其処程には
私の死体がいるはずだ
同時に生まれてる
其処程は
空より広く海より深い
死 ....
テレビのわたしが
わたしと主張する
なんだとお
見ているのもわたし
わたしだ
二人称三 ....
詩の文字と
なれよ
レモンよ
ほとばしれ
恋に焦がれた
あの夏が来る
どう見てもセブンだったコインランドリー
セリアになった文教堂
跡形もなく消えたケンタッキー
....
ひかり、在り
暗がりに射し込む
ひかり、在り
朝の静寂に包まれながら
僕は大きく息をする ....
馬鹿につける薬をください
それは優しさなのか
厳しさなのか
完治してしまう前に
....
切り傷はアンダーラインでしかない
無数の 傷を追うアンダーラインを皮膚に蓄積して 一つ ....
傘立て
なずな
格子戸
本物となにも変わりがなければ
にせものに対する嫌悪はどこから来るだろう
本当はにせものであること ....
二〇二〇年四月一日 「論理詩」
①は②である。
②は③である。
③は①ではない。
....
西の空が
赤銅色に燃え残り
薄暮が辺りを包む頃
俺は拳を握りしめ
一心不乱に進んでいく
胸 ....
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