星が降る夜もある
傘をさして歩いたら
星の熱でビニールが解けた
海にポタポタ落ちるたび
じゅ ....
日差しの刃に斬られ
だらしなく溶けてゆくかき氷の
まだ冷たいスプーンをなめながら
またひとつ星 ....
熱風に吹かれ
太り始めた半月、
夜闇に浮かんでます
白く白く白銀 空
なんだろう?こ ....
左手に溶けたアイスクリーム
右目に遠ざかる稜線
風の音しかしない口笛
右足で蹴ったゴミ ....
その
無名の深み
見つめ聴き入る、
歴史的平面的に辿らず
個体的立体的に観入り
....
ホントに海なんだって
あるつってんだよね車座のばあちゃん連が
あの丘をこえたらザザザ
....
不動の時、
伸び広がる瞬間
掴み取り 委ね揺蕩い
濃密に青の空、
響き奏で
な ....
ゲームセンターの活気は
見ているだけがいい
かつてハイスコアを争った
夭折たちの親しみ ....
きつねうどんのお揚げさん
お布団にしたら
甘くてええ夢見れそう
熱すぎないように
ぼどよ ....
まるで息継ぎみたいなすきま、だね。隙間。わざとあ
けた空白に差し込まれてゆく紙きれを、わたしがひら ....
これも運命 天の自由
そうか
そうだ
あなたを思う時も
あなたを思わない時も
これ ....
僕も君も宝探しが好き
雑誌を見て探し回る
やっと見つかった
多少危険が伴う場所にあった
....
戦利品川柳書いてりゃわかるのに
抗いのはざまで産んだ無性物
神宿る虚無におわす君らにも
....
(人の電離が噂し苦し)
うんと昔ながら
不意に回想される人
生まれた額の単眼で明暗 ....
戦地より死者が多いのどこの国
魂戦やめてといって誰やまず
暑すぎる少女の声が今響く
....
15rows, 0.99sec.