グレーのスーツが似合う彼女は普通のお嬢さんで
普通の家庭に育ち普通に教育を受けてきた
彼氏の部屋は引っ越しをしたばかりで
壁はまだ白いまま放置されて無口のままだ。
 まだ片づけてないけど、 ....
ひっそり
雨、
ふりしきる

自ら自らを殺した際に

果て無き力動の核、感じ

ひっそり
雨、
ふりしきる

うねる大海原に、
戦慄の太陽昇り

麻痺した記憶
引き裂き ....
凸凹配位座はいつでも漂っていて、なにかの
拍子に、繋ぎ合っている手のひらの合間にも
ある。ついさっきまで当たり前のことが、風
ひとつ吹いただけで何ひとつ理解できなかっ
たり、その道理に畏れたり ....
ある日アヒルの王子様がやってきて
結婚してやってもいいけどなどと言ってきた
でも待機児童問題が、と言うと
ガアガア鳴き始めたので
彼には彼の人生をお尻プリプリ歩んでもらう

瓶ビールに ....
太陽のペニス、
振り子運動し

東に揺れ
西風、 
沸き起こり
西に揺れ
東風、 
沸き起こり

光風と共に
死者達の降る

ヒビキ、

垂直に幾何学模様

降り来て ....
いつでも巨きな花を抱え
わたしはワタシという場に生きて、

いつでも巨きな花を抱え
あなたはアナタという場に生きて、

わたしとあなたは繋がって居る

いつでもいつでも、

巨きな ....
 田園のなかでブリッジミュートを鳴らしつづけていた男がうごきをとめ、
 河べに立ちながら永遠ともおもえる時のなかで鳥を眺めている
 かれが悲しみの澱みたいにおれには見える
 それはこの十年ものあ ....
季節は変わり
様変わりする雰囲気
散歩が楽しくなる

曼珠沙華が綺麗
色んな場所で目立っている

ただ秋の道が続く
突き進む勢いで
木々を綺麗に染めていく

肌寒い日々は増えるば ....
夜に
優しく撃たれて
ひとり、またひとり
人は
優しく死んでいく
夜に
まだちゃんと慣れてないから
きみは泣く
これからはじまる長い旅路の
最初に出会った
得体の知れないその不安は ....
「あなた ここに入れた梨 知らない?
ここに確かに今朝入れたんだけど?」

「知らないよ!」

「あんた 今日食べてない!」

「食べてないよ!」

「ほんと?
あたしここに確 ....
精神の国をぶんどった
瞳に映るのは町並み
一生で作り上げたはずの美しき景色
分け合うことができるだろうか
私の国と同じになってよ
あなたと歩きたい道
純白に覆われた道
時には草陰に花も咲 ....
空白

断絶

青空
エロ可愛いソルジャーたちが拉致目的で追いかけて来る。ついさっきは、あわやオバサン・ソルジャーに噛みつかれて死ぬところだった。ソルジャーたちの背後に見える太々しい顔があまりにも巨大なのでボクはそいつのこ .... 痙攣するプラグを立て、整列する、よろよろした、ねじ曲げて(とろけそうな)パンクチュアルな。心臓の垣根。超えて生きる努力の半分は、犠牲で、とても痛い痛い。

こすれたナイロン
ぜんそくのイソギンチ ....
何も、かもが、生きてる? 生きてる?、目撃してると泣きたくなって、仕方なく笑う私がいるだけ。言葉たちが並んでいく。言葉にならないことの総体として、世界は私の命で精一杯なのですよ。あなたはあなたの感情で .... 夜は何も
存在はしないのだが
景色としてある
夢を見ている
ベンチの上に腰を下ろして
僕は取り出したスマホを見ていた
光が 表現するものを影に
文字が 与える 情報を
暗がりで 今日も ....
 モリエールからドストエフスキーへ至る僕たちは人間が嫌いだった

鳶から揚げをもらってありがとう。宇宙から見上げれば重量の力を借りているだけそれだけだからこの不安は不安と入り混じれば風船は鳶を ....
目を閉じてる
からっぽなのは
腹だろうか、胸だろうか

水の音をたどった先のわさび田にうもれた
がらん

まぶたの裏で
突き上げられる胸か
まぶたの裏のもう一つの目が
みつめる
 ....
冷蔵庫が、さびしい。夜の代理をして、老いの歌を奏でている。かんのんびらきのドアーをひらけば、つめたい晩秋の風にサツマイモさえも干からびかけていて、もうとっくにその賞味期限は過ぎ去ってしまっている、おも ....  
 風の夜が来た

