兜太逝く
月おぼろ猫小母さんはもう来ない


風光る口笛遠く運ばれて


雲雀東風かつてモヒカンいま寝癖


新婚のゴディバ七粒笹起きる


父さんと違う姓です春の雷
寂しさを忘れ忙しがる

言葉笑い 言葉失う

一人 一人女房泣く

くもなくさみしい晴れの空

友は猫ウォヲシュレット

だからなんだとテレビのニュース
午前二時ポチはお庭で冬の月


凩や白熱灯の昭和かな


新幹線小春を乗せて金沢へ


真夜中のサンタの仕事母子家庭


おひさまは猫日和なり年の暮


ポチ遊ぶ冬の銀河 ....
遠い日のあの子がわたし冬茜 命日に入院 成功祈願 墓参り
開頭術 縫合ホチキスって わたし文集?
もう出来ないね 畑返還 支度に出掛け
{ルビ十歳=ととせ}越え 冬バラ萩を 掘りあげて
故郷の庭 移植するのさ 生命よ続け ....
蠅と越す冬一つあり屋根の下


前髪の一ミリ思う冬菫


元旦の灯りめざして配達夫
くだらねぇ





雑魚に食まれて






達磨 ....
🌨️

雪模様 左様ならばの鳥と号く
梅林の 振り向き坂へ 港の灯


🌨️

現世の 踏み跡もなし 雪々野
海鏡 雪降るげんろ 魂火の


🌨️

明日消えるはず ....
あおぞらをしずかにたたむ よるのまえ ころがった
部屋は私のせまい家
いい加減に仕事しろ
処女じゃない私の鼓動に一角獣
俳句
タイトル 投稿者 Point 日付
鳥渡るchihar...3*18/9/17 22:03
薔薇3*18/9/12 11:34
夜長2*18/9/9 21:47
稲穂6*18/9/9 7:24
秋灯下5*18/9/8 16:06
心動腰国改修1*18/8/26 11:21
病魔ひだかたけし518/8/22 10:38
夢現6*18/8/20 10:36
夏の五句秋葉竹518/7/31 23:21
◇心模様渚鳥1*18/7/9 14:47
草の想いもっぷ318/5/20 14:52
無限こたきひろし018/5/14 6:38
冬と喪心木立 悟218/5/9 23:43
説教オキ1*18/4/19 15:25
焔俳句 5 永年勤続 十句鵜飼千代子7*18/3/27 22:14
haikuです('_')山犬切018/3/25 0:02
パピエ・コレ 03.05 三句もっぷ218/3/5 16:54
◇部屋とキッチン渚鳥1*18/3/1 22:22
金子兜太先生追悼黒田康之118/2/21 5:08
「ゴディバ」 五句もっぷ118/2/14 2:28
独りぽっちの自由律……とある蛙218/2/7 21:54
「小春を乗せて金沢へ」 七句もっぷ118/2/3 22:29
「冬茜」 一句318/1/19 15:10
焔俳句 4 千代の春 十句鵜飼千代子6*18/1/8 22:05
「配達夫」 三句もっぷ118/1/8 20:14
くだらTAT018/1/5 20:52
フラグメンツ/雪どけ 十七音AB(なかほ...218/1/4 14:28
一句タオル017/11/25 15:38
のっとり花姫117/11/16 23:43
_マリア・ブル...117/11/14 22:07

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【俳句】季語を含む17音律「5.7.5」の俳句と、その形式を崩した自由律俳句、無季俳句などの俳句作品のみ受け付けます。俳句批評は散文のカテゴリへ。
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