ループする太陽の軌道

五月に向かう風の匂い


確かな休日の矯声



時間の緩やかに流れる昼下がりは

過去へ
或いは、未来へ



どこかからか
パレードのやって来そうな不思議さを備えて

 ....
夜に灯る
淡き桜の薫り火が
水面に咲けど風に散りゆく
買いものの途中
「ちょっと 待ってて」 と
ふいキミはどこかへ


子犬みたいな笑顔が
走って もどってくる
その手には
青いリボンをかけた小さな箱



 ....
太陽のいろの
バケツが
雨に晒されてる

静かで
雨の音しかしなくて

わたしは
ただ

壁にもたれて
泣き続けて
あれは
過ぎ去った季節の代わりに


それは
幾度も破り捨てた手紙の代わりに


これは
風に拐われた笑い声の代わりに




39本のガーベラを
あなたに贈ります
 ....
いま、にも、
花弁の粒が零れ落ちそう、です。

この花の名前は何なのですか?
知りません。

いつもこの時期に咲くのですか?
わかりません、
が、
一つだけ言える事があるならば、この花は涙の粒で出来て ....
あなたには魅力が満ちている

この花は
告げている


星は再び巡ってくると

あなたは
告げていた



いつかまた
この道で出逢える日まで



私は花を
摘み続けていよう



星が降るまで ....
わかちあう わたしは
みんな わたしたち

花をわかち
春をわかつ

街をわかち
ふるさとをわかつ

笑い声をわかち
淋しさをわかつ

本をわかち
音楽をわかつ ....
四季を彩るは
地と
そこに根付く木々や草花
呼吸を彩るは
空と
そこにたゆたう陽や月


鼓動の中に記憶は流れ
五感の中に今が記される
起こり続いていくだろう全ての事柄に
無意味は存在しないと言うが
 ....
あなたを置いてきてしまったことに気づいた。