 しめ忘れたガラス戸から
 一枚の枯葉を伴って
 大胆に忍び込んで来た
 啜り泣きかけている女に
 熱く くちづけようと
 風の夜が来た

 思い切り 声をあ ....
浮かんでる ぽっかりと

うかんで居る

漆黒の闇にあらゆる狂騒後にして

半月 くすんだ黄に輝く半月抱え従え

闇夜に小舟のいきます 静かさの微笑み

こんなこともあってあんなこ ....
風 一吹き、

風景の

すきとほり

あける荒涼の光景の、

わたし何想うことなく只集中し

風一吹きの感触包まれて白手伸ばす、

 一ふき風のふとどよめく感情

その内 ....
○「SNS」
S すぐつながって便利な
N ネットだけど
S 正体はわからない

○「情報化社会の混迷」
「良い情報は
悪い情報によって
駆逐されていく」
ほんとうのことが
ますま ....
君は、暗くて寒い
宇宙の果ての黄色い床に
突っ伏しながらアルコールの
血を、流してる

揮発する花に火を灯して
頭の奥の笑みを喰い殺しつつ

君は、病院の検死結果へ
自分自身の解剖室 ....
……もういいよ、と誰かが言ってくれるまで、
僕は引き裂くように、ギターを弾くだろう。

練炭と七輪が既に捨てられていて、
僕はひどくうろたえてしまった。

610ハップとサンポールを買った ....
僕はここにいて、
ここにしかいない。

暗い部屋の中。
スピーカーから流れ出す、
ニック・ドレイクの歌の中。

僕はここにいて、
ここにしかいない。



街外れの港には、油 ....
叫び出したい言葉を飲み込んでいたら
耳が聞こえなくなりました。

夜になると、トイレの窓に
ヤモリが現れて
ひたすらに蛾を捕食しています。
吸盤のついた手足と、
くねくねと動くしっぽのヤ ....
善い詩と悪い詩
 

善い詩というのは
語彙が多いとか
汚い単語が無いとか
正しい文法とか
極論言えば
ごじ
だつじ
がないとかではなくて
現在詩的にはピッタリ
と時と場所にハ ....
充血した眼球は茶褐色の世界を眺めていた、時計は高速で逆回転を続けそのくせ何ひとつ巻き戻されてはいなかった、四肢の長過ぎるアビシニアンが毛玉対策を施した餌を欲しがってはガラスのように鳴き続けていた、 .... すって、はく
浅く、浅く、深く
浅く、
ふり向けば
いつか化石になる
踵へ
膝から、大腿骨、骨盤へ
はらへ
心臓から動脈へ
おおきくすって
ゆきわたるそのなかを
息が
駆け抜け ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
白い壁の女アラガイs6*23/9/22 23:12
夜想75〇イッヒ、ゼルプストひだかたけし4+*23/9/22 20:32
月の村 (散文詩 8)AB(なかほ...6*23/9/22 19:47
誰かふるる9*23/9/22 18:40
VISION 4ひだかたけし223/9/22 18:38
詩想17323/9/22 16:40
feelin' bad blues中田満帆423/9/22 13:11
秋の道夏川ゆう323/9/22 12:05
こんな夜は子守唄をそらの珊瑚16*23/9/22 11:09
ボケ夫婦の会話ホカチャン6*23/9/22 8:17
二人で黒髪10*23/9/22 8:06
令和5年9月22日(金)みじんこ123/9/22 7:36
平和絵巻atsuch...3*23/9/22 6:31
(abuse)由比良 倖223/9/22 6:12
非常ドアの日々123/9/22 6:09
友人と飲んだ帰り道で番田 023/9/22 1:03
戯作者からメッセージの付録アラガイs7*23/9/22 0:53
カジカガエルwc5*23/9/22 0:07
海のゼリー本田憲嵩1123/9/21 23:13
風の日の夜リリー4*23/9/21 19:36
きまじめな顔2ひだかたけし3*23/9/21 19:34
一ふき風の1023/9/21 16:45
独り言9.21ホカチャン4*23/9/21 7:12
テロメア由比良 倖3*23/9/21 6:28
季節の海(2)123/9/21 6:09
ひとりきりの王国3*23/9/21 5:57
トイレのヤモリ初代ドリンク...5*23/9/21 0:02
善い詩と悪い詩足立らどみ4*23/9/20 22:39
ブラッシュアップ症候群ホロウ・シカ...3*23/9/20 21:59
いきwc5*23/9/20 20:59

Home 戻る 最新へ 次へ
87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
0.13sec.