早朝駅に向かう下り坂で
後ろから女性の悲鳴が聞こえたので
振り返ると
小学生の男のガキが
老 ....
年末、年度末
区切りが近づくと、言葉が欲しくなる
あの人にいう言葉
少しでも火が点いたら発 ....
自称詩人に
特別な才能はないので
一般の人と視点や観点が違う訳ではありません
ただ、現実を直視 ....
幸せの仮面を冠り、
不幸せの外套を纏い、
極めて平凡に生きている。
みなそうやって生き ....
たおやかなみかん盆栽に雪降り積もる
わたしの心が、暴れて。
わたしの心が、走り出して。
すごい勢いで、走り出して、
わたしの体から ....
指を、
むすんで、
膝を、
ひらいて、
まだ足りないと、
いやいや ....
小人の爪を集めてる
他にすることなんてなかったから
机の上の濡れたハンマー
明日は誰を打つ ....
遥かな草原に立ち尽くす夏制服の、三限にて早退した僕の、幻影の。
四限のプールの、命の歓びの、それだ ....
私はある事件の参考人だった
様々な人がありとあらゆることを聞き
黄色い疑いの目で私を見るのだった ....
ホメロスでさえ
ホメロスでない者に倣ったろう
ホメロスでない者も
祈祷と計量と記録のなかからミ ....
深度0
△
砂糖の上にころがる、苺。
全人類を絶滅させた時、神が再来する
6 ....
〈一緒に手を繋いで/一緒にあるこう〉っていつもの過去(過子)への愛を語り出す饒舌な百均さんが先頭を切 ....
理由
家族らしい人がとりすがって
泣く理由を探している
ぼくに家族が居たかどうか
薄れ始 ....
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