黒い服を着て雪の上を歩く皆
葬列みたいと呟くきみ
白い息は生きてる証
サンタを待つトナカイ ....
妄想癖の神父は教会の入口のそばで、目を覚ましたままぼんやりと涎を垂らしている、教会前の広場にずら ....
昔から虚しかったし今もなお虚しいけれどいい音で鳴る
春の喜び、
夏へのあこがれ、
秋の憂愁、
冬のさびしさ
時は過ぎ去り
季節は巡る
人 ....
猫。いのちのぬすびと。天秤をゆらす。無邪
気な狩人。爪をひそめ。音をひそめ。夜走す
る獣。ちいさ ....
煙草の煙越しに古い写真を見る
空は宵闇を纏い人の声も消えて
瓦礫に埋もれ消えたはずの声が ....
横たえた体
ゆったりとした泳ぎ
見開いた眼
はちきれんばかりのお腹
無数の目
見知 ....
リュックが擦れて
足音に混ざり
君の気配だと分かる
会えて良かったと
思いながら
どこ ....
{引用=白心中}
唇の合掌
耳は氷柱みたいに澄んで
睫毛の雪がとけた
遭難と凍死を繰り返 ....
いにしえにしみついたぬくもりは、
邂逅のうちで最も深い思慕で満たす
セピア色の余韻。新月を零 ....
わたしの
いない
夏に
ひぐらしの
鳴く
{引用=※五行歌とは、「五行で書 ....
あら失恋?
貴女の泣き声 こころを凍らせ
異邦の人でも 抱きしめたくなる
....
たぶん知らなかったのですで謝る庶民と
知りすぎていたのですで謝る上層部が
いるのだろうと邪推する ....
今の想いは
どこ走っているのかな
飛び出すまでにはまだまだ時が必要かな
....
14rows, 1.01sec.