口を開ける
口を開ける
ひとつの水滴
口を開ける
氷とキス
口を開ける
....
夜が好き、猫が月みて揺れている、星降る冬のブランコの上
唇に触れて知るのは火の熱さマクドナ ....
面倒くさい人間の比喩としては
最高級だと思う
人生どん詰まりの自称詩人
と同格だ
どちらも、 ....
熱視線が背中を貫く
ラムネの泡であるかのように
弾けて飛んだ笑顔の片隅
人知れずこびり付いた
....
その知らせは
あるいは見ず知らずの番号からの
不吉に鳴り止まぬ着信であり
割り込みの権利を ....
生温かい午後は
初夏の匂いを孕んで
油断させる
眠気を撒き散らし
{ルビ気力=エネルギー ....
しろく印した約束
違えないようにと
丁寧に付箋をはがす
いつかの夏のはじまり
まちあ ....
2000年活きた思想を知る者たちよ
星雲の目でこの惨状を見よ
わずか365日前に
....
あんたの口癖
どうせ敵わないなら
やらない。とか
どうせ叶わないから
成らない。 ....
うつらうつらする
この午後に
鳥は囀ずり
地は照り映え
私の憂鬱と倦怠は
一吹き風に溶けて ....
あわ粒に記号をふったり、
オルゴールのはじく金属の突起をおいかける
午後、まだ日のたかい ....
切り取られたくない心情が
白昼の雑踏にまぎれている
いつだって
誘惑は欲を引き連れてくるも ....
ホンコンで芳しい人油の沸騰
一握りの権力のために虚構が踏みにじられようとしている
約束は ....
雷が遠くで鳴っているという事実を
私の手元に彫り込む
なんて事のない世界を見つめている
....
アル中の父と同じに男をば見れば恋すらできもしまいに
人生を己がものだと思えたらこう酒なんて ....
若者に合わせたスイーツ店お洒落流行を意識した店の中
町内で過疎を抜け出す話し合いそう簡単に名案 ....
どんなに練習しても
練習の成果は得られなかった
鉄棒の逆上がり
何度も挑戦したけれど
出来な ....
で、あずかったトモダチのカレシのイヌがしっぽを揺らすたびに部屋の椅子が倒れて コップが割れて床が ....
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