私だって
血だらけの海を泳いだ事はない
血だらけのゲリラ豪雨に襲われた事もない

普通だから ....

苦しみの記憶のように手のひらは赤く血走っている、毛細血管のなかを歪みが駆け巡っている、おれは繭の ....
変わらず
愛娘と手を繋いで歩いた
川沿いの遊歩道はあり
(愛娘だけ不在となり)
果てなく伸び ....
歩道橋に置き忘れたコーヒー
読みかけの本にこぼしたまま

君が吹き出しに入れた言葉は
走りな ....
たしか去年の抗生物質
インフルの検査で陰性になって
もらった抗生物質
三回目の検査でようやく陽 ....
 *
昼の薄暗い店
キーケースからはみ出した
鍵がぼんやり光って見える
蝶がビロードの翅を立 ....

かなしみがわからない
あなたのかなしみがわからない
わたしにはどうしても
わかることができ ....
あなたの態度が割り切れない
あなたと組めば倍になる
あなたを足して完成し
あなたを引くと空にな ....
あなたは畳のような人生ね
土足には耐えられないけど
素足にはたまらない
冷んやりしているのに暖 ....
僕の経営するさみしがり屋は年中無休だよ。
店先にちょこんと座り、君が来るのを待ってるよ。
アインシュタインの
特殊相対性理論は

簡単な数学だけの
思考実験で生まれた

量子コン ....
切り分けた林檎が赤く錆びていく

季語は冬午前の雨にやぶれ傘

転んだよ雨の泥濘寒い空

 ....
小説のラストに書かれている
夢はまだ本当を知らないまま

ぶつかることや慰め合うこと
抱えた ....
私という人間が日夜老化の一途をたどっている
本体も部品も劣化している
すでに
見えてるところや ....

16歳 僕はバンドのギター
マニュアルを信じていた
メタルゾーンのゲインを下げて
ギターは ....


花はあめ、さめざめと底で
咲くからよるに鳴く
あわい、
輪郭をなめてとかす
ふぶいて ....
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2019年12月29日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
一番搾りの愛情がこたきひろし自由詩119-12-29 23:44
陽炎のような真実の重さをホロウ・シカ...自由詩3+*19-12-29 22:16
変わらずひだかたけし自由詩3+19-12-29 19:44
ミナト 螢自由詩1*19-12-29 18:37
抗生物質mmnkt自由詩0+19-12-29 18:00
201912第四週詩編ただのみきや自由詩1*19-12-29 16:42
ある日の食卓で(断章として)もっぷ自由詩119-12-29 16:06
四則演算イオン自由詩019-12-29 16:05
畳とカーペット自由詩019-12-29 16:04
さみしがり屋クーヘン自由詩12*19-12-29 13:20
思考実験が令和を切り開くst自由詩319-12-29 10:37
十二月に十七文字こたきひろし俳句5+19-12-29 9:45
ENDミナト 螢自由詩119-12-29 8:16
約束からは逃れられないからこたきひろし自由詩219-12-29 7:43
wishlist竜門勇気自由詩019-12-29 5:55
六花むぎのようこ自由詩219-12-29 1:41

加筆訂正:
今となっては氷河期説は主流ではないそうで…/Lucy[22:15]
最終連二行目「二度と」を削除しました。
今となっては氷河期説は主流ではないそうで…/Lucy[22:14]
最終行「果てない未来に向かって」を、削除しました
今となっては氷河期説は主流ではないそうで…/Lucy[22:13]
果てない未来に向かって]
201912第四週詩編/ただのみきや[21:09]
誤字脱字修正
16rows, 1.05sec.