どろどろの浅い眠りのなか

わたしは
魚になって
汚水を泳ぐ

人間になって
包丁を研いでいる

鳥になって
雨に打たれて

犬になって
うなだれる

夢と現実が
錯綜する

明かりなんて
どこにもな ....
あのひとの背中
やさしい口調
あたたかなてのひら
あの大きなこころ

思い出すだけしか
できなくて

夢のなかでさえ
会えなくて

空だって
青いはずなのに
夢のなか

知らない街にいた

もう
疲れてしまった

愛することに
悲しむことに
生きていくことに

知らない街で
大声で泣いた

遠く
工場の
サイレンが
聴こえる
輝く、光が。
君がいる、
小さな太陽が
たくさん
たくさん


わたしの
ちっぽけな存在を
かき消すかのように
星空を覆う月光の下
短命を謳いそよぐ枝先
姫りんごに似たその花は
果実のような香りを水面に滑らせ
波となり
風となり
記憶を繋ぐ橋となる


優美を掲げた桜は陽の下に

魅惑を秘めた桜は月下に

優雅 ....
ただ
春風のなか

悲しい言葉だけが
過ぎゆく

夕暮れの風は
ひんやりと
こころを冷たくする


この
哀しき季節
2年前

れんげ畑で
転がって泣いた

早朝
空と
れんげと
私だけ

ただ
心が痛くて
叫んでいた

自死
火葬
もう
二度と会えない

いま
れんげを
亡き友に
捧げる

小さな王冠を
薄紅色の王 ....
何故か哀しみ溢れる色 陽射しが暖かさを含み始めた
ある朝の斜光の細めた瞳に
真綿を摘んだ


のせられていく色と
頼りない呼吸
指折り数えた銀世界の掟を
誇らしげに靡かせて交合する


穏やかな春日に
零れた光
それはそれ ....
その花は
すっくとたっていた

しなやかに
凛として

あてのない
散歩に出た
私への

まるで
道標のように

「こんな風に
生きてごらん」
花は
そう囁くかのごとく

その花は
すっくとたってい ....
出発進行でしゅ。
とうしゃん、早く押しなちゃい!
お空も飛ぶんだから、ちゃんとブランコしてよね!

かあしゃんは、貼り紙しなしゃい。
『イケメンさん、拾って下さい。』
きよし、お願いします、って書くの ....
春だもの、
ショートケーキを
作らなきゃ

もちろん
主役は苺

卵をとろり泡立てて
お砂糖と
小麦粉を少し

ほら
黄金色に
焼きあがった
ケーキ

生クリームは
たっぷりと

苺をスライス
白い泡 ....
なんて
青い
空なんだろう

なんて
心地よい
春風なんだろう

美しき木々
遥かなる山

この世界は
美しさに満ち満ちて

気怠い午後さえ

まるで
アクセントのようで

なんて
素晴らしき
この世 ....
梅が咲いたことも
桃が咲いたことも
桜が咲いたことさえ皆が忘れ

春が
例え
泣こうとしようとも


春は
一枚の絵
わずかに残る雪の側で
ひっそりと春を告げる花
小さく纏まってゆく姿に刹那を抱き
精一杯の可憐を刻む


この雪の
命と共に消える花
残された時間を数えるような眼差しで
そっと寄り添い咲いている


繰 ....
ガラス越しの光とかけて


恋する乙女の心とときます




そのこころは











ガラス越しだから
淡いんです
雨にかすむ
はなみずき

だんだん
あたりも暗くなって

今なら
泣ける
気がするの
広くて、大きくて。

青くて、綺麗な。

空を見たかった。

けど、見上げた空は、

果てしなさそうだった。
ジャパン・ランドのうえを

ひかりが

風が、雲が

ちからの流れを変えてゆく

ぼくらはどこから来たのか

ぼくらはどこへ向かうのか

おなじでも

べつべつでもないのに ....
音の高さ

まわりの人たちが聴いたとして

その範囲内の

微妙なずれ、は

気付かない

気にしない

音の高低


ときどき

気付かないふり
如実に

コトをあらわして

どこまでも

僕を

切り裂く

きょうも

生き残っていた

バラは昼間

薔薇いろになる

あんな気持ちに

なるだけなのに

きょうも

生き残っていた

誰にも秘密なこと

僕だけに話してくれた
満天の星空から
こぼれ落ちた
青白き花よ

草陰に
ひっそりと
佇んでいる

それは

あなたの涙と同じく
尊い

手折ることなんて
出来ない

私は
掬うようにして
花を見つめる

青白い涙、
花に ....
ひつじ こひつじ
1、2、3、4
5、6、7、8
かぞえても かぞえても
こひつじ
いくらでも どこまでも
こひつじ
そんなところで
ねてくらしたい。
ホームを歩いていたら
ほうきとちりとりを持った駅員さんが
花びらを掃いていた


小さなホーム 裏の桜の木
頭上から桃色の両手を差し伸べて
風が吹けば
ひらひらと舞い降りて ....
金の太陽に恋する



桃色の指飾りつけた

指を開いて

自分の染まる顔を

隠そうとするのね

そうそれは

まるで

あたし
おひさま

菜の花

太陽の香り

おひさまのかけらが
菜の花になって

やわらかなきいろ

おひさま

菜の花

太陽の香り
さくらは綺麗に咲き誇り。

舞い散るその時も美しく。

また、いつか。咲き乱れる。

僕らはそんなに強く、生きていけるだろうか。

二度は咲かない命の花を、咲かせるこっは出来るだろうか。

散り行くそ ....
じゃましてごめん
携帯写真+詩
タイトル 投稿者 Point 日付
それでも朝は来る風音4*08/4/25 7:19
鈍色の空を2*08/4/25 0:57
工場のある街で2*08/4/24 18:54
きらきら。はち208/4/23 21:10
その存在感が風音3*08/4/23 16:25
姫りんご見崎 光308/4/22 22:55
悲しい言葉が過ぎていく風音5*08/4/22 20:32
れんげ2*08/4/22 15:33
ゆきのかけら...4*08/4/22 1:45
木漏れ日見崎 光108/4/21 23:50
道標風音4*08/4/21 11:30
のりものしげ108/4/21 9:45
ショートケーキを作らなきゃ風音2*08/4/20 23:48
素晴らしき世界4*08/4/20 18:28
落ちて、なお咲く6*08/4/20 9:22
残存見崎 光308/4/19 10:14
本当は曇ってなんかないよ相良ゆう1*08/4/18 22:04
夕暮れになる風音6*08/4/18 18:43
空々。狠志208/4/18 18:08
四月の風吉岡ペペロ1008/4/18 13:45
チューニングこゆり4*08/4/17 21:18
   ひとえ李伍 翔0*08/4/16 23:35
きょうも吉岡ペペロ508/4/16 12:29
落ち星風音7*08/4/15 20:43
こひつじ日朗歩野608/4/14 14:55
駅員と春308/4/11 21:07
隙間愛心4*08/4/9 17:34
おひさまのいろ風音4*08/4/8 11:43
櫻。狠志208/4/7 16:35
探索smorza...1*08/4/7 14:22

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