いつも当たり前のように側にいたから、なかなかその事に気がつかなかったのだけれども…

だけどなんでだろう、一緒に居ないという事実に心持ち肩が軽くなった。 ....
そよぐ風が
悪戯に黒髪を乱して往ったのは

いつの頃だったろうか


それでも
あの鈴の音に気づかせてくれた


もう一度
逢いたいと願っても


風はとても

気まぐれで



とても




 ....
散ったさくらを 追いかけて
やさしい手のひらが咲く


痛みも 悲しみも 別れも
あなたのくれたものなら


何一つ手ばなしたくは
ないのですが
 



白い手のひらにのせて
すべ ....
しらなかったんだ
影を洗ったら自分が消えるなんて

くさっぱらで泣いていたら
あんまり汚れて見えたから
涙をためて洗ってあげたんだ

ねえ
僕はどこにいると思う
むくわれない想いに
身を震わせて


とまどう心に
もてあます春風


真っすぐにそそがれる
あなたの視線さえ


拒む理由を
淡い紫の吐息にかえて




ひとり、うつむいて ....
キリンのキリコさんは一年生

新学期の係ぎめ
だれよりも遠くまで見わたせるので
背の高いキリコさんは
学級委員になりました


大好きなカモシカくんは
うさぎさんと保健 ....
きっと誰もが忘れてる
小さな真実の中に
埋もれゆく 恋物語

語られるすべもなく
ただ一人のその記憶の中にのみ存在する
確かなぬくもり

桜はいつも 静かにそこに立っていて
幾つもの物語を 彩った
 ....
うつつの中の独唱

ただ完璧な迄に白く


それは愛の形を持って


目覚めれば消えてしまう程に淡く


七重八重と夢を織る
窓辺に

憂いて、待ちほうけ


きらめく川面に舞い散る
記憶の花弁



流れ、流れて
彼の國までと



届けておくれ

恋慕情
『保護具は着用したか?』
馬鹿言うな。
身を守って飛ぶなんて、中途半端な事はしねぇよ。

身につけたもの全て払って。
あの銀のパイプを蹴り出したら、着地点の闇へとまっしぐらよ。

見えも ....
夕霧が陽を囲む

疲れた眼には
輪郭をもたない橙が丁度いい


刻々と沈み
刻々と色を変える
夕霧が急かすものだから
なおのこと
陽は優しく暮れる

力の抜けた肩には
滲んだ橙が丁度いい


飛行機雲 ....
青空は何処でも青くて
桜は何処のでも薄いピンク色

分かってるよ

頭でも心でも

簡単に逢えないんだから
言葉で繋がってることくらい
ちゃんと理解してる

でも
ワガママかもしれないけど

この青空 ....
暑いでもなく 寒いでもなく 
気温という言葉の存在すら忘れ 柔らかな光につつまれる春心地

昨日まで鈴なりに咲いていた桜花は 「全ては夢だ」といわんばかりに姿を消し
雀を思わせる褐色の枝々の ....
花、ひとよ


恋しい人よ


ぼんぼりが


誘い呼んだ


はなまちの


格子ひきて


千夜一夜と
空を見上げたら
桜が大勢で笑ってた
太陽も嬉しそう

悩み事今日は忘れて
草の上に寝転がる私を
あたたかい風が
パステルカラーへ連れていく

ありがとう

私は還らない

桜 ....
背中を伸ばして
きちんと行儀よく
すっ、と並びます

風と季節の間に
小首をちょっとかしげながら
すっ、と顔を覗かせます

たくさんのしあわせを
全身で吸い込んで
すっ、と頬を染めます

すっ、と邪魔 ....
橋を渡る

象徴)桜が添付される

光と影が

象徴)見つめている


ぼくらはどこから来たんだろう


橋を渡る

悲しみ)桜が添付される

光と影が

悲しみ)混ぜ合わせている


ぼくらはどこへ ....
遠くまで続く
薄紅色のアーチ

やわらかな風
さくら舞い散って

ぼくは走り出す

トンネルの向こうに
キミがいる気がして
待っててくれる気がして

全力で、
走って
走って
桃色の絨毯を空に敷き詰めてみる。

はら
ひら
ふふふ
へへ
ほら、

風に舞って親の元から離れてゆく。

みんなに春が来たことを告げるため幹から離れてゆく。

一生懸命舞っているよ。力の限り舞ってい ....
毎日 ベタベタするのはニガテ

ランチ食べるのも 映画見るのも
買い物行くのも 小旅行だって
ひとりの方が気が楽だったりする

メールの返信だって 律儀な方じゃなくて
よく心配か ....
普段通る坂道の桜

満開で
凛として
立っていた

その
普段の桜を
愛でよう

名所の桜なんて
しらないひとの結婚式みたいで

身近かな
坂道の桜を見上げる

確かに
お日さまが
輝いている
携帯写真+詩
タイトル 投稿者 Point 日付
Blue Backオリーヴ1309/4/22 22:05
一句見崎 光2*09/4/22 21:43
4/21の記憶装置夏嶋 真子12*09/4/21 19:09
黄色いバケツ風音609/4/21 17:58
彼方からの手紙オリーヴ909/4/20 14:18
口を尖らせる花。菊池ナントカ209/4/19 21:12
分かれ道でオリーヴ709/4/19 13:04
わけあう夏嶋 真子15+*09/4/18 22:06
包まれて見崎 光5*09/4/18 10:31
置いてけぼり[group]つゆ4*09/4/16 22:45
気まぐれに揺れてオリーヴ609/4/16 12:26
ハナミズキ夏嶋 真子11*09/4/16 12:19
僕、聞きたいんだけどプル式6*09/4/16 10:42
佇みの午後オリーヴ809/4/15 11:48
キリンのキリコさん夏嶋 真子7*09/4/14 18:36
桜メモリーズ明香璃209/4/14 18:33
愛幻夢オリーヴ309/4/13 12:57
女ひとひら恋慕情609/4/12 23:22
夜に飛ぶ花の静寂009/4/12 21:07
生きる見崎 光109/4/12 16:42
宴恋[group]愛心12*09/4/12 0:56
幽霊夏嶋 真子7*09/4/11 23:33
花魁桜オリーヴ309/4/11 23:18
想撮空間「サクラ」 みんな生きている。[group]そらの とこ7*09/4/11 22:49
すっ、とあ。6*09/4/11 16:07
橋を渡る吉岡ペペロ309/4/11 11:21
さくらトンネル風音909/4/10 19:59
想い馳せるつゆ2*09/4/8 0:22
なんとなく夏嶋 真子18*09/4/7 9:41
お花見なんて大嫌い風音309/4/6 21:47

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