「少し、お時間をいただけませんか」
そう言って翁は腰を下ろしたまま、見上げている

なにもない ....

そこにあったことなどないことを忘れそうに満ちる野花


水底にねをはる陽の匂いをそこねるこ ....
今日もまた誰かが人を産み、そして迷路は狭く広くなるのだ




一億年後


人がいなくなって
空が青く澄んでいます
ロボットだけの地 ....
やわらかな求肥みたいなことばにくるんでみせたって
きみが最悪なことには変わりがないよ
僕のことを ....
音の滴、斑点となって飛び跳ね
郷愁、遠い深みから到来する

胸掴む憧れ、未知から溢れ出し
遡 ....
しんとしたしずけさにつつまれていた

ときにゆれうごく
おおきくささえをうしないくずれてしま ....
たゆみない息吹に、おそれの、手のひらを翳せば、ひくひくと、なみうつ水晶の静脈。つづいて、間もなく、青 ....
夕陽に照らされて打ったツイートだって、いつの日か思い出すんだ



完璧にはほんの少しだ ....
野のはな風に
ゆれている

空は空ではぎましょう

消しゴムみたいな風に
 ....
ヒキガエル

皮手袋



発光体
1
疑心暗鬼の檻の中に心を放り込みます
心がワンワン叫んでいるのを確認しましょう

2
後 ....
森の痛む肋膜は

記憶とともにアンモナイトだ

春をこじらせ

また

すみれ草を踏 ....
学校から盗んできた椅子は
そして 今も部屋にある
それを自転車にのせて走った日
何も考えていな ....
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2021年3月10日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
廂間の送り火あらい自由詩221-3-10 23:30
置き場のない置物末下りょう自由詩6*21-3-10 23:21
_いる短歌121-3-10 21:48
詩集1ナンモナイデ...自由詩3*21-3-10 20:52
人魚のリボン鳴神夭花自由詩121-3-10 19:58
螺旋ひだかたけし自由詩7*21-3-10 19:47
しん入間しゅか自由詩421-3-10 19:17
春のハレーション道草次郎自由詩5*21-3-10 14:52
点いた明かり水宮うみ短歌2*21-3-10 13:42
うらら道草次郎自由詩2*21-3-10 12:35
水辺ヨロシク自由詩221-3-10 8:02
お豆腐メンタルの作り方◇レキ自由詩1*21-3-10 3:53
地層と人道草次郎自由詩5*21-3-10 3:13
水路の横を番田 自由詩221-3-10 1:17
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