奇跡をたたえるのだとしたら、ゴルフを考え、取り入れた人間にだ。
いったい誰が、取り残されたというの ....
カルキの匂い
アメーバみたいに増殖した
しろい壁
はくじつに月をさがしては
乱反射す ....
ずっと点いたままの灯りがひとつ
あふれる灯りのなかにあり
朝が来て夜が来て昼 ....
私は見知らぬ街へ行く
部屋に 一人でこもりきっていたのだ
意味はあるのだろう そこに しかし 部 ....
かなしい日だから儚くて描けない
さびしい日だからあなたは翼を広げて
飛び立ってしまってみつけられ ....
水の入ったコップ越しに見る文字はひっくり
返って見えるから、なんだか鏡を覗き込んで
いるみたいな ....
位置について。よーい…
…………………………
気分がいい、遊びに行こう、お腹は痛い
地方は ....
午前二時、吸い殻と三日月
どこか空虚な香水の残り香
膝を抱いて夢想する
深夜の雑居ビル
....
すべての
あどけないものよ
すべての
おとろえたものよ
すべての
あざやかなものよ
すべ ....
灼熱の太陽が
口を大きく広げて
地上のすべてを
吸いつくさんとしている
その下で
赤く焼け ....
部屋に時計が三つもある
どれも少しずつ時間が違って
本当の三時がいつなのかを
僕は知らない
....
真っ白なノートの世界に降り立って黒鉛の羽根をばら撒き進む
いつの日かあなたに褒めてもらうた ....
思い出はいらない
明日の内に埋める
希望だけあれば
十分
愛のようなもの
追いかけて
土 ....
引力
....
ペンギンの翼は鳥なのに
空を飛べない
だけど泳ぐことができる
ボクは誤解されやすく
世間をう ....
規則正しく朝を打つ雨のリズムが
美しい響きで私を安心の片隅に追いやる
私をしっちゃかめっちゃ ....
あなたが両手で抱えている苦しみは
陽炎の中で揺れている紫陽花なのでしょうか
それとも
遥か ....
笑いは薬である
病気になったら
病気話で盛り上がろう
ボケたらボケ話で盛り上がろう
失恋した ....
情報操作によって
誰かを破滅へ追い込む手法は
ユダヤ人殲滅のために
ヒトラー、ゲッペルスが使っ ....
朝のすみれいろ
みあげることを忘れた日には
たぶん神さまと会えない
それがなみだの理由
....
君に会えたら、どんな話をしよう
自然体で話せるような
つまらない笑い話がいいな
鞄光らせ本屋へ行こう
今日はどんな本に出会えるかな
世界中の本を読もう
今日はどんな言葉に ....
悲しくて 悲しくて
こころ しずむ朝
ひとみは弱り果て
太陽は光を失った
ただ詠う
....
初めて知った快感に
歪んだあなたを見た私
逃れられない関係は
汚れた心を増長させる
....
ライブ会場に
アンコールは湧き起こり
サプライズのゲストで、呼ばれ
舞台に上がった
利久さん ....
竹筒からひとすじの糸が――落ちる
石の器の{ルビ水面=みなも}に、円は広がり
しじまはあふれる
....
掌に乗せた
十円玉の寺院の中に、小さな僕がいる
小さな僕が、院内の
大きな阿弥陀如来像を、 ....
27rows, 1.06sec.