そこの普通人
きみが鬼をやりたまえ
「自称詩人が転んだ」
ズキューン!動いた自称詩人は
撃ち ....
ひとすじのつむじかぜが
ひとりの短距離走ランナーとなる
そのように秋が
いちまいの枯れ ....
別々の道を進んでひさしぶり花の匂いにふりかえりみる
宇宙を生んだのは何かだ
その何かを生んだのは
何なのか
行方不明の答
空は青すぎてとんぼ光る
永遠は
いつから永遠なのか
始まりも終りも無い
苦しみと喜びの
日回りの花
遠さの感覚は濃密な此処
遠い地平は波打つ黄金
日々刻々と甦らせて、
内深く込められた
....
みうしなう凋落された子 戻り鮭見ゆと
漲(みなぎ)り撓(しな)う 我ならなくに
遠き ....
「すみません。ちょっと、すみません。」
耳にした 男の声
近所の『なぎさ公園』
夜 ....
こえは たましい
漂っ ている
こえは
森の
....
○「おばあちゃん」
お盆に帰省した5歳の孫娘が僕の妹にいったそうな
「おばあちゃんはえらいね
....
(曙)
薄暗い部屋の中、光のはしごがすうっとか
けられ、それは、雨戸の隙間から漏れてい
....
目が覚める
生存しているのは誰か
私とは誰なのか
空気の中を漂って
街道に迷子して ....
絶望をカバンに詰めて
眠れない夜を過ごした
前の日も雨
天気は荒れ模様
回復見込みはしば ....
できたことができなくなるのは悲しい
できるはずだったことができないのは悔しい
老いとはできな ....
